夢みる魚(サティ) [サティ]
行きました。ここね、結構美味しいのですよ。
で、思わず写真
うーん、なんとなく、魚が夢を見ているみたいだ。
ということで、今日の音楽日記は、
フランスの作曲家 エリック・サティ作曲のピアノ曲
「夢みる魚」です。
(ははは、無理やりだな・・・)
さて、ジムノペティのような神秘的な曲もあるサティですが、
これは、わかりやすく、楽しい曲です。
曲は、6分程度で、生き生きとした部分と夢見る部分があります。
まあ、サティの曲なので、自由に想像してみよう。
符点のリズムは、魚が元気よく泳ぐ姿か?
そして、高音で時々キラキラするのは、飛び跳ねる姿?
もちろん、なんかよくわからない夢を見ている魚の姿もあります
この曲楽しいなあ。
私は、この曲、ちょっとだけダサく弾くとかっこいいのではないかなあ
と勝手に思っています(笑)
そして、この曲、いろいろな楽譜がある見たいだけど、
最初は、フォルテで、元気に弾くのが好きだなあ
(ピアノの指定の譜面もあります)
この曲を聴いて、クラシック音楽でないという人もいるかもしれません
でもね、イメージがわく曲であることには、間違えありません。ハイ
金の粉(サティ) [サティ]
これは、どんな音楽なの?
聞いてくる時がある。
例えば、スメタナの「モルダウ」とか聞いていれは、
ここは、川の、どの場面で、うんたらこうたら・・・とか
例えば、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」とか聞いていれば、
ここは、山の、どの場面で、うんたらこうたら・・・とか
自信をもって、言えるのだけど、
実は、音楽は、そんな風に、説明できない曲の方が、圧倒的に多い。
そんな時、自分のイメージを話す方が、いいのか、
その曲のバックグランドを話す方がいいのか、迷って、
いろいろ、うんちくを言っていると、
娘とかみさんから、「話が長い・・・」と言われる。
うーん、そんなこと言ったって、音がは、一言で、言えないよ・・・(涙)
さてさて、そんなことは、どうでもいい。
ちょっと前だが、夜中に、テレビを見ていたら、
サティの曲に合わせて、当時のいろいろなことを
再現しながら、サティを紹介していた。
いやいや、なんとく、みていたのだけど、
ちょっと面白かったなあ。
サティという人の音楽感は、言葉にするのは難しい。
それに、題名があっても、それは、言葉にすぎないし、
曲の本質を言い当てるなんて、ことは、無意味の場合が多い。
それこそ、イメージが重要だ。
というより、イメージもなく、音そのものが、浮遊しているかもしれない。
そんな感じの音楽は、有名な、ジムノペディやグノシエンヌなんかがあるけど、
今日は、もっと、サティの世俗的な曲を書こう。
今日の音楽日記は、昔この音楽日記でも書いた
「おまえが欲しい」と同じ系列の曲
魅力的なワルツ【金の粉】です。
この曲、もともとは、管弦楽用に作曲されたらしい。
サティが、当時のミュージックホール用に書いた、世俗的な曲だけど、
なぜか、今聞いても、魅力的に聞こえる。
当時の雰囲気のイメージが伝わってくるようだ。
ゆっくりしたワルツで、特別なことはしていない。
シンコペーションされたワルツ主題が、なんともしれない感じをだしている。
中間部のワルツの楽譜には、「恋にやつれたように」という指示があるそうだ。
うーん、どんな弾き方をすればいいんだろう?
これは、悩みます。ハイ
こんな、シャンソンの曲だけど、サティさん、いい味だしてますね。
官僚的なソナチネ(サティ) [サティ]
さて、昨日は、クレメンティのソナチネの事を書いた。
とすると、この曲のことを書かない訳には、いかない。
そう、あのフランスの奇人・変人の作曲家エリック・サティが作曲した
【官僚的なソナチネ】というピアノ曲である。
知っている人は、もうお解りですね
そう、あの有名な ドーミドソ・ソ と始まるクレメンティのソナチネの
パロディの曲である。
クラッシック音楽のパロディは、なかなか難しい。
場合によっては、陳腐なものになるし、
あまり複雑では、なにがパロディなんだかわからない。
さて、サティ作曲のピアノ曲【官僚的なソナチネ】である。
曲は、クレメンティのソナチネと同じ三楽章からなり、
主題を転回したりしているが、リズムパターンからすぐに、
この曲のパロディとわかる。
それなのに、やっぱり、サティの音楽となっているところがすごい。
(この曲は、野暮ったく弾いたら絶対に、曲になりませんね)
ちょっと聴くとクレメンティだが、全体では、まつたく違うイメージだ。
この曲は、サティがこの曲に書いた、文章を知ると、もっと楽しい。
第1楽章は、朝起きて、楽しく、役所に行く役人を描いており、
第2楽章は、椅子に座って、出世を夢みる役人で、
第3楽章は、楽しい役所にいたいのに、もう退社時間だ・・・みたいなことらしい。
ははは。こんなことを思いながらこの曲を聴くと、
本当にそんなイメージに聞こえる。
あのクレメンティのソナチネから、こんな風刺の効いた曲を作曲するのは、天才だ。
サティには、他の作品にもパロディの作品がある。
パロディというジャンルは、人によっては、すばらしい芸術となる分野だと思う。
実は、私、パロディは、大好きなのです。
サティの【官僚的なソナチネ】を聴いたことが無い人は、是非聴いてみて、
パロディの世界をのぞいてくださいな
ピカデリー(サティ) [サティ]
さて、今日は、別のブログで、ちらっと話が載っていたので、
とても楽しいピアノ曲、サティの初期のピアノ曲【ピカデリー】である。
(すいません、いつもいつも選曲が、安易で・・・)
さて、このサティの【ピカデリー】は、CMや、テレビのバラエティ番組のBGMで使用され、
知っている人も多いと思う。
(最近では、のだめの番組の中でも、ちらっと使用されましたね・・・わかりましたか?)
さて、曲の紹介である。
4小節のユニゾンの前奏の後、4小節の伴奏があり、
そして、ラグタイムを思わせるというより、ラグタイムの音楽で、
楽しい旋律が流れる。(絶対に料理の音楽ですね・・・テレビの見過ぎだな)
そして、旋律がオクターブで繰り返され、
トリオに入る。
トリオは、主部と同じようなリズムだが、対比のバランスがとてもいい。
そして、最初の部分がもどって終わりである。
サティが、シャンソンや、ミュージックホールの音楽の為に書いた時期の作品で、
この曲は、元々、カフェのオーケストラの為に書かれたものらしい。
それをピアノ曲にサティが編曲したのだが、
ラグタイム風の音楽は、ピアノ曲の方がふさわしい。
この時期の作品をサティは、粗悪品と呼んでいたそうだが、
決して押しつけがましい音楽ではないことは、
後のサティの音楽そのものである。
(もちろん、このころの曲は、ポピュラー曲の雰囲気が強いが・・・)
【金の粉】にしろ、【君が欲しい】にしろ、粗悪品ではないよなあ。
人に感情を押しつけずに聴かせる音楽の部類では、最上のものだろう。
さて、この【ピカデリー】という曲、副題にマーチと書かれている。
多分、ラグタイム音楽は、左手が規則正しいマーチのリズムを刻むことから、
こう書いたのだと思う。
(もともとの楽譜には、「太平洋」という題名が書かれていたらしい)
(太平洋?どういう意味だ? わからん)
うーん、この曲をサティが人生の後半に作曲していたなら、
きっと別の名前をつけただろうなあ
どんな名前が思い浮かべられますか?
【ぶよぶよした犬の散歩】
【やせた梨のころころ踊り】
【官僚的な夜うぐいすの気晴らし】
ははは、こんな感じかなあ。
しかし、文才がない私・・・・
アーモンド入りチョコレートのワルツ(サティ) [サティ]
さて、今日(2/14)は、バレンタインデー。
ということで、今日の日記は、チョコレートにちなんだ曲を選んでみた。
(しかし、この日記は、いつもいつも安易な曲選びだなあ)
フランスの作曲家エリック・サティの【アーモンド入りチョコレートのワルツ】である。
さて、この曲は、童話音楽のメニュー という曲集の中の一曲である。
この曲集は、3曲で、どれもこれも、大変魅力的な題名がついている。
第一曲 いんげん豆の王様の戦争の歌
第二曲 チューリップのかわいい王女様が話したこと
第三曲 アーモンド入りチョコレートのワルツ
どうですか、なにか聴いてみたくなる題名でしょう。
どれも一分程度の短い曲なので、軽く、楽しく聴けること間違いないです。
(本当です。たまにはいいですよ。こんな曲も)
さて、童話音楽だけあって、話がちゃんと楽譜に書いてある。
私がもっている楽譜は、全音から出ている、サティ ピアノアルバムだが、
楽譜には、すごくかわいらしいカラーのさし絵と物語が書いてある。
・・・
「チョコレート好き?」
「ママ、中に骨があるよ」
「それは、アーモンドよ」
・・・
こんな調子で、楽譜にセリフが書いてある。
どうですか、なにか譜面を見たくなるでしょう。
さらに、このアーモンド入りチョコレートのワルツは、
64小節のうち、61小節が、右手も左手も単音で、
楽譜が読める人なら、間違いなく、初心者でもピアノで弾ける。(本当)
そして、音の響きは、間違いなく、サティそのものである。(本当)
どうですか、ピアノが弾きたくなってきませんか?
この曲、バレンタインデーには、絶対のお勧め曲です。
えっ、私は、チョコレートをもらったかって?
いいんです。この歳になれば、
小学生の娘がチョコレートフォンデューを作ってくれるだけで、
幸せってもんです。はい
おまえが欲しい(サティ) [サティ]
さて私は、朝、会社に行く途中で、
時々、某コーヒー屋に入り、一杯のコーヒー(300円)を注文する。
ゆっくりできる、至高の一時である。
いつも行く時間には、ピアノのBGM(多分有線放送)がかかっているのだが、
映画音楽や、ポピュラースタンダードナンバーなどに混ざって、
このサティ作曲の「おまえが欲しい」がいつもかかる。
しかし、なんの違和感もなく、その時は、過ぎていく。
そして、私は、コーヒーを飲み終わり、会社に向かって歩きはじめる。
サティの音楽とは、こういうものだ。
さて、フランスの作曲家サティの「おまえが欲しい」という曲は、
サティがナイトクラブでピアノを弾いていた時に書いた、シャンソンを基にしている。
もちろん歌詞もついているが、今では、ピアノ曲として有名になってしまった。
以前に比べれば、サティを弾く人も増え、サティを聴く人も増えていると思う。
しかし、サティを評論する人は、あまりいないと思う。
サティの音楽や譜面を評論することなど無意味かもしれない。
この曲も、別にシャンソンか、クラッシックか、などの議論は、むなしいだけである。
音は、空間に出て、シャボン玉のように消えていく。
ピアノで弾いてみても、別のことを考えながらになってしまう。
(しかし、もうちょっと譜面が簡単ならいいのになあ、
特にこの曲は、左手のオクターブが多く、音をはずすと気分が・・・)
まあ、題名は「おまえが欲しい」より、「ジュ・トゥ・ヴ」のほうが気分がでる。
今日は、こんな気分なのだ。
さて、私がこの音楽日記にサティの曲を書く時は、どういう時かというと、
正直、何にも書けない時である。
今、パソコンに向かっている時のBGMは、サティだが、いったいなんの曲だ・・・
(グノシェンヌみたいだが、何番だかさっぱりわからん(笑))
ジムノペディ第1番(サティ) [サティ]
さて、今日は、フランス音楽である。
(基本的に私は、その時の気分で、毎日、いろいろな曲を聴いているので、
一貫性は、まったくありません・・・)
今日は、サティの曲を聴きながら文章を書いている。
フランスの作曲家エリック・サティは、どんな人だったのだろう。
私が今まで、読んだり、聴いたり、した中で印象に残っているのは、
・風呂がとてもとても嫌い。(本当かどうかは、保証しません)
・譜面をとてもとても綺麗に書き、色がついた楽譜もある。(うーん、あるような気が・・・)
等々、音楽とは、あまり無縁のことばかりである。
サティの音楽は、人に緊張や感動を与えるところとは、無縁だ。
さて、ジムノペディ第1番である。確か、3番まであるはずだが、
どれも、ほとんど、変わらない音楽である。
(きっと、和声学とか勉強すると違いがわかるのかもしれないが・・・)
ベートーベンやショパンやリスト等の曲と違って、サティのこの曲を聴くと、
頭は、曲に入り込むのではなく、全然別のことを考え、音楽は、どこかに行ってしまう。
よくいわれることだが、BGMの音楽になってくる。
この曲に一番にあうのは、コンサートホールではなく、夜景の見えるバーラウンジかな(笑)
確かにサティは、ナイトクラブでピアノを弾いていたし、有名な「君がほしい」という曲
は、シャンソンだ。
しかし、自分でピアノで弾く場合、
私は、なぜか、この曲をやわらかく、ぼかして弾くのは好きでないのですよ。
低音の付点二分もしっかり響かせ、左手の和音もすべて均等にひいて、
右手の旋律は、感傷的にならない演奏。
こんな弾き方がすきなのです。(私ぐらいとおもうけど)
多分、一人でピアノを弾く気分と、一人でピアノを聴く気分は、全然違うんだろうな。
なんて、そんなことを考えている間に、
今聴いているサティの曲はなんだかわからなくなった。
そういう音楽だと思うのですよ。(いいなあ)
最後に、私の持っているサティの譜面には、
「アーモンド入りチョコレートのワルツ」という曲がある。
とてもとても、かわいらしい曲だ。いい曲ですよ。弾くのにお勧めの一曲です。
追記
どうでもいいことだが、今日からタイトルを「みどりのこびとちゃんのひとりごと」から、
「みどりのこびとちゃんの音楽日記」に変更した。いろいろなことを書くかなあ、と思って
ブログを始めたが、やはり、素人は、自分の好きなことしか書けないものですね(笑)