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交響曲 第2番 ホ短調(フルトヴェングラー) [フルトヴェングラー]

さて、ワールドカップは、ドイツの優勝で幕を閉じましたね
まあ、ドイツは強かったです。
個人的には、アルゼンチンのメッシとか応援していたのだけど、
組織力の方が結局は強かったのかなあ・・・
まあ、私は、にわかサッカーファンなので、詳しくはわかりませんが。

ということで、今日は、ドイツの作曲家の曲を書いてみよう。
最近、マイナーな曲が多いので、今日もその路線で(笑)

ドイツの生んだ、名指揮者と言えば、フルトヴェングラーですね。
この指揮者の残した音源は、音が悪かったり、縦の線が合わなかったり
しているのだけど、その集中力と、音楽に引き込む力は、確かにすごいです。
私も、若いころ、随分聞きました。
ただ、この指揮者のテンポや解釈をまねしても、
そんな演奏にならないのが、不思議です。
なんでだろうなあ・・・

で、有名な話だけど、フルトヴェングラーは、指揮より作曲の方に価値がある
と言っていたそうです。

自分自身でも、交響曲3曲をはじめとして、いろいろ作曲しているのだけど、
指揮と違って、こちらはあまり、評価されていません。

ということで、今日の音楽日記は、
フルトヴェングラー作曲 交響曲第2番です。

懐かしいなあ、この曲、高校生の時に、なけなしのお金で
ドイツグラモフォンのレコードの輸入盤を買って、
友達の家で、自作のオーディオセットと、JBLのスピーカーで、
大音量で聴いて、うんちくを語っていた時を思い出す。

当時、フルトヴェングラーファンだった友達と、
自作自演のこの曲が、どんな曲だろうと、わくわくしながら
レコードの針を下したのだけど、
うーん、確か、微妙な雰囲気になったのを覚えていますね。

といことで、この曲の解説です。
曲は、4楽章からなり、1時間以上かかる大曲です。

第1楽章
管楽器の不気味な音形から始まります。
(最初に聴いた時、ここで、うん?と思いましたね(笑))
弦楽器がすぐに下降音階のロマン的な主題を出します
この主題と、第2主題が展開されるのですが、
ブルックナーとR.シュトラウスを足して2で割ったような音楽かなあ・・・
今聞くと、冒頭の変な音形が一番耳に残ります

第2楽章
アンダンテの優しい雰囲気ただようロマン音楽です。
とっても美しく平和で、時間も10分程度なので聴きやすいです

第3楽章
お約束のスケルツォ楽章です。
でも、ブルックナーの土俗的スケルツォより、ちょっとだけ
洗練された感じがします。
途中、美しい部分もあったりして、飽きさせません。

第4楽章
うーん、この楽章、いいんだけど長いです(笑)
単純なモチーフですが、ちゃんとまとめているのはさすがです。
30程度の楽章ですが、どの部分も、感動的な音楽が、続きます。
これは、実演で聞いて、体験する音楽かなあ。
で、最後は、壮麗な音楽の建築物という感じで、
これでもか、これでもか、という感動の嵐です。
ここまで聞くと、ここちよい疲れが・・・

さて、この曲の評価ですが、
すごく難しいと思います。
決して悪くはない、いやいや、それどころか、
本当に感動的な音楽だし、美しい部分もある。

いろいろな作曲家のエッセンスが入り混じっていますが、
それがいい味出しています。

ただ、フルトヴェングラーは、自分自身が偉大な指揮者であり、
演奏家であったため、
その音楽は、ちょっと、自分自身のための音楽という感じが強く出過ぎて
いる音楽でもあります。
このへんが、評価が分かれるのかもしれません。

さて、フルトヴェングラーは知っていても、この曲、聴いたことない人は、
多いですよね。
作曲の方が価値があると言っていた名指揮者の作品です。
一回は聴いてみて、絶対に損はありませんよ。
評価は、もちろん、個人個人で・・・
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