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ブラジル風バッハ第3番(ヴィラ=ロボス) [ヴィラ=ロボス]

さて、今度のワールドカップは、開催国のブラジルが優勝して、
このワールドカップ期間にちなんだ、音楽日記も、
最後にブラジルの作曲家の曲をもってきて、きれいに、
しめくくるというつもりだったが、
ブラジルがなんと、7-1で、ドイツに負けてしまいました。
残念。

ということで、ワールドカップ期間の最後にもってくる予定だった曲です。
ブラジルの作曲家というと、この人ですよね。
作曲数1000以上といわれているヴィラ=ロボスです。

その代表作が、いろいろな編成で書かれた
9曲からなるブラジル風バッハですね。

この音楽日記でもいままでに3曲紹介している。

ブラジル風バッハ第1番⇒過去記事はこちら
ブラジル風バッハ第2番⇒過去記事はこちら
ブラジル風バッハ第5番⇒過去記事はこちら

で、今日は、ピアノ協奏曲の形で書かれた
ブラジル風バッハ第3番です。

第1楽章 前奏曲
符点のついたリズムが特徴的ですが、
映画音楽風だったり、バッハ風だったり、
ちょっと現代的だったり、すごく不思議な感じです。
もちろん、はっきりとした意思のある音楽です。
まあ、ヴィラ=ロボス風といえば、それまでなのですが・・・

第2楽章 幻想曲
この2楽章は、なんといっても、中間部から最後にかけてですね。、
ラフマニノフも真っ青の映画音楽風な部分でしょう。
ここは、単純ですが、とっても気持ちいいです。

第3楽章 アリア
ちょっと長い序奏につづいて、ピアノが入ってきます。
このアリアの旋律は、とてもとても美しいです。
この楽章、聴きごたえありますよ

第4楽章 トッカータ
ヴィラ=ロボスではよくある、お約束のトッカータですね(笑)
ほとんど、16分音符の音で埋め尽くされていて、
リズム動機も、旋律も、次々でてくるのですが、
よくこれだけの素材で、音楽が作れます。
最後は、豪快な音の重なりと響きで、終わります。

作曲を独学で学んだ、ヴィラ=ロボスは、
バッハの音楽こそ、すべての民族に通じる音楽と信じていたらしい。
そこで、バッハの音楽性と、ブラジルの心を合わせた曲が
【ブラジル風バッハ】だと言われている。
バッハの音楽のエッセンスは、随所に聞かれるけど
これらの曲は、間違えなくヴィラ=ロボス独自の強い意志をもった
ヴィラ=ロボスしか書けない曲達です。
音楽に魂を感じます。

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コメント 2

タカノカズヒロ

あ、この前、らららクラシックでやってました!
by タカノカズヒロ (2014-07-10 21:42) 

みどりのこびとちゃん

タカノカズヒロさん、コメントありがとうございます。
そうですか、ららら は、時々見るのですが、
ヴィラロボスの時は、見逃しました。
でも、きっと、ブラジルのワールドカップつながりだからかな?

by みどりのこびとちゃん (2014-07-10 22:57) 

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