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運命の力 序曲(ヴェルディ) [ヴェルディ]

さて、今日の音楽日記は、ヴェルディの 運命の力序曲です。

この曲、オペラの序曲の中では、有名ですよね。

ヴェルディは2年以上、作曲から遠ざかっていたそうですが、
自身が情熱をこめて運営する農園に近代設備を導入する資金不足ため、
再び作曲の道に入り、1862年、この歌劇【運命の力】を作曲したそうです。
でも、ストーリーは、主要な登場人物が全員死ぬという衝撃的な結末のオペラです。
(普通、資金不足を補うためなら、もっと大衆受けする作品作るとおもうけど・・・
 そこが、芸術家なのでしょうね)
(あっ、後の改訂版では、一人生き残ります)

さて、この序曲は、主人公の運命を表す特徴的な3つの音で始まり、
すぐにこの曲の中心モチーフである運命の力の主題で始まります。
山の中の修道院の静かな音楽、神をたたえる音楽など、
いろいろな動機が出てきますが、どれも運命の力のモチーフには逆らえません。
そして、曲は圧倒的な力をもって終わります。

よくできた序曲です。短いのに、歌もドラマも、ぎっしりつまっています。
やはり、こういう序曲はいいです。

さて、冒頭の3つの音ですが、運命のモチーフを表すということで、
昔は、鋭く、大きく、短めに演奏する指揮者もいましたが、
ヴェルディ自身が、これは敬虔な祈りのモチーフとして、
やわらかく演奏されるべきと言った?そうで、
ちよっと遅めのやわらかいフォルテで演奏する指揮者もいます。
私は、昔の指揮者の演奏が好きだなあ。

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オペラ『ナブッコ』より『行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って』(ヴェルディ) [ヴェルディ]

さて、今年もあと少しです。
今年最後の音楽日記は、いつものように、
今年のこの音楽日記を振りかえってみよう。

今年最初の音楽日記は、
今年、生誕200年の作曲家
ワーグナーとヴェルディの音楽日記ではじまりました。

で、今年は、いままで全部で37曲の紹介でした。紹介した曲は、

歌劇タンホイザーより行進曲『歌の殿堂をたたえよう』(ワーグナー)
歌劇『アイーダ』より凱旋行進曲(ヴェルディ)
パガニーニの主題による変奏曲(ルトスワフスキ)
パガニーニの主題によるオーケストラ変奏曲 作品26(ブラッハー)
ベルガマスク組曲(ドビュッシー) 
ピアノソナタ第24番『テレーゼ』(ベートーベン)
メフィストワルツ第3番(リスト)
メフィストワルツ第2番(リスト)
3つのオレンジへの恋から行進曲(プロコフィエフ)
ピアノソナタ 作品26(バーバー)
ブラジル風バッハ 第2番(ヴィラ=ロボス)
ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調 作品1-1(フランク)
チャルダッシュ(モンティ)
巡礼の年 第1年スイスより第8曲(リスト)
メロディ(グルック)
ピアノ協奏曲 第2番(サンサーンス)
牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー)
ピアノ協奏曲 第17番 ト長調(モーツァルト)
ピアノ協奏曲 変イ長調 作品2(ドブジンスキ)
戴冠行進曲【王冠】(ウォルトン)
カマリンスカヤ(グリンカ)
交響曲 ト調(小倉朗)
エチュード作品25-2(ショパン)
ピアノソナタ第26番[告別] (ベートーベン)
前奏曲集より【花火】(ドビュッシー)
アルビノーニのアダージョ(アルビノーニ)
幻想舞曲集作品22より 酒宴(トゥリーナ)
バレエ音楽《赤いけしの花》より ロシア水兵の踊り(グリエール)
ピアノソナタ第12番 作品26《葬送》(ベートーベン)
ピアノ協奏曲 作品45(H.H.A.ビーチ)
交響曲【ゲーリック】(H.H.A.ビーチ)
ピアノ協奏曲 第1番(メンデルスゾーン)
水玉コレクション No.6(山根 明季子)
ある風景のなかで(ジョン・ケージ)
組曲『金鶏』(リムスキー・コルサコフ)
左手の為の6つの練習曲(サンサーンス)
ピアノソナタ第1番 ヘ短調 (ベートーベン)

いやいや、統一感がまったくない選曲ですね。
やっぱり、ピアノ曲が多い。
こうやって見ると、本当に、いろいろなジャンルを聴いているなあ
と自分でも思う。
まあ、以前に比べると、書く間隔が空いているのですが、
これからも好きな音楽を書いていければ、幸せです。

さて、2013年最後の音楽日記は、
なににしようかな、と思っていたのですが、

今年(2013年)に生誕200周年を迎えた
ヴェルディの曲を紹介しよう。
オペラ『ナブッコ』より合唱曲
『行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って』です。

有名な曲だけに、解説は不要ですね
(詳しく知りたい方は、ネットで調べてね)

曲は、いろいろなイメージのつまった前奏に続いて、
ゆっくりと、合唱が入ってくる。
なんとも言えないイメージで、
すごく堂々でもなければ、すごく壮大でもないのだけど、
なんとなく、胸を打つ音楽だ。

もちろん、この曲の背景や、イタリア語がわかれば、
違う思いもあるかもしれないけど、いい曲です。

この曲、アイーダ行進曲のような豪快さや、派手さは、ないけど、
ヴェルディの名曲であることに異存はありません。
(まあ、題名がいいとか、イタリアでは第2の国家程度に有名だとかの
 背景はあるかもしれませんが)

『行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って』
さて、皆様の想いは、なんですか?

さて、皆さま、今年1年、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
いつまでも、音楽三昧の人生を送りたいと思っています。

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歌劇『アイーダ』より凱旋行進曲(ヴェルディ) [ヴェルディ]

さて、お正月は、家族旅行をして、のんびりしました。
その話は、またの機会として、
今日は、前回に引き続き、今年記念の作曲家の2人目
イタリアの大作曲家ヴェルディです。

ヴェルディは、今年、生誕200年。
前回の音楽日記で書いた、ワーグナーと同じ年の生まれです。

作曲家ヴェルディの音楽というと、
皆さんは、なにを思い浮かべますか?

・オペラ『椿姫』の中の数々の名旋律。
・管弦楽としての、いろいろな序曲。
・サッカーの応援歌
などなど

私はですね、
・TVでよく使用されるレクイエムの「怒りの日」の音楽
⇒この劇的な音楽、あまりにここだけ使われるので、
 時々、なんだかなあ、と思う時が正直あります。
 レクイエムの他の部分も結構いいです。

・TVドラマのBGMで使用される『運命の力』の序曲の音楽
⇒これ、結構、効果的に使用すると雰囲気あります

・リストの数々のヴェルディオペラのピアノ編曲
⇒オペラの内容や原曲を知らないのに、昔からよく聞いていました。
 
さて、今日の音楽日記は、ヴェルディのオペラ『アイーダ』より
最も有名な凱旋行進曲です。

このオペラ、野外で演奏されたり、この凱旋行進曲が派手なのですが、
内容は、悲恋物です。
まあ、内容に関しては、詳しくは、ネットで調べてくださいね

『凱旋行進曲』は、第2幕で演奏される曲です。
この曲は、威風堂々と、豪快に演奏してほしいですね。
派手なほど、オペラの最後の悲恋は、引き立ちます。
そして、管弦楽の他に、混声合唱の響きがとても気持ちよく壮大な気分にさせてくれる。
もちろん、有名なアイーダトランペットは、実演では、
結構、見栄えはいいです。

あまり、オペラを全曲実演では聞かないのですが、
この「アイーダ」は、2回ほど、実演で全幕観ました。
そのうち、かなり前なのですが、
代々木体育館で、本物の象も出演したものを観た記憶があります。
音響は全然よくなかったけど、
みせることに関しては、すごかったですね。
でも、やっぱり、ホールでのオペラの方がよかったなあ。

アイーダの中の曲では、
なぜか、飛び跳ねるようなリズムの「奴隷の踊り」の音楽が好きです

さて、今年の作曲家として、生誕200年のワーグナーとヴェルディ
共に、有名な行進曲を紹介しました。
さてさて、今年は、どちらの作曲家のイベントが多いのかなあ?

追記
この曲も、私の編曲のマンドリンオーケストラの音源を
アップします(一部カットしてあります)。
もちろん、トランペットも混声合唱も入っていません。
なので響きは、原曲とは別物ですが、それはそれで面白いかもです
壮大な気分は、伝わるかなあ・・・・


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