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バレエ音楽《赤いけしの花》より ロシア水兵の踊り(グリエール作曲) [グリエール]

昨日(10/14)に、さくらマンドリンオーケストラ第6回定期演奏会が終わりました。
ご来場の方々、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

演奏の本番は、いろいろあったけど、楽しかったです。
また、お客様のとても温かい拍手はうれしかったです。

今日は、その演奏会でも演奏した曲。
グリエール作曲のバレエ音楽《赤いけしの花》より ロシア水兵の踊りです。

グリエールは、1875年生まれのロシアの作曲家です。
この【ロシア水兵の踊り】は、グリエールの最も有名な作品で、
中国が舞台のバレエ音楽《赤いけしの花》の中の一曲です。
このバレエ自体は、ちょっと当時のロシアの政治的な一面もあるみたいですが、
音楽自体は、なかなか、イメージが強い音楽が続きます。

この【ロシア水兵の踊り】は、ロシアの民族音楽を基にしています。
力強い序奏の後、低音でこの曲のテーマが演奏されます。
基本的に、このテーマの変奏曲となっており、
少しづつテンポが速まり、打楽器も増え、
最後は、騒然とした中、派手に終わります。
短い曲ですが、なかなかの名曲です。

この曲、何年か前の世界バレエフェスティバルの最後に使われていて、
出演者全員が、次々といろいろな踊りを踊るのが印象ぶかかったです。

また、動画サイトでみた、ロシア水兵のダンスもすごかったなあ・・・

グリエールは、ちょっと無名な作曲家ですが、
以前書いた、《コロラトゥーラ・ソプラノの為の協奏曲》→こちらの記事
これは、すばらしく美しい曲で、お勧めです。
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コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲(グリエール) [グリエール]

今日の音楽日記に取り上げる曲。
曲も、作曲家も、結構知らない人がいるかもしれない。
ということで、
今日は、めずらしく、音楽の勉強から・・・(勉強になるのか?)

1.ヴォカリーズとは、なんでしよう?

はい、これは、わかりますよね。
歌詞がなく、母音で歌われる曲です。(あああ・・・と歌います)
もともとは、歌の練習の曲だったそうです。
この題名の曲で、最も有名なのは、ラフマニノフの【ヴォカリーズ】でしょう

2.コロラトゥーラ・ソプラノとは、なんでしょう?

コロラトゥーラとは、装飾を施して、はなやかな雰囲気にすることらしい
最も有名なのは、モーツァルトの【夜の女王のアリア】ですね

3.グリエールという作曲家について述べよ

うーん、無茶苦茶無名ではないけども、
知っている人は、少ないかも
1875年生まれのソ連の作曲家で、
結構、ロシア風の作品を真面目に作曲している。
交響曲やいろいろな協奏曲も作曲しているけど、
最も有名なのは、「赤いけしの花」の「ロシア水兵の踊り」だろう。
(吹奏楽では、青銅の騎士の編曲版も有名かな・・・)
もうちょっと、演奏会のプログラムに上がってもいい作曲家かもしれない。
(ハープ協奏曲も名曲とのお勧めがあったので、今度聴いてみなくては・・・)

ははは、音楽の勉強は、このくらいにして、
今日の曲は、
ロシアの作曲家グリエールが書いた
【コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲】です。
実は、最近、ちょっと理由があって、
いろいろな【ヴォカリーズ】を聴いていたのだけど、
そして、この曲を強く勧めた人もいたので、
聴いたのだけど、

この曲の美しさは、すばらしい。
ラフマニノフの【ヴォカリーズ】以上かもしれない・・・
そんな曲です。

聞く前は、なんとなく、【コロラトゥーラ】という題名から、
人間の声の超絶技巧を駆使した、
技巧をみせる声の協奏曲というイメージを、なぜか勝手にしていた。
(なんか、協奏曲というイメージだけで、・・・)

すいません。全然違っていました。
この曲、とても、とても、そして限りなく美しい、歌です。

曲は、二楽章からなっています。

第1楽章は、アンダンテ
チャイコフスキーを連想させる序奏のあと、
それは、美しい旋律が、ヴォカリーズで、歌われる。
高い声で歌われる甘美な世界。
管弦楽と掛け合いもあるのだけど、
張り合わず、見事に、ミックスしている
基本的には、この美しさに、いつまでも浸って聴く音楽だろうなあ。
そして、静かに第1楽章は、終わる。

第2楽章は、アレグロ
すみきった野原の中で、楽しく歌うイメージだ。
なんかそんな、風景が目の前に浮かぶ・・・
そて、鳥の声の掛け合い。
うーん、こんな、牧歌的なイメージにつつまれているのだけど、
最後は、高音で、見事に終わる。

いやいや、いい曲です。
でも、多分、演奏者を選ぶ曲だとも思う。
どんなに、高音が正確にでても、
暖かさも声にないと、この曲は演奏は難しい。

私は、この曲をナタリー・デセイのソプラノで聴いた。
これは、とても、よかった。素晴らしかった。

こういう美しい曲は、もっと世間に広まってほしいなあ・・・
私は、こんなヴォカリーゼを作曲したいものです(笑)

しかしですね。
人間の声って、やっぱり、あたたかいかも・・・



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