SSブログ
ニールセン ブログトップ

交響曲 第3番【ひろがり】(ニールセン) [ニールセン]

さて、今日は、どう考えても、デンマークの作曲家だな(笑)

今日は、朝早くから、サッカーワールドカップの日本-デンマーク戦を見た人も多いだろう。
えっ、私ですか?
もちろん、ちょっと早く起きて、後半からライブで見ましたよ。
日本代表、今は波にのっています。
この調子で、次もいきたいところです。
日本は、組織だったサッカーだけど、
ドリブル突破の個人技のある選手も欲しいなあ、勝ってくると、欲もでます。
なんて、この日記は、音楽日記なので、
サッカーの話題は、このへんにして、

今日は、デンマークの作曲家です。
私、デンマークの作曲家といって、頭に浮かぶのは、この人しかいません。
カール・ニールセンです。
この人は、歌劇や管弦楽、室内楽、ピアノ曲・・・と数多く作品を残していますが、
なんといっても有名なのは、6曲の交響曲でしょう。
というより、私は、交響曲以外は、ほとんど聞いたことがありません。
その交響曲ですが、名前からいうと、第4番の【不滅】というタイトルがかっこいいし、
一般的には、第5番が傑作と言われている。
だけど、一番ききやすいのは、第3番じゃあないかなあ・・・

今日の音楽日記は、カール・ニールセン作曲の交響曲 第3番です。
ちなみに、【ひろがり】とか【おおらか】という名前で呼ばれる。
(これは、第1楽章の表情記号からきているとのことです)

この曲、3拍子の力強い曲想と対照的なちょっと神秘的な主題が印象的な第1楽章や
田園風景が奏でられる中で、突然、歌声が聞こえるアンダンテの第2楽章や
ちょっと異国情緒的で、細かい動きが面白い第3楽章まで、あきさせないのですが、
なんといっても、聞きどころは、第4楽章の主題でしょう。

さて、冒頭から演奏される主題を聞いて、みなさんは、どう感じるだろう。
この曲のいろいろな解説には、必ず、ブラームスの交響曲第1番の第4楽章を思わせる・・・
と書いてあるのだけど、
私は、どちらかというと、エルガーやウォルトンなどのイギリス系作曲家が書く、
ゆったりとした行進曲風の主題を思い起こさせる気がします。
本当は、この交響曲の愛称の【ひろがり】【おおらか】は、第1楽章の表情記号なのだけど、
この第4楽章にぴったりです。

この曲の作曲年は、1911年。
これから考えると、ちょっと、古めかしい曲ということになるのかもしれないけど、
この4楽章は、一度聞いたら、忘れられない旋律ではあります。
最後に輝かしく、主題が演奏されるのも、王道をいってます。

確かに、アクの強さや完成度からいったら、
第4番・第5番・第6番の方が上ということかも しれないけど、
ニールセンを聞いたことがないという人には、私なら第3番の交響曲を薦めますね。

デンマークというと、島がいっぱいある国というイメージですが、
調べたら、443の島があるそうです。

橋は、いくつぐらいかかっているのだろう?
nice!(0)  コメント(0) 
ニールセン ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。