24のプレリュードより海(パルムグレン) [パルムグレン]
今年は、本当に、更新記事が少なくて、申し訳ないです。
なんと、26記事しか書いていないです。
でもね、音楽に興味がなくなった訳ではないのです。
今年は、マンドリンの演奏会の他にも、
いろいろと、音楽活動をしていて、
さらに、来年は、音楽にどっぷり浸かるのではないかと・・・
(あっ、一応、普通のサラリーマンです)
まあ、音楽が私のギフトではないかと、考え、
出来る限りやりたいと思います。
さて、今年最後の音楽日記は、
あまり知られていないピアノ曲
パルムグレン作曲の「海」です。
えっ、なんで、海かって?
最近、海を見ると、いいなあ、と思うようになったのですよ。
ずっーと、見ていても飽きません。
なんか、落ち着きます。
なんでだろうなあ・・・歳とったのかなあ(笑)
(ということで、海の曲です。海というと、
ドビュッシーの有名な管弦楽曲もあるのですが・・・)
さて、パルムグレンという作曲家、そんなに有名でないかもしれません。
フィンランドの作曲家で、「北欧のショパン」と言われていて、
ピアノ協奏曲は5曲書いています。
そして、作曲の中心は、ピアノの小品です。
この音楽日記でも、『粉雪』『五月の夜』『三つの夜想的情景』
のピアノ曲を書いています。
作曲の「海」ですが、
フィンランドでは、有名だそうです。
曲は、左手の16分音符が、波を表しているのでしょう。
右手で旋律が演奏されます。
3分弱の短い曲で、特に変化もないのですが、、
北欧の海のイメージで、とても冷たく、そして、暗い感じがします。
特に、最後の部分、旋律が低音で洗われる部分は、
フィンランドの海は、こんなだろうなあ、と勝手に想像してしまいます。
海は、いいなあ。
なんでだろうなあ・・・
さてさて、来年もよろしくお願いします。
3つの夜想的情景 作品72(パルムグレン) [パルムグレン]
この音楽日記では、涼しくなる音楽として
いままで、
水上の音楽(ヘンデル)
フルートとハープの為の協奏曲(モーツァルト)
エステ荘の噴水(リスト)
水の精(ラヴェル)
水の戯れ(ラヴェル)
等を紹介してきましたが、
今日の音楽日記は、ちょっとだけ涼しくなる音楽かもしれません。
きょうの音楽日記は、フィンランドの作曲家
パルムグレン作曲の[3つの夜想的情景 作品72]です。
パルムグレンは、「北欧のショパン」といわれていますが、
その作風は、ショパンよりもっともっと繊細です。
ちょっと印象派風でもあります。
まあ、フィンランドという国を想像するだけで、
涼しくなるのですが、
このピアノ曲[3つの夜想的情景 作品72]は、
聞くとわかるのですが、音の響きがどことなく、
ドイツやフランスやイタリアと違って、
北欧の自然のイメージを起こさせます。
でもグリーグのように素直ではありません
もっと、独特の響きです。
その響きが、涼しいのです
曲は、3つの曲からなります
第1曲 星はまたたく
・高音の音が星のまたたきをイメージして、
左手が静かに音を添える。
短い曲ですが、とても印象的です
第2曲 夜の歌
・冷え冷えした夜の雰囲気です
暗い感じの曲ですが、そんなに重たくなりません
途中の高音の下降音階から、盛り上がってきますが、
その盛り上がり方もどことなく、冷え冷えしています
第3曲 曙
・とても印象的な始まり方をします。
一歩間違えれば、夜景の見えるパーのピアノ音楽ですが、
いやいや、この和声進行は、ぐっとくるものがあります。
はっきりした旋律はないのですが、イメージはすごくふくらみます
3曲で8分程度なので、ちょっと聞いてみるにはいいかもしれません。
私、北欧には行ったことがありません。
うーん、行ってみたいなあ。
五月の夜(パルムグレン) [パルムグレン]
さて、今日の音楽日記は、
「北欧のショパン」と呼ばれている、フィンランドの作曲家、
パルムグレンが作曲したピアノの小品、【五月の夜】である。
この作曲家の中では、有名な曲だか、皆さんは、知っているだろうか?
この美しい小品は、ショパンの様な明瞭な旋律はない。
しかし、独特の和声により、
北欧の白夜をイメージするとても幻想的な曲である。
タッチは、やさしいタッチがあっている。
そして、どこか、ちょっと冷たい雰囲気もする曲である。
しかし、なんといっても、私にありがたいのは、
そんなに、難しく無いピアノ曲で、時間も数分の曲である。
自分のピアノレパートリー?に入れるには、うってつけの曲である。
さて、この曲には、思い出がある。
私の趣味であるピアノは、完全に独学だ。習ったこともない。
(決して、いばれることではないですね(笑)。いつか教室に通おうとも思っているのだが・・・)
そのおかげで、まともに弾ける曲も少ないのだが、
もともと、何十年も前に、家にアップライトピアノがあり、
ピアノを弾いてみたい、と思った時、
一冊の本を買ってきたのですよ。
それは、【楽しみつつマスターできる、ピアノの技法】という本で、
アマチュアが独学で、どんな練習をするかを書いてあった。
今でこそ、同じような本は、数多くでているが、
当時は、この本しかなかった気がする。
この本は、今、読んでも、アマチュアピアニストに希望と楽しみをあたえる本だと思う。
(なかなか、いいことが書いてあるのですよ・・・)
(今でも売っているのかなあ・・・)
その本の中では、結構、技巧的に簡単な曲が紹介されているが、
その中にこのパレムグレン作曲の【五月の夜】の説明が、
譜面と共に、かなり書いてあった。
それで、とても興味をもった曲なのである。
その後、譜面を入手して、ちょっと弾いていたが、
最初のころは、この和声に違和感があったのを覚えている。
しかし、慣れてくると、幻想的に響きのとりこになる。
(と言うより、自己陶酔の世界にはいるのかもしれない(笑))
とはいうものの、
技巧的に易しく、時間が短く、独特な雰囲気を持っている曲は、
私にとって、とてもとても貴重な曲なのです。
追記
上記の本に、まず必要なことが10個書いてある。
ピアノや、楽譜が必要 といったことは、当然として、
「ピアノの鍵盤は清潔にきれいにすることが必要」
と書いてある。
あっ、明日、鍵盤をちょっと拭こう・・・・・
粉雪(パルムグレン) [パルムグレン]
さて、先日、BSを見ていたら、スーパーピアノレッスン再放送で、
ドビュッシーの「雪が踊っている」をやっていた。
この曲は、すでに過去にこの音楽日記でも取り上げたのだが、
このドビュッシーの曲を聴いていて、ふと、ある曲を思い出した。
それが、今日の音楽日記の曲
フィンランドの作曲家パルムグレン作曲の【粉雪】である。
(お解りの様にレミオロメンの粉雪(名曲ですね)ではありません。
でもクラッシックのピアノ小品であるこの粉雪も、別の意味で名曲ですよ。是非体験を)
そう、この曲は、ちょっと有名でないので説明してみよう。
・パルムグレンは、フィンランドの作曲家で、「北欧のショパン」と言われている。
・ピアノ協奏曲は5曲あるが、その作曲の中心は、ピアノの小品である。
・この【粉雪】というピアノ曲は、右手が高音の八分音符をスッタカートで弾き、
左手がやさしく、どこかしら懐かしい旋律を弾く。
・難しい所は無く、技巧的には、やさしい曲である。
リストの超絶技巧練習曲【雪かき】は、吹雪をイメージする
ドビュッシーの【雪が踊っている】は、ダイヤモンドダストをイメージする
私は、この曲は、粉雪というより、厳しい冬の中で、生きる北欧の世界を感じる。
(もちろん北欧に行ったこともないが・・・)
その厳しい寒さの中で、雪がしずかにしずかに降ってくるイメージが広がる。
それはなぜだろう。
ちょっと哀愁のある和声進行からだろうか
いや、やはり、パルムグレンは本当にフィンランドの自然を感じ取っていたのだろう。
この曲だけでなく、この作曲家の他のピアノ作品にもそれを感じる。
(有名な【5月の夜】は、すばらしいピアノ小品です。)
そう、どの曲も、すばらしいフィンランドの自然を感じさせる作曲家だと思う。
曲は、4分弱だが、この曲を聴いただけで、
フィンランド旅行が疑似体験出来るのは、お得だろう。
(うーん、そこではないかもしれないな)
しかし、どうせなら、冬の雪がしとしと降る夜に、聴きたい曲だ。
12月まで、この曲を忘れずに、大切にとっておこう。
そういえば、最近、自分が弾けるピアノ曲のレパートリーが増えていない。
ちょっと、パルムグレンの曲でも真面目に練習してみようかと、思う今日このごろ・・・
(半年も練習すれば弾けるようになるかなあ・・・)