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忘れられたロマンス(リスト) [リスト]

ご無沙汰しています。久々の音楽日記です。
いやあ、まいりました。
子供しかほとんどかからない「手足口病」になってしまいまして、
これって、大人がかかると、重度になるのですね。
まず、40度の熱が出て、喉が痛くなり、手足に発疹が出来て・・・
いやいや、まいりました。
日本のサラリーマンと言えども、さすがに会社を休みました。

で、熱が下がって、家にいたのだけど、
久々にピアノ(といっても、デジタルピアノですが)を弾いてみようかと
思い、手に取った譜面が、
春秋社の[リスト 大作曲家の小品集]

2017-09-01 17.55.09.jpg

この曲集の譜面いいのですよ。
もちろん、リストの超絶技巧や悪魔的な側面の曲達も魅力的なのですが、
それと真逆のシンプルな曲、宗教的な曲、など、別の想いがこもった曲ばかり
あつめた譜面で、なんと言っても自分で音が出して弾けるのがいい(笑)

ということで、今日の音楽日記は、
リスト作曲のピアノ独奏曲《忘れられたロマンス》です。

この曲は、元々「女の涙」という題名の歌曲(1843年作曲)
を1880年に、ヴィオラとピアノの為に書きなおし、
また、同時期にピアノソロバージョンも書いたそうです。

リストの晩年には、
「忘れられた・・・」という名前が付く作品がいくつかありますが、
どういう意味でつけたのかは、わからないそうです。
(ハワードというピアニストは、
 過ぎ去った時代や喜びの幻影を示唆する と言っています)
わからないということは、
いいですねえ、いろいろと想像できる喜びがあります(笑)。

さて、ピアノ独奏曲《忘れられたロマンス》ですが、
大きく2つの部分に分かれます
まず、とてもとても、ロマンテックな6/8の部分で
切なさが滲みでていますね。
そして、後半の2/4の部分は、響きのいいアルペジォで、
過去を思い出すような感じです。

この曲、人に聴かせるというより、歳をとって、自分の過去の恋愛を
思い出しながら、想いをこめて弾く曲かもしれません。

ということで、私は、「忘れられた・・・」の意味は、
自分自身の想いのことではないかと
勝手に想像しているのです。
(まあ、ただ、リスト晩年は、どの曲も人に聞かせようと、
あざとく書いていないのですが・・・)

関係ないけど、私も昔「忘れられた詩曲」という曲を作曲したことがあるけど
これは、完全に忘れられましたね ははは

とりあえず、忘れられたロマンス
デジタルピアノですが、ちと想いをこめて弾いてみますか・・・
なんてね。

うーん、でもね
やっぱり家で療養していると、外の空気が吸いたいな。

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