SSブログ

交響曲 第7番 レニングラード(ショスタコービッチ) [ショスタコーヴィチ]

ちょっと前だけど、いつものように、パソコンを立ち上げたら、
グーグルのページの上が、カンディンスキーの絵ぽくなっていた。
えっと、思ったら、12月16日は、カンディンスキーの誕生日。
うれしいなあ。私と同じ誕生日たったんだ。
(ちなみに、ベートーベンも12月16日)

カンディンスキーは、画家で抽象絵画を始めた人として有名だけど、
初期には、とっても綺麗な絵も描いている。
私の大好きな画家の一人です。
ちょっとばかり 私の持っているポストカードの写真をのせましょう。

2014-12-16 21.04.57.jpg
2014-12-16 21.06.03.jpg
2014-12-16 21.05.44.jpg
2014-12-16 21.06.32.jpg

すごくきれいな絵から、楽譜模様の抽象絵画、
ピアノのコンサートの絵は、どれだかわかりますか?
で、家の居間には、
ちゃんとカンディンスキーの絵(もちろん本物ではないですよ(笑))
もかかっているのです。

2014-12-16 20.42.38.jpg

で、昔は、
クラシックのレコードやCDのジャケットには、カンディンスキーの絵
が使われていることがよくありました。

そういえば、ショスタコービッチの交響曲全集に、使われていたなあ・・・

2014-12-20 23.42.19.jpg

ということで、今日の音楽日記は、
ショスタコービッチ作曲の交響曲第7番レニングラードです。

ショスタコービッチの交響曲は、第5番を以前書いたけど、
あまり、曲の背景を考え過ぎると、
なかなか、純粋に音楽に入りこめません。
⇒第5番の過去記事は、こちら

交響曲第7番も、当時のドイツとの戦争意欲を高める為の曲だとか、
いやいや、当時のロシアの政府のあり方も批判しているとか、
いろいろあるけど、
背景を考えすぎると、なかなか、難しい。
(まあ、いろいろ考えるのも面白いですが)

曲を聴いてみよう。
曲は、4楽章からなり、1時間を越える大曲です。

第1楽章
曲は、堂々とした主題で開始されますが、
なんと言っても、特徴的なのは、この中間部ですよね。
行進曲風の主題が、打楽器のリズムに合わせて、何回も繰り返され
クレッシェンドして、破壊的な頂点で、最初の主題が再現する。
この部分が、好きか 嫌いか で、
この曲が好きかどうかが決まるかもしれない。
初めて、この曲を聴いた時に、
なんて、単純な主題なんだ
みたいに思ったのを覚えている。
(チチンプイプイのCMで有名になったけど)

第2楽章
とっても、ショスタコービッチらしいスケルツォの音楽ですね。

第3楽章
ロシアの大地をイメージすると、なにかに書いてあったけど、
確かにそんなイメージです。
合唱で演奏したら、いい雰囲気かもしれません

第4楽章
この楽章は、なんというか、とっても派手です。
ベートーベンの運命と同じリズムも随所にでてきます。
最後の方は、第5番と似ている所もあるけど、
派手さからいったら、こちらの方が上です。
管弦楽の最大音量がこれでもか、という程、圧倒的に出てきます。

さて、この曲の一般的な評価ですが、
あまり、いい評判は聞きません。
あまりに、外面的だとか、
交響曲と言うには、緻密な構成がないとか、
1楽章は、ボレロの二番煎じとか、
音楽で訴えたいことが、直接すぎるとか、
・・・
まあ、でも、ある程度、ごもっともかもしれません。

私もこの曲、あえて、聴こうという時は、かなり少ないと思います。

ただですねえ、
私、この曲、一回だけ、実演で聴いたことがあるのです。
結構昔のことなので、正確には覚えていないけど、
日本のオケでした。
第3楽章で、うつらうつらしたけど、
第4楽章で、もう、無茶苦茶にブラスを鳴らし、
打楽器が、これでもかと、フォルテで鳴らして、
それは、それで、爽快でした。
実演で、そんな風に演奏されると、快感です。

この曲は、実演にかぎります。
で、出来れば、緻密でない演奏で、荒々しい演奏で聴くと、
この曲の一般的な評価なんか、どこかとんでいくと思います。
それに、あの第1楽章のマーチだって、
あれは、あれで、あれだけ、思い切って、作曲するのは、なかなかのものです。

また、実演で聴いてみたいなあ。

そんな曲があってもいいかも知れません。
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

まほろばのピアノ弾き

こんばんは。

ショスタコ先生の作品、超有名な「第5」に続いて2曲目なんですね。
旧ソ連という国で生涯を過ごし、作品についてもいろいろイチャモンをつけられることもあった作曲家のせいか、彼の作品のほとんどは、内面に何らかのメッセージが組み込まれているような気がします。

この「第7」にしても、まず標題音楽なのか、絶対音楽なのかという点、そして例の第1楽章の延々と続く行進曲が何を表現しているのか、他にもいろいろ解明されていない部分があると思います。

私は以前、大植英次指揮大阪フィルの演奏をザ・シンフォニーホールで聴いたことがあります。(その後Fontecからこの演奏のSACDが出ています。) このホールでは、よくオケの背後の、指揮者の表情が見える席に陣取るのですが、この時は失敗でした。やはり大編成の曲の場合は、正面のやや高い位置の席が、「見て楽しむ」こともできてよかったと後悔しました。

by まほろばのピアノ弾き (2014-12-25 23:42) 

みどりのこびとちゃん

まほろばのピアノ弾きさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよ。ショスタコービッチの曲は、なかなか、
聴くのに、いろいろ考えてしまい、難しいです。
この曲の実演聴きにいかれたことがあるのですね。
見て楽しむのも、この曲ならではかもしれません。
by みどりのこびとちゃん (2014-12-30 21:52) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。