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ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン) [ガーシュイン]

さて、この三日間の連休は、
マンドリンオーケストラの合宿(音楽団体の合宿では、有名な千葉の岩井海岸です)
で、音楽三昧の日々だった。
さて、今度の演奏会の中のポピュラーステージは、色がテーマなのだが、
ある曲が、ちょっとだけ、演奏される。(もちろんピアノも入りません・・・)

それが、今日の音楽日記の曲、ピアノとオーケストラの為の曲、
ガーシュイン作曲の【ラプソディ・イン・ブルー】である。

冒頭のクラリネットのグリッサンド(奏者は緊張しそうだなあ)
魅力的なジャズ風の主題、甘いムーディな旋律、華麗なピアノテクニック
と聞かせどころの多い曲で、時間もそんなに長くならず、
あまり、気難しく考えないで、聴くのにぴったりの曲だと思う。

この曲、ジャズバンドとピアノの版や、ピアノ独奏や二台ピアノのための版など、
いろいろあるが、なんといっても私が一番好きなのは、
アメリカの作曲家グローフェがオーケストラレーションした版である。

そう、ジャズではない、
しかし、クラッシック書法の大オーケストラをバックにピアノが活躍するが、
従来のクラッシックのピアノ協奏曲とは、まったくイメージが違う。
しかし、イージーリスニングの一歩も二歩も手前で、芸術の音楽に十分になっている。
そう、こんな曲は、誰にも書けないと思う。

ちなみに、この曲のスコアを見ると、バンジョーが入っている。
これって、絶対、聞こえないと思うのだが・・・
(だって、金管楽器やピアノのフォルテの中、同じ旋律を弾くんですよ)

この曲は、ジャズピアニストの山下洋輔のような自由奔放な演奏も、もちろんいいが、
なんか、正統派のピアニストの演奏で聴いてみたいなあ。
(ポリーニとか弾かないかなあ、絶対に弾かないよなあ・・・)
アンバランスな魅力と言おうか、
あまのじゃくな私は、きちっとしたラプソディ・イン・ブルーが一回聴いてみたいのです(笑)

さて、連続で、ガーシュインの曲になってしまった。
さて、次回は、アメリカ関係で、バーンスタインか?
それとも、ジャズとの融合ということで、最近人気のカプースチンか?
バーバーのピアノソナタか?
でもきっと、何にも関係ない曲になる気が・・・きっと・・・・


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三つの前奏曲(ガーシュイン) [ガーシュイン]

演奏会の宣伝も書いたし、今日から、いつもの日記である。

さて、クラッシックピアノの好きな人なら、
日曜の夜の教育テレビの、クリスティアン・ツィマーマンのリサイタルを見たと思う。
いろいろな曲をすばらしいピアノのタッチと、確信にみちた表現で、堂々と演奏した後、
アンコールで、変わった曲を弾いた。

それを聴きながら、
「そうだ、最近ガーシュインの曲は、聴いていないし、楽譜もホコリをかぶっているなあ。」
と思ったのです。

ということで、そのアンコールで弾かれた曲が今日の音楽日記の曲
アメリカの作曲家ガーシュインのピアノ曲【三つの前奏曲】である。

ガーシュインは、いうまでもなく、アメリカの作曲家で、最初、ポピュラーソングを書き、
大成功を収めたが、その後、クラッシック音楽を勉強し、
ジャズとクラッシック音楽を融合した作品を書いた作曲家として有名である。
(もちろん、最も有名なのは、ラプソディ・イン・ブルーですよね)

この【三つの前奏曲】は、純粋なピアノ独奏曲で、
 第1番・・・楽しい、粋な音楽。(弾くと、この雰囲気がなかなかでない)
 第2番・・・憂鬱なブルースの音楽。(弾くと、左手が届かない(笑))
 第3番・・・ラグタイム風の楽しい音楽。(弾くと、こういうリズムは苦手だあ・・・)

である。

ところで、皆さんは、ガーシュインの音楽をどう思っているのだろうか?

私は、アメリカ人で、元々、ポピュラー音楽家だったことで、
すごく損をしている気がする。
ジャズとクラッシック音楽の融合というより、
ジャズでもない、クラッシック音楽でもない、中途半端な音楽と見る人もいる。

しかし、例えば、この【三つの前奏曲】をラベルか誰かが書いたとしたら、
傑作として、もっとピアニストに取り上げられたかもしれない。
独特のリズム、タッチ、和声。言うことない。

どうしても、ガーシュインが書いたということだけで、
ポピュラー的に考えてしまうとこがあるかもしれない。

クリスティアン・ツィマーマンは、さすが、タッチも完璧で、
この曲をクラッシック音楽として、聴かせてくれた。
それは、それですばらしい。

しかし、私は、思う。
この曲は、ラベック姉妹みたいに、楽しく、飛び跳ねるように弾いたり、
ブルースは、ブルースとして、しみじみと歌うという弾き方があっている気もする。

そう、こんなことを書きながら、ガーシュインの音楽がよくわからないのは、
かくいう私なのだ。

そう、私は、ガーシュインが書いたポピュラー曲の【スワニー】が、
素直な音楽でとても好きだ。と、同時に、一生懸命勉強して、クラッシック音楽を書いた
ガーシュインもすごく好きだ。

うーん。なんてことを考えていたら、まとまりのない文章になってしまった。

今日は、ここまで・・・


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