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山形民謡によるバラード《ファンタジーとフーガ》(高田三郎) [高田三郎]

さて、ネットの時代になって、動画サイトなどで、
本当にいろいろな曲が実際の音で聴けるというのは、
すごいと思う(幸せなことかどうかは、わからないけど・・・)

何十年も前に、神田の古本屋で、
日本人の管弦楽曲のスコアが売っていた。
昭和40年に出版され、定価は600円
確か、それが数百円で売られていたような気がする。
で、どんな曲かもわからないままに、スコアを買ったのですね。
(私、****とフーガ という曲名好きなのです)
で、譜面を見ながら、多分 こんな曲なんだろうなあ。
と想像するのがすごく楽しかった。
ただ、日本の管弦楽曲は、昔は、めったなことでは、
音源は手にはいらなかったし、そのままこのスコアは眠っていました。

最近、動画サイトで、たまたま、この曲を見つけて、
スコアをひっぱりだして聴いてみました。
(アップされていたのは、弦楽編曲版でしたが・・・)
いやいや、ネットの時代に感謝です。

今日の音楽日記は、
高田三郎作曲の 
山形民謡によるバラード《ファンタジーとフーガ》
です。

高田三郎は、1913年生まれの日本の作曲家。
合唱曲などが有名で、
指揮者としても活躍したそうです。

山形民謡によるバラード《ファンタジーとフーガ》は、
1940~1941年の作曲です。

スコアによると、
曲は、山形県近江新田地域の子守唄の主題を基にしているとのこと。
演奏時間約11分
ファンタジーとフーガの2つの部分からなっています。

で、実際に聴いた感想は、
とっても聴きやすく、日本的な美しい作品です。

ファンタジーの部分
この前半部は、子守唄の旋律が、いろいろ そのままの形で歌われます。
この旋律が独特で、
最後の方で、盛り上がる部分の低音と旋律の重なる部分は、
とっても聴きごたえあります。
でも、とっても透明感あふれています。

フーガの部分
リズム感もあり、ちょっとくねくねした感じですが、
このフーガ好きです。いいです。
子守唄の主題も見え隠れして、
最後は、堂々と終わります。

この曲、どの程度、知っている人がいるのだろう?
日本音楽界における すごく重要な曲ではないかもしれないけど、
こういう曲は、埋もれていかないようにしたいなあ。

さて、
ファンタジーの部分の子守唄の旋律なんだけど、
何回も前打音が出てくる。
これは、裏ではなく、表の拍で入るようにスコアに指示があるのだけど、
聴いた音源は、裏で入っている。
さてさて、どっちが正しいのかなあ。
これ、結構、旋律の雰囲気が変わります。
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