五月の夜(パルムグレン) [パルムグレン]
さて、今日の音楽日記は、
「北欧のショパン」と呼ばれている、フィンランドの作曲家、
パルムグレンが作曲したピアノの小品、【五月の夜】である。
この作曲家の中では、有名な曲だか、皆さんは、知っているだろうか?
この美しい小品は、ショパンの様な明瞭な旋律はない。
しかし、独特の和声により、
北欧の白夜をイメージするとても幻想的な曲である。
タッチは、やさしいタッチがあっている。
そして、どこか、ちょっと冷たい雰囲気もする曲である。
しかし、なんといっても、私にありがたいのは、
そんなに、難しく無いピアノ曲で、時間も数分の曲である。
自分のピアノレパートリー?に入れるには、うってつけの曲である。
さて、この曲には、思い出がある。
私の趣味であるピアノは、完全に独学だ。習ったこともない。
(決して、いばれることではないですね(笑)。いつか教室に通おうとも思っているのだが・・・)
そのおかげで、まともに弾ける曲も少ないのだが、
もともと、何十年も前に、家にアップライトピアノがあり、
ピアノを弾いてみたい、と思った時、
一冊の本を買ってきたのですよ。
それは、【楽しみつつマスターできる、ピアノの技法】という本で、
アマチュアが独学で、どんな練習をするかを書いてあった。
今でこそ、同じような本は、数多くでているが、
当時は、この本しかなかった気がする。
この本は、今、読んでも、アマチュアピアニストに希望と楽しみをあたえる本だと思う。
(なかなか、いいことが書いてあるのですよ・・・)
(今でも売っているのかなあ・・・)
その本の中では、結構、技巧的に簡単な曲が紹介されているが、
その中にこのパレムグレン作曲の【五月の夜】の説明が、
譜面と共に、かなり書いてあった。
それで、とても興味をもった曲なのである。
その後、譜面を入手して、ちょっと弾いていたが、
最初のころは、この和声に違和感があったのを覚えている。
しかし、慣れてくると、幻想的に響きのとりこになる。
(と言うより、自己陶酔の世界にはいるのかもしれない(笑))
とはいうものの、
技巧的に易しく、時間が短く、独特な雰囲気を持っている曲は、
私にとって、とてもとても貴重な曲なのです。
追記
上記の本に、まず必要なことが10個書いてある。
ピアノや、楽譜が必要 といったことは、当然として、
「ピアノの鍵盤は清潔にきれいにすることが必要」
と書いてある。
あっ、明日、鍵盤をちょっと拭こう・・・・・
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