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ピアノ協奏曲 変ホ長調(プフィッツナー) [プフィッツナー]

ちょっと前だけど、夜、車を運転していて、
なにげにfmラジオをつけたら、
クラシック音楽、それもピアノ協奏曲が流れてきた。

おっと、この曲、知らないぞ
いったい誰の作品だろう?

そう、そうなると、私、管弦楽の使い方やピアノ書法から、
どの国のどの年代の作曲家の作品か、考えるのです。
これって、なかなか楽しいですよ(ははは、あんまりそんな人いないか)

バロック期や現代曲は、あたらないけど、、
ロマン派は、結構、特徴があって、
考えるのが楽しいし、たまに、知らない曲で、作曲者まで
あたると、その日一日が楽しくなる(大げさかな・・・)

で、実は、車から流れてきた曲を聞いて、
いろいろ考えていたのだけと、
(えっとですね、車の中で、聴いたのは、第2楽章の途中から第3楽章の途中まで)

結論は、1900年ごろのイタリアの作曲家の作品だあ。

という勝手な考えだったのですが、
まったく、はずれました(笑)

実は、ドイツの作曲家プフィッツナーが
1922年に作曲したピアノ協奏曲でした。
まあ、あたりまえだけど、
知らない曲を聞いて、当てるのはなかなか難しい。
(多分、この曲初めて聴きました)

この曲全4楽章 約40分の大曲です。
(あらためて、全曲は聴きました)

始まりは、とってもかっこいい
分厚い管弦楽の音にピアノの和音、華麗な音・・・
ロマン派の忘れられた傑作か?

第1楽章は、結構聴きごたえがあります。
第2楽章は、楽しいスケルツォだけど、ちょっとだけ同じ展開かな
第3楽章は、部分部分の歌は、美しい所もあるのだけど、ちょっと長いかな
でも、最後の金管のコラールなんか、いい味だしています。
第4楽章は、楽しいフィナーレ。途中のピアノソロは、結構聴きどころかな。
コーダなんか、とっても、楽しいです。
でも、もうちょっと、飛び跳ねようよ と思っているとこで終わりです・・・

この曲、プフィッツナーにしては、地味ではなく、
展開もあるし、ちょっとだけど華やかさもある。
だけど、なにか一つ足りないかもです。
なんだろうなあ。
いまひとつ、つきでるところがないのが、いい所でもあり、短所でもあるかなあ。

まあ、プフィッツナー自体、そんなに有名な作曲家でもないし、
私も、他の作品をよく聞いている訳でもない。
前にも書いたけど、でも、この作曲家、当時は大変な人気があったそうだ。
なので、なにかあるのかも知れません。
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交響曲 ハ長調 (プフィッツナー) [プフィッツナー]

最近、本当にいろいろな曲を聴いたのだけど、
この音楽日記に書いていない。
その中でも、なぜか、いろいろな交響曲を聴いたのです。

テレビでは、エルガーの第3番なんかもやっていたし、
グラズノフやカバレフスキーやミャスコフスキーなどの
ロシア物の交響曲も聴いたし、
諸井三郎の交響曲も聴いたし・・・
なぜか、ベルリオーズの幻想も聴いたし・・・

で、そんな中、久々にプフィッツナーの交響曲を聴いたのです。
と言っても、実家に帰った時に、フルトヴェングラーの古い録音で聞いて、
あまりに音が悪くて、あれっ、これどんな曲だったかなあ・・・
と思っていたのですが、
ナクソス・ライブラリーの中に、ちゃんとした音質?の音源があったので、
ゆっくり聞いてみました。

今日の音楽日記は、ドイツの作曲家プフィッツナーの交響曲 ハ長調です。
(なんか、昔は、第2番 と言っていたみたいだけど、最近は、番号付で呼ばないみたいです。)

で、プフィッツナーって誰と言う人の為にちょっとだけ解説を・・・

プフィッツナーは、1869年生まれ
ドイツ音楽の伝統を守った作品を書いて、
ブゾーニの新しい音楽は、嫌ったとか・・・
まあ、後は、ネットで調べて下さいね

で、交響曲 ハ長調です。

この曲、3つの部分(3楽章?)からなっていますが、
演奏時間は、15分程度で、交響曲としては、とても短い曲です。

最初 弱音で出て、盛り上がってくる主題は、
英雄の生涯ぽくって、なかなかです。
その後、管楽器にやさしい主題がでるけど、わかりやすい
中間部(第2楽章にあたる部分)のどこか陰のある主題は、
ちょっと重たいです。
でもこの部分の管楽器の使い方は、いいですねえ
で、突然シンバルが鳴って、生き生きとした部分(3楽章?)に入ります
この部分、特に、保守的な音楽です。
後半の対位法的な部分は、学校の先生のように、ぴしっとした音楽
最後に、輝かしく、最初の英雄の生涯みたいな主題が復帰
して、フォルテで壮大に終わる。

こうして書くと、R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」の小型版か?
と思われるかもしれませんが、
全然違います。

曲はものすごく、小ぶりです。
そして、派手な色彩感というのも皆無です。
全体的に、すごく地味です。
管弦楽もそんなに凝っていないように聞こえる
最後の輝かしい部分も、どことなく、全開という感じではありません。

で、この曲の私の評価ですが、
うーん、難しいです。

名曲か? と聞かれたら、まあ悪くはない と言うだろうし、
嫌いな曲か? と聞かれたら、いや゜それほど嫌いではない と言うだろうし、

なんだろう、保守派ならもっと、断固とした保守的ドイツ音楽の方が、
はっきりしたと思うのだけど・・・

とは言え、プフィッツナーは、当時は、結構人気があったそうだ。
ちょっと別の曲も聞いてみよっと。

ということで、今日は、あまり知られていない?
プフィッツナーの交響曲でした。

次回は、もう少し有名曲書きます。ハイ
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