ピアノ協奏曲 第2番 イ長調(リスト) [リスト]
その男は、くたびれていた。
仕事から、家に帰っても、「疲れた 疲れた」しか言わなくなっていた。
男は、ふと、独り言を言った。
「最近、ゆっくり音楽を聴く時間がないなあ・・・」
「演奏会も、ここしばらく行っていないなあ・・・」
そんな男を見て、その妻が言った
「疲れた ばっかり 言うと、ますます、疲れるわよ」
「5月の連休は、旅行もないし、思う存分、演奏会でも行ったら・・・」
男は、パソコンを立ち上げ、
5月の連休の演奏会を調べた。
「そうだ、東京では、あの演奏会があるではないか
一公演の入場料は安いし、いろいろな演奏が聴けるし・・・」
男は、何公演かまとめて、チケットを取った。
そして、とても楽しみだった。
男は、元気をとりもどした。
数日後
その公演は、すべて中止。キャンセルとなった。
男は、ショボンとなった。
*********************************************************
ははは、上記は、すべて実話です。
そうなんですよ。
この5月の連休は、「熱狂の日」の東京公演の、
いくつかの演奏会を聴きに行く予定だったのですが、
この公演自体中止になってしまいましたね。
来日する演奏家がキャンセルが相次いだとのこと。
まあ、これは、仕方ないですね。
レベル7の危険性がある国への渡航は、やはり回避しますよね
(もし、逆に他の国で、レベル7の事故があったら、
日本からその国への渡航は、やはり慎重になるだろうし)
まあ、ということで、今、ショボン となっています(笑)
で、今日の音楽日記は、その公演で聴くはずだった一曲
リスト作曲のピアノ協奏曲第2番です。
リストのピアノ協奏曲と名が付く曲は、普通には2曲ある
(もちろん、他にマイナーな遺作などありますが・・・)
第1番は、過去の音楽日記に書いた⇒こちら
さて、この第2番のピアノ協奏曲の特徴は、なんだろう?
・一番と違って、技巧が全面に出ていない
・一番と同じく、半音階を用いた主題だけど、こっちの方が深みがある
・一番と違って、幻想的な雰囲気
・一番より、管弦楽の書法が進歩?している
等々
そう第2番のピアノ協奏曲は、「交響的協奏曲」と最初は、名付けられただけあって、
とっても、幻想的だし、ひとつの主題が徹底的に、ロマン的に変奏される。
木管の最初の主題提示。
最初のピアノが、神秘的にアルペジォで入ってくる部分。
ピアノの低音の動き。
チェロのソロと、ピアノのアルペジォの響き(この部分、印象的です)
主題が、行進曲となり、堂々とした響き。
そして、コーダのグリッサンド。
そう、最初は、とっつきにくい曲だけど、
構成がわかると、ロマン派のピアノ協奏曲としては、なかなかの一曲です。
さて、リストのピアノ協奏曲
第1番 と 第2番 どちらが好きな人が多いだろう?
(まあ、両方とも興味無い人もいると思うけど・・・)
多分、最初は、一番が聴きやすくて、派手で、いいのだけど、
そのうち、二番の交響的、幻想的 雰囲気がいいとなってくる人が多いかもしれない。
えっ、私ですか?
もちろん、二番の雰囲気も好きだけど、
あの、一番の笑える半音階の主題。
そして、その主題で、ひとつの曲を作ってしまうリスト。
音楽的?には、第2番かもしれないけど、
ある意味、芸術という意味では、第1番だったりして(笑)
追記
第1番の日記にも書いたけど、
リストの2曲のピアノ協奏曲の演奏では、
リヒテル(ピアノ)
コンドラシン(指揮)
ロンドン交響楽団
の演奏が、私には、古いけど、一番、しっくりきます。
仕事から、家に帰っても、「疲れた 疲れた」しか言わなくなっていた。
男は、ふと、独り言を言った。
「最近、ゆっくり音楽を聴く時間がないなあ・・・」
「演奏会も、ここしばらく行っていないなあ・・・」
そんな男を見て、その妻が言った
「疲れた ばっかり 言うと、ますます、疲れるわよ」
「5月の連休は、旅行もないし、思う存分、演奏会でも行ったら・・・」
男は、パソコンを立ち上げ、
5月の連休の演奏会を調べた。
「そうだ、東京では、あの演奏会があるではないか
一公演の入場料は安いし、いろいろな演奏が聴けるし・・・」
男は、何公演かまとめて、チケットを取った。
そして、とても楽しみだった。
男は、元気をとりもどした。
数日後
その公演は、すべて中止。キャンセルとなった。
男は、ショボンとなった。
*********************************************************
ははは、上記は、すべて実話です。
そうなんですよ。
この5月の連休は、「熱狂の日」の東京公演の、
いくつかの演奏会を聴きに行く予定だったのですが、
この公演自体中止になってしまいましたね。
来日する演奏家がキャンセルが相次いだとのこと。
まあ、これは、仕方ないですね。
レベル7の危険性がある国への渡航は、やはり回避しますよね
(もし、逆に他の国で、レベル7の事故があったら、
日本からその国への渡航は、やはり慎重になるだろうし)
まあ、ということで、今、ショボン となっています(笑)
で、今日の音楽日記は、その公演で聴くはずだった一曲
リスト作曲のピアノ協奏曲第2番です。
リストのピアノ協奏曲と名が付く曲は、普通には2曲ある
(もちろん、他にマイナーな遺作などありますが・・・)
第1番は、過去の音楽日記に書いた⇒こちら
さて、この第2番のピアノ協奏曲の特徴は、なんだろう?
・一番と違って、技巧が全面に出ていない
・一番と同じく、半音階を用いた主題だけど、こっちの方が深みがある
・一番と違って、幻想的な雰囲気
・一番より、管弦楽の書法が進歩?している
等々
そう第2番のピアノ協奏曲は、「交響的協奏曲」と最初は、名付けられただけあって、
とっても、幻想的だし、ひとつの主題が徹底的に、ロマン的に変奏される。
木管の最初の主題提示。
最初のピアノが、神秘的にアルペジォで入ってくる部分。
ピアノの低音の動き。
チェロのソロと、ピアノのアルペジォの響き(この部分、印象的です)
主題が、行進曲となり、堂々とした響き。
そして、コーダのグリッサンド。
そう、最初は、とっつきにくい曲だけど、
構成がわかると、ロマン派のピアノ協奏曲としては、なかなかの一曲です。
さて、リストのピアノ協奏曲
第1番 と 第2番 どちらが好きな人が多いだろう?
(まあ、両方とも興味無い人もいると思うけど・・・)
多分、最初は、一番が聴きやすくて、派手で、いいのだけど、
そのうち、二番の交響的、幻想的 雰囲気がいいとなってくる人が多いかもしれない。
えっ、私ですか?
もちろん、二番の雰囲気も好きだけど、
あの、一番の笑える半音階の主題。
そして、その主題で、ひとつの曲を作ってしまうリスト。
音楽的?には、第2番かもしれないけど、
ある意味、芸術という意味では、第1番だったりして(笑)
追記
第1番の日記にも書いたけど、
リストの2曲のピアノ協奏曲の演奏では、
リヒテル(ピアノ)
コンドラシン(指揮)
ロンドン交響楽団
の演奏が、私には、古いけど、一番、しっくりきます。
ご無沙汰しました。
このところ、ヤホーの知恵袋の方に行ってまして。
ラ・フォル・ジュルネは残念でしたね。去年は有料の本公演はひとつも聴かずに丸の内界隈をうろうろして無料のコンサートをハシゴして楽しみました。これほどのビッグイベントが中止になるとは、クラシック界の衝撃も甚大です。今後外来アーティストの来日中止が相次ぐのでは…と思います。
この協奏曲、前から疑問だったのは、多くの楽曲解説では全体を6つの部分に分けて、第2部は8分の6拍子に変わる変ロ短調の調号の所からとしている。けれど普通に曲を聴いていると、ニ短調のおどろおどろしい低音伴奏の所からが第2部としか考えられない。解説が言う区分けは、リスト自身が記したものなのかどうかということです(手持ちの楽譜には区分のナンバリングはされていません)。リストがその区分をしていないのであれば、実際上区分の正当性はありません(本来こういうことを解明するのは私の務めですが)。私はその一連の第2部分(第2主題部相当)が一番好きです。
ただ、現時点でその演奏に強いこだわりを持つほどにはこの曲を愛好してはいません。第1番の方は、以前カセットテープに録音してあったオラシオ・グティエレス独奏プレヴィン指揮ロンドン響の演奏(レコード録音)が最高だったのですが、この演奏その後CDで耳にすることがなく、存在するのかもわかりません。あればぜひほしいのですが。
by みどりの巨人ハルクくん (2011-04-20 01:29)
ハルクさん、コメントありがとうございます。
はい、区分の正当性を検証するのは、ハルクさんのお仕事です(笑)
まあ、それは、置いといて、
この曲、いろいろな区分けをしている解説が多々あります。
6つの部分に分けるのが、一般的ですが、
私のもっているリヒテルのレコードには、
第1楽章、第2楽章、第3楽章の区分けで書いてあります。
私は、最初のアダージョの部分がテーマで、
あとは、8つの変奏と、アレグロ・アニマートからが、コーダ
と思っています。
まあ、ただ、いい曲なのですが、
これといった なにかが ひとつ足りない のも事実かも
by みどりのこびとちゃん (2011-04-21 23:32)
元キャンディーズのスーちゃんが乳癌で亡くなってしまいました(泣)。
ショックです、とても悲しいです。
まだ55歳なのに……。
by なるたる (2011-04-22 00:46)
「カテ違い」を承知でひとことレスを
つつしんで哀悼の意を表します
再結成もなくなり、あの時代が「永遠」になってしまいましたね
by みどりの巨人ハルクくん (2011-04-22 01:10)
一曲送ります
http://www.youtube.com/watch?v=J8OJjVQXaR8&feature=related
by みどりの巨人ハルクくん (2011-04-22 02:42)
なるたるさん、ハルクさん、コメントありがとうございます。
さて、キャンディーズのスーちゃん
私もちょうど、キャンディーズの時代です。
8時だよ、全員集合よく見てました。
動画サイトで、いろいろ 見て 懐かしく、そして、ちょっと悲しくなりました。
あのころの時代、うーん、懐かしいなあ
by みどりのこびとちゃん (2011-04-22 23:33)
>ハルクさん
動画深謝。
可愛いですね……(涙)。
>こびとさん
キャンディーズ解散の時はすでに社会人だったけど、あの頃の日本は
輝いていました。
因みにランちゃんは同じ中学の2級程下級生です。
by なるたる (2011-04-23 16:08)
そうですか、なるたるさんは、
キャンデーズ解散の時は、社会人でしたか・・・
私は、大学生でした。
by みどりのこびとちゃん (2011-04-24 23:31)
N響アワーを聞いていたら(観ていない。音声をラジカセで受信していた)、
終わりの番組案内で「今年もラ・フォル・ジュルネ三昧」と、中継予定を紹介していました。
どういうことでしょう?
by みどりの巨人ハルクくん (2011-04-25 01:25)
私の買ったチケットの公演は、すべて中止だけど、
ラ・フォル・ジュルネ自体は、まったく、演奏会を違うもので、
行うみたいです。
公式ホームページにも、公演スケジュールのってます。
いやいや、よく短時間で、ここまで変更できたなと・・・・
ある意味、すごいです。
チケット販売はこれかららしいですね
by みどりのこびとちゃん (2011-04-27 00:13)
はじめまして♪
大阪市在住の有田と申します。バロック音楽の楽しみをFMで聴き出して幾星霜…思えば四十余年。細々ですがクラシックと共に歩んできました。ベームやカラヤンの新譜がレコード芸術の定番?だった記憶がよみがえります(苦笑)
さて。この歳になりまして…急にフランツ・リストに目覚めまして。書籍を探しましたが書店には全く無く、図書館で作曲家ダイジェストというコンパクトな一冊を借り付録のCDを聴くうちにリスト御大に完璧に仕留められました。二曲のピアノ協奏曲はどちらもはるか昔に聴きましたが…ブラームスには及ばないと独断で切り捨てたままできました。生誕200年も311に沈んだ感じで記憶にないんです。それが今では…偏屈なブラームスは重すぎまして…リストからフォーレ更にバルトークと志向は拡散状態へ。ネット上で此方にたどり着きました。。リストの曲目が詳細に紹介されてまして、初心者の私には嬉しいかぎりです。少しずつリスト御大の深い森へ踏み出しました。此からも折に触れて立ち寄らせていただきます。Youtubeに今は亡き黒田恭一氏の的確な解説による1982年のブレンデル~バレンボイム指揮ベルリンフィルハーモニーの貴重な音源がアップされてます。実にコクの深いリストで聴くたびにしびれております。とりとめのない長文になり申し訳ありません。
by 有田 (2016-10-13 06:33)
有田さん コメントありがとうございます。
リスト結構、駄作も多いけど、結構 奥も深いです。
最近、更新が滞っているブログですが、
不定期に更新するので、よろしくお願いします。
by みどりのこびとちゃん (2016-10-16 23:48)