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アマリッリ(カッチーニ) [カッチーニ]

ちょっと前の話だけど・・・

お父さんは、居間にいてテレビを見ていた。
そこに 高校生の娘がやってきた。

娘「お父さん、クラシックの楽譜いっぱい持っているよね。」

父「何の楽譜だ? バレエ曲の楽譜か?
  ピアノだと、結構マイナー曲まで持っているし、著作権切れなら
  IMSLPからダウンロードという手もある。たいていの曲なら大丈夫だぞ」

娘「コンコーネ50番」

父「えっーと、それって、なんだっけ」

娘「それと、カロミオベンとアマリッリが入っている楽譜
  お父さんわかる?」

父「えっーと、それって確か声楽の曲だよな。確かCDは持っていたけど・・・」

娘「だから、コンコーネ50番 と イタリア歌曲集 の楽譜が欲しいのだけど」

父「えっーと、なんで必要なの? 」

娘「私、声楽習うことにしたの」

父「えっ!!!」

ということで、なぜか、娘は、声楽に興味を持ったらしい。
さてさて、どうなることか。

ちなみに、私は、歌ダメです。
カラオケもダメです。

で、最近、バレエの送り迎えの車の中で、イタリア古典声楽曲が流れているのです。

今日の音楽日記は、イタリア古典声楽曲の中の有名曲
カッチーニ作曲の「アマリッリ」です。

作曲者のカッチーニは、バロック音楽初期のイタリアの作曲家なのですが、
実は、私は、「アヴェマリア」しか知りません。というより、
有名な「カッチーニのアヴェマリア」は、実はカッチーニの作曲ではないので、
私は、一曲も知らないことになります。

ただ、今日紹介する「アマリッリ」という曲は、昔から聞いたことは何回かあり、
頭の片隅には残っていたのですが、カッチーニ作曲というのは、
恥ずかしながら、全然記憶に、残っていなかったです。

この「アマリッリ」という曲ですが、「新音楽」という曲集の中の一曲だそうです。
愛の歌です。で、とっても美しく、また敬虔な響きの曲です。
動画サイトでいろいろ聞いたけど、テンポは、いろいろ解釈であるみたいですね
私は、ちょっと早めが好きかな。
その方が、フレーズがなめらかな感じがします(あくまで勝手な感想です)
最後から5小節前の雰囲気が変わるところが、好きだけど、買った楽譜は、ppの指示ですね
私は、声楽はよくわからないのですが、そんなに感情を込めるなってことかなあ。

この曲に限らず、イタリアの古典歌曲集を夜の車の中で聴くのは、
なかなか雰囲気が、いいです。ハイ

しかし、娘が、声楽をいまから習うとは・・・
うーん、お父さんもちと、カラオケ行って歌の練習をするか(笑)

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アヴェ・マリア(カッチーニ) [カッチーニ]

さて、今日は、もらったチケットで、めずらしく
ソプラノのリサイタルを聴きに行った。

声楽のリサイタルは、何年振りだろうか?

一部は、カッチーニ、スカルラッティ・ヘンデル・ペルコレージ・モーッアルト
二部は、トスティ・ドナウディ・プッチーニ
の曲を演奏した。
(本当に残念だつたが、用事があり、一部だけ聴いて、ホールをあとにした。)

声楽の技術的なことは、よくわからないが、
一部の曲の中で、非常に印象に残った雰囲気の曲(旋律)があつた。

それが、今日の音楽日記の曲、
イタリアの作曲家、カッチーニ(1546~1618)作曲の【アヴェ・マリア】である。

実は、この曲、今日のリサイタルの最初に歌われた。

単純な和声進行だが、落ち着いた雰囲気の伴奏の中を、
アヴェ・マリアとアーメンだけの歌詞が、ソプラノで歌われると、
なぜか、自分まで、敬虔な心境になってくるから、不思議だ。

歌詞がアヴェ・マリアとアーメンしかないので、時々、ヴォカリーゼのように聞こえる。

家に帰ってから、ネットで調べると、声楽曲の中では、非常に有名な曲らしい。

す、すいません。私、今日まで、この曲を知りませんでした。
(どこかで聴いたことのあるような旋律なので、聴いていたかもしれませんが・・・)
しかし、人生の中で、新しく好きな曲が増えたということは、
非常に幸せなことである。

アヴェ・マリア というと、グノーか、シューベルトか、賛美歌か、
はたまたリストの無名のピアノ曲か、程度しか知らなかったが、
今は、このカッチーニのアヴェ・マリアが一番のお気に入りだな。(笑)

さてさて、今度、CDでも買うか・・・

今、ちっょと思ったが、
ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番のアリアが、雰囲気として似ているかも知れない。
(この曲は、大好きな曲のひとつですね)

たまには、声楽のリサイタルに行ってみるもんだ。
今日は、いい日だ。

プログラムを見て、ちょっと思ったこと。
   外国の声楽曲の歌詞って、ものすごく感情を表に出す歌詞だなあ。
   もしも、日本語で歌ったら、ちょっと恥ずかしいかも・・・
   それとも、訳が、感情的なのかなあ・・・


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