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ピアノと弦楽の為のエクローグ【牧歌】(フィンジ) [フィンジ]

クラッシック音楽に興味を持ち始めて、いろいろな曲を聴いてくると、
あまり有名でない、自分だけの名曲を探した経験がある人も多いかも知れない。

私も、クラッシック音楽の有名曲を一通り聴いたあと、
そんな自分だけの名曲(そして無名な曲)を探して聴いていた時期がある。

今は、インターネットのおかげで、ありあまる情報に溢れているが、
当時(何十年も前ですね)は、そんなものはなく、
いろいろな雑誌や本などから、情報を仕入れたものだ。
例えば、以下のような本だ。
 「無名名曲鑑賞会」・・・この本は確かに、無名の作曲家が多かった
 「20世紀音楽の楽しみ」・・・知られざる名曲ばかり、なかなか面白い
 「マルコポーロのCDのカタログ」・・・これは面白かった。読んでるだけでワクワク
 「CPOのCDのカタログ」・・・これはマイナーな作曲家の解説が面白い
等々
文章から、音楽を想像して、楽しんだものだ。
(でも、実際聴くと、裏切られることも多かったのですが(笑))

そんな本で知った作曲家達は、
スタンフォード、ハルヴォルセン、ボートン、バックス、トゥービン
フランセ、タネーエフ、アルヴェーン、ハンスン、スタイノフ・・・等々
書ききれない。
そんな昔、本で、紹介されていた作曲家に イギリスの作曲家ジェラルド・フィンジがあった。
本の中では、
 イギリスの田園風景のような音楽
 いいようのない懐かしさの音楽
 穏やかな聴きやすい音楽
などのように書かれていたが、
フィンジの音楽は、それだけではないなにかを持っていると思う。
とても聴きやすいが、その中に秘めた情熱や、感情がある。
厳しい音楽でもあるなあ。
しかし、音楽は、とても優しく、確かに懐かしい感じがする。

今日の音楽日記は、最近聴いたのだが、フィンジ作曲の
【ピアノと弦楽の為のエクローグ】である。
エクローグとは、牧歌のことで、
いかにも、のんびりした音楽が流れる。
ピアノと弦楽が、気品のある音楽を醸し出す。
しかし、その、のんびりした風景にだまされてはいけない。
この音楽に秘めた感情は、なにかとても厳しい感じもする。
音楽に身をまかせて、いろいろ考える幸せな時間をすごせる音楽だ。
これは、絶品です。

フィンジの曲は、他にも名曲が多いと思う。少しづつ紹介していこう
(クラリネット協奏曲もいいし、弦楽の為のロマンスもいいし、声楽曲もいいし・・・)


追記

さてさて。昔読んだ本の中に、ジェラルド・フィンジの作曲した
【オーボエと弦楽四重奏のための間奏曲】という曲のことが書いてあった。
この解説が、
「・・・この一曲と引き換えならば、ブラームスの全室内楽を捨ててもいい・・・」
えっ、本当? そんなすごい曲?
ははは、まだ、この曲、私は、まだ聴いたことがないのです。
聴かない方が幸せなのか・・・聴いた方が幸せなのか・・・
聴いてみたら、すばらしい名曲なのか・・・はたまたそれほどでもないのか・・・

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