粉雪(パルムグレン) [パルムグレン]
さて、先日、BSを見ていたら、スーパーピアノレッスン再放送で、
ドビュッシーの「雪が踊っている」をやっていた。
この曲は、すでに過去にこの音楽日記でも取り上げたのだが、
このドビュッシーの曲を聴いていて、ふと、ある曲を思い出した。
それが、今日の音楽日記の曲
フィンランドの作曲家パルムグレン作曲の【粉雪】である。
(お解りの様にレミオロメンの粉雪(名曲ですね)ではありません。
でもクラッシックのピアノ小品であるこの粉雪も、別の意味で名曲ですよ。是非体験を)
そう、この曲は、ちょっと有名でないので説明してみよう。
・パルムグレンは、フィンランドの作曲家で、「北欧のショパン」と言われている。
・ピアノ協奏曲は5曲あるが、その作曲の中心は、ピアノの小品である。
・この【粉雪】というピアノ曲は、右手が高音の八分音符をスッタカートで弾き、
左手がやさしく、どこかしら懐かしい旋律を弾く。
・難しい所は無く、技巧的には、やさしい曲である。
リストの超絶技巧練習曲【雪かき】は、吹雪をイメージする
ドビュッシーの【雪が踊っている】は、ダイヤモンドダストをイメージする
私は、この曲は、粉雪というより、厳しい冬の中で、生きる北欧の世界を感じる。
(もちろん北欧に行ったこともないが・・・)
その厳しい寒さの中で、雪がしずかにしずかに降ってくるイメージが広がる。
それはなぜだろう。
ちょっと哀愁のある和声進行からだろうか
いや、やはり、パルムグレンは本当にフィンランドの自然を感じ取っていたのだろう。
この曲だけでなく、この作曲家の他のピアノ作品にもそれを感じる。
(有名な【5月の夜】は、すばらしいピアノ小品です。)
そう、どの曲も、すばらしいフィンランドの自然を感じさせる作曲家だと思う。
曲は、4分弱だが、この曲を聴いただけで、
フィンランド旅行が疑似体験出来るのは、お得だろう。
(うーん、そこではないかもしれないな)
しかし、どうせなら、冬の雪がしとしと降る夜に、聴きたい曲だ。
12月まで、この曲を忘れずに、大切にとっておこう。
そういえば、最近、自分が弾けるピアノ曲のレパートリーが増えていない。
ちょっと、パルムグレンの曲でも真面目に練習してみようかと、思う今日このごろ・・・
(半年も練習すれば弾けるようになるかなあ・・・)
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