星たちに(デュパルク) [デュパルク]
さて、最近この音楽日記は、小品シリーズを書いている。
ピアノ曲-リュート曲-声楽曲 ときているので、
今日は、管弦楽曲の小品だ。(安易というか、何も考えてないというか・・・)
管弦楽の曲で、小品で、自分が好きな曲。
いろいろあって、迷ったが、ちょっとだけ珍しい曲を書くことにした。
今日の音楽日記は、
フランスの近代作曲家デュパルクの作曲した管弦楽曲【星たちに】である。
(実際、どの程度、有名な曲なのだろう?知ってますか?)
さて、デュパルクという作曲家は、500曲程度作曲したが、
自分自身に厳しかったそうで、ほとんどの作品は、破棄されたらしい。
歌曲(全部で17曲しか残っていない)が有名らしいが、
(デュパルクさん、すいません、聴いてないです。・・・最近あやまってばっかり(笑))
ほんの少しだけ、管弦楽曲も残っている。
その中の一曲【星たちに】である。
曲は、5分程度の管弦楽の為の小品で、
当時のフランス印象主義の特徴がよくでている。
そして、とてもとても、官能的な響きの曲だ。
それだけでなく、旋律も叙情的で、途中のソロヴァイオリンも印象的だ。
しかし、人によっては、甘すぎると感じるかもしれない。
そこで、この曲の好き嫌いが、別れるかもしれない。
私は、この曲は、大好きだ。
夜の星空のイメージがわく。
副題として、「小さな夜想曲」とついている場合もある。
ぴったりだ。(しかし、エストレリータとは、全然違うイメージの曲ですよ)
この曲は、以下の詩にイメージを受けたと言われている。
「夜を照らす星の光。小さくとも、無限より照らしている光の力を、知るものはいない。」
うーん。だいたい私は、星に関係する曲には、弱いです(笑)
これから、星座がよく見える季節になることだし、
夜空の星を見ていると、少し、幸せな気分になりませんか?
(おっと、ロマンティックすぎるな・・・)