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パガニーニの主題によるオーケストラ変奏曲 作品26(ブラッハー) [ブラッハー]

前回、ルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」を書いたので、
以前から、知っていた同じ考えで作られた管弦楽の為の曲を聴きたくなった。

今日の曲は、ブラッハー作曲の
『パガニーニの主題によるオーケストラ変奏曲 作品26』
です。

さて、作曲者のブラッハーですが、1903年生まれのドイツの作曲家。
ジャズ風な曲想のものもあるが、結構、現代的な作曲もしている。
まあ、興味のある人は、ネットで調べて下さいね

ちなみに、私、ブラッハーの曲は、今日の曲しか知りません。
(ということで、ちょっと、別の曲をナクソスで聴いてみました。
 24の前奏曲は、結構、面白いというより、これパロディ音楽?)

で、『パガニーニの主題によるオーケストラ変奏曲 作品26』です。

この曲ですが、面白いです。
最初の主題提示こそ、ヴァイオリンソロで、原曲と同じだけど、
その後の変奏は
リストやラフマニノフやシューマンやブラームスやルトスワフスキ
などの曲と違って、ちょっと、主題の変奏が分かりにくいです。
でもですね、この作曲技法は、私は素晴らしいと思うのです。
特に管楽器の使い方が絶妙だと勝手に思っています。

全部で16の変奏からなる15分程度の管弦楽曲ですが、
管弦楽の薄い部分は、点画のような繊細さがあるし、
対位法の重なりも見事。
リズムも独特で、パガニーニの主題が面白く変化させる。
ジャズ風な部分もあるし、
後半の4/4と4/5の交互の迫力ある部分は、聴かせる。
そんな風に、飽きさせません。

でも、ちょっとだけ、とっつきにくい曲でもあります。
この曲は、どちらかというと、感覚で聴くより、
頭で聴く曲よりかもしれない。

しかし、なんで、パガニーニの24の奇想曲の終曲の主題は、
そんなに、いろいろな作曲家にとって魅力的なのかなあ。
跳ねるような主題は、変奏曲に向いていないと思うけど、
逆にそこがいいんだろうなあ・・・

さてさて、私もこの主題で、昔、変奏曲の作曲のまねごとをしたことがある。
ちょっと、完成させてみようかな。いつになるかわからんけど(笑)
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