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4つの練習曲 作品4(シマノフスキ) [シマノフスキ]

先日、ふらっと、CD屋に入ったら、
20世紀の作曲家によるピアノのエチュードばかり入ったCDが、半額だったので、
ついつい、衝動買いしてしまった。

その中に、シマノフスキの練習曲集もあったので、
今日は、その曲について、書いてみようと思う。

今日の音楽日記は、シマノフスキの作曲したピアノ曲。
【4つのエチュード 作品4】である。

さて、ポーランドの代表的な作曲家といえば、誰でしょう?
という質問には、100人中99人は、ショパンと答えると思います(多分)
(バダジェフスカ や ペンデレツキ や ルトスラフスキー 
 なんて答えた人は、いませんよね。)

しかし、1000人に1人ぐらいは、シマノフスキの名前を挙げるかもしれない。
(うーん、もっと多いかも・・・)
そういえば最近、演奏会のプログラムにも、
ちらほら、シマノフスキのピアノ曲は、見かける。

そう、シマノフスキは、ショパンと同じ、ポーランドの作曲家だ。

日本でもピアノ曲の譜面は、出版されており、
知っている人は、よく知っている作曲家だ。
作風は、時代により、変化しているが、まず、どれか一曲最初に聴くには、
私は、この【4つの練習曲 作品4】がいいと思う。

初期の作品の為、4曲とも、後期ロマン派の色が濃く、
複雑なピアノ書法の割には、聴きやすく、旋律はロマンティックだ。

第1曲
 とても濃厚なロマンティックな曲。
 しかし、複雑なのに、最初聴いただけで、なにかしら惹きつけられるものをもっている。
第2曲
 最初聴いたときは、スクリャービンの練習曲かとも思いましたよ
第3曲
 いいです。この曲。ゆっくりした甘く、おおきな流れの旋律は、すばらしい。
 和声や内声部は、全然違うのですが、ショパンを一瞬思いださせます。
第4曲
 この4曲の中では、一番、響きが新しく聞こえると思う。
 しかし、そんな響きの中でも歌は、ちやんとある。

一番のお勧めは、断然、第3曲だ。
シマノフスキを聴いたことの無い人は、この3番だけでも聴いてみてくださいな。
そして、シマノフスキに興味をもち、他の曲を聴くと、
きっと、新しい世界が開けます。

しかし、その後作曲したピアノの為の【12のエチュード】は、
どれもとても短い曲ながら、さらに複雑になっていて、
ちょっと聴きにくい音楽かもしれない。
しかし、音楽家の作風は、変わってこそ、おもしろみがある場合もある。
シマノフスキは、そういう作曲家だと思う。

しかし、シマノフスキの楽譜は、見ているだけで、楽しく表情のある楽譜だ。
って、みなさんは、楽譜は見て楽しんでますか?
(私だけかも?)


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