25の練習曲より「貴婦人の乗馬」(ブルグミュラー) [ブルグミュラー]
また、小品を・・・なんて言わないでね
この音楽日記、一応ルール?があって、
過去に日記に書いた曲は、書かないというルールなんだけど、
ピアノ曲集などの場合、その中から一曲取り出して書く場合と、
曲集として書く場合があります。
(って、そんなこと、気にしている人いないですよね(笑))
ということで、今日は、過去
ブルグミュラー作曲の25の練習曲の曲集としては、
この日記で書いたのですが、(⇒過去記事はこちら)
今日は、その中の一曲として、最後の「貴婦人の乗馬」を書きます。
さて、このブルグミューラー作曲の25の練習曲は、
過去記事でも書いたのだけど、
この曲集、私の世代だと、ピアノを習う子供は、
ほぼ100%習ったことのある曲集でしょう。
(残念ながら、私はピアノを正式に習ったこと
ないのですが、姉は弾いていましたね)
そう、結構小さい手で弾けるし、
イメージもしやすく、とっつきやすい。
現代だと、ギロックやカバレフスキーの曲集とかもあるけど、
昔はなかったもんなあ・・・
で、その曲集の最後を飾るのが【貴婦人の乗馬】という曲です。
最初の主題は、馬に優雅に乗っているイメージだし、
途中は、ちょっと速足になつたりして、
最後は、スケールで、この曲集の中では、かっこよく終わる
それに練習曲の最後の曲だけあって、
和音、スケール、スラー、スッタカートなど基本的な練習要素は
すべて詰まっているのもなかなかいいです。
この曲を聴くと、昔、姉がピアノを前に練習していた
小さい時のことを一瞬思い出す。
私にとっては、そんな曲でもあるのです。
さて、この曲を今日書いたのは、
実は、私、先日、この曲をオカリナ四重奏の為に編曲しました。
かみさんが所属している団体で、演奏してもらったのですが、
ははは、ピアノとまったく違うイメージで
なかなかおもしろかったです。
ということで、音源もアップしましょう。
興味ある方はどうぞ、聞いてくださいな。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
バレエ音楽【ラ・ペリ】(ブルグミュラー) [ブルグミュラー]
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その男は、本屋に入って行った。
「目的の本がある場所は、わかっている。落ち着くんだ」
男は、思った。
会社帰りなので、スーツを着ている。
その男は、目的のコーナーに行き、目的の本を探し始めた。
そう、「のだめ」は、比較的わかりやすい所に置いてあるのに、
男の探すものは、なかなかなかった。
「うーん、店員に聞くわけにもいかない、どうしようか」
男は、汗をかいていた。
おっと、店員がこちらを見ている、男は、目をそらした。
違う本屋には、第2巻からしか、置いていなかったので、
ちょっと大きい本屋に今日は、来ている。
しかたない帰るか・・・
と思った時、男の目に目的のものが飛び込んできた。
すばやく、第1巻と第2巻を手に取り、レジに持っていった。
そして、男は、お金を払い、本屋の外にでた。
男は、思った。
「いやいや、少女マンガのコーナーで本を買うのは、この歳では、恥ずかしいものだ。
しかし、全10巻のこのマンガ、2冊づつ買うにしても、あと、5回も来るのか・・・」
男は、深いため息をついた。
手には、山岸凉子の舞姫【テレプシコーラ】があった。
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もちろん、上記は、実話である(笑)
私には、小学生の娘がいるが、
まあ、よくあるように、クラッシックバレエをちょこっと習っている。
そのおかげで、バレエの曲も、ちょくちょく聞くようになった。
キューピット、青い鳥、キトリ、エスメラルダ、スワニルダ、等々
この言葉をきくだけで、
バレエをやっている人は、すぐに曲がわかると思う。
しかし、普通に管弦楽やピアノ曲等を聞いているだけでは、出会えなかった曲達だ。
どれもこれも、短いが、魅力があふれている。
ということで、今日の音楽日記は、バレエ音楽の中でも
ちょっとめずらしい曲を紹介しよう。
「25の練習曲」で名高い、ドイツの作曲家 ブルグミュラーが作曲した
バレエ音楽【ラ・ペリ】である。
ブルグミュラーは、ピアニストでもあったので、
もちろん作曲の中心は、ピアノ曲になるわけだが、
オペラやバレエ曲も作曲している。
このバレエ音楽【ラ・ペリ】は、その中でも成功した作品らしく、
1843年の初演以来、かなり上演されたらしいが、今では、まったく忘れられている。
知らない人が多いと思うので、曲をちょっと紹介してみよう。
全2幕からなるバレエである。
序曲は、3分少々の曲だが、知らない人が聞いて、
作曲者がブルグミュラー作曲と分かるのは、難しいだろう。
ティンパニーのトレモロから始まるドラマティックな音楽は、
あの「25の練習曲」からは、とても想像できない。
そして、序曲が終わると、とても、ロマンティックな曲想になり、
バレエ音楽にふさわしく、いろいろな聞きやすい音楽が次々と流れ
ギャロップからフィナーレへと続く。
第2幕は、これまた、チャイコフスキーを思わせるロマンティックな響きで始まる。
この幕の前半は、全体的に静かで、やさしい音楽が流れる。
そして、後半は、堂々とした音楽になり、
途中、フルートとハープの美しい音楽もはさみ、
最後はドラマティックに終わる。
そう、しかし、良い曲だと思うのだが、
これといった特徴がないのが欠点と言えば欠点かもしれない。
しかし、この曲を聞きながら、バリオペラ座で踊られるバレエを想像すると、
私は、いままで、想像していたブルグミュラーさんの顔が
まったく違って見えるのですよ。(笑)
もし、機会があれば、全幕、舞台で実際に見てみたい気がするが、
なかなか、実演の機会は、なさそうだ。
ところで、このブログの最初に書いた、
舞姫【テレプシコーラ】と言うマンガだが、
バレエマンガである。これがまた、なかなかおもしろい。
バレエを習っている人には、さらにおもしろいのかなあ(いろいろ専門用語もでてくるし)
そして、なかなか、バレエの勉強にもなる(笑)
さてさて、あと8巻、買って読んでみるか・・・
25の練習曲(ブルグミュラー) [ブルグミュラー]
さて、この音楽日記の記事もジャスト100となった。
まあ、我ながら、よく続いていると感心している。
(まあ、好きな音楽のことを、適当に好きなように書いているだけだからね。
そりゃ続くよね。これが商売だったら、絶対に続かないな。(笑))
まあ、こんな区切りのいい時には、なにか大曲をと考えてもみたが、
どうも、大曲に頭が向いてない。
ということで、考えた末に選んだのが、
今年が生誕200年の作曲家。!!!
作品番号がちょうど100番の曲。!!!
ピアノ学習者?なら誰でも知っている
ブルグミュラー作曲の「25の練習曲」である。
楽器屋等で、子供がよく弾く曲は、猫踏んじゃった や エリーゼの為に 等あるが、
現在でも、ブルグミュラーの曲を弾いている子供をよく見かける。
(昔のピアノ教室は、よく、ブルグミュラーを弾かせたようですね。今はどうなんだろう?)
しかし、この「25の練習曲」は、ピアノを弾く人以外は、ひょっとしたら
無名かもしれない。
(でも、この曲集の アラベスク 等は、聴けば、ああ、あの曲ってわかると思う。)
まあ、確かに、ピアノの学習用の曲であり
手の広がりもオクターブ(8度)広がる所は、皆無で、
コード進行も単純で、右手と左手の役割分担もはっきりしている。
ピアノの初心者に、曲の表情を練習させるのにうってつけだと思う。
ピアノ教室で自分が練習しているという以外で、
わざわざ、この曲を聴くためだけに、CDを買う人はいないと思うし、
現実、プロのピアニストがリサイタルで弾く曲集ではない。
そんな曲集である。
しかし、ちょっと待ってほしい。
ピアノ教室も行ったことがなく、適当にピアノを独学で楽しんでいる私にとっては、
このブルグミュラー「25の練習曲」の楽譜は、興味本位で買ったのですね。
子供達があんなに弾いている譜面は、どんなんだろうかって興味があったのですよ
で、発表会とか、練習とかとは、無縁の世界で、
この曲集を自分で、ピアノで弾いて楽しんでいたのです。
確かに、大人の音楽ではないかもしれない
和音も構成も単純だ。
しかし、第一曲の題名にもあるように、素直な心 で弾くと、
技術的に簡単なため、他のことを気にせずに、
ピアノを弾く楽しさという面は、確かにある。
子供だけにこの楽しみをとられるわけにはいかない。
子供のための練習曲という偏見をすてて、
今後も自分なりにこの曲集を楽しみたいと思っているのである。
追記
しかし、作曲家ブルグミュラーについて下記のように書かれているのを時々目にする。
「・・・作曲家ブルグミュラー(1806~1874)は、・・・若くして26歳で没・・・」
おいおい、年と歳があわないぞ。
ちょっと調べると、ブルグミュラーさんは、兄弟が作曲家で、
兄・・・ヨハン・ブルグミュラー(1806~1874)・・・25の練習曲を書いた人
弟・・・ノベルト・ブルグミュラー(1810~1836)・・兄より才能があった人
らしいです。そして、
弟が26歳で若くして亡くなったのですね。
兄弟で、作曲家の才能があると、ごちゃごちゃになるのかなあ(笑)