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ハンガリー狂詩曲 第6番(リスト) [リスト]

この音楽日記、2005年から、書き始めたけど、
そのころと、今では、結構、聴いているクラシックの曲が違っている。
うーん、歳をとったのかなあ。

昔の記事でも何回か書いたけど、
私がクラシック音楽を好きになったのは、
中学生の時に、ピアノをかっこよく弾いて
女の子にもてたいという不純な理由だし(笑)
(ま、そんなもんです)
そんなことだから、最初に買ったレコード!は、
「ショパンのエチュード」と
「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」
という定番中の定番だし、高校のころなんて
当時、バリバリ系のピアニストの
ホロヴィッツとか、シフラなんて、毎日聴いていたなあ。

もちろん、今でも、
バリバリ系?のピアニストは好きだし、
技巧的なピアノ曲も好きだけど、
毎日聴くことはないし、歳をとって
落ち着いた曲を聴く方が多くなってきたなあ。

そんなんで、リストのハンガリー狂詩曲
も、昔はよく、全曲、聴いていたけど、
何年も全曲聴くということは、なかった。
今日、仕事で出張帰りの新幹線の中で、
音楽を聴いていたのだけど、
たまたま、リストのハンガリー狂詩曲の全曲を
ぼっーと聴いていた。
(聴いていたのは、クリダの演奏で、そんなにバリバリ演奏ではないけど)

今日の音楽日記は、リスト作曲のピアノ独奏曲
ハンガリー狂詩曲第6番です。

ハンガリー狂詩曲は、リストが書いたピアノ曲で、
ハンガリーの音楽(まあ、本当はジプシー音楽とのことだが)
とにかく、民族的で、ゆっくりした部分と速い部分の比較も面白く
全15曲?19曲?21曲?のどれをとってみても、
なかなか楽しめます。

いままで、この音楽日記では、ハンガリー狂詩曲は、

第2番⇒過去記事はこちら
第15番⇒過去記事はこちら

ついでに
スペイン狂詩曲⇒過去記事はこちら

を書いている。

さて、第6番のハンガリー狂詩曲です。
曲は、4つの部分からなって、
最初の部分は、ちょっと行進曲風の堂々とした部分
軽いスケルツォ風の部分。
ゆっくりした哀愁あふれる部分
そして、速いテンポで、弾きまくる最後の部分
と、とってもわかりやすい。

この曲、深遠さとは無縁の音楽だけど、
いい部分をいうと、
『かっこよく聞こえるけど、結構弾きやすい』
かな(笑)
でも、これって、とても重要で、
かっこいい曲でも、弾きにくいとちょっとという感じがしますが、
さすが、天才リストです。

かくいう私も、この最後の速い部分は、
ピアノで練習しました。
普通に弾いても、後半に向かって盛り上がるように書いています
右手は  単音→オクターブ→オクターブの連続→1オクターブ上
みたいになるし、
左手も、簡単な伴奏から、低音が ガンガン響く感じになっていく。

難しいのは、左手オクターブで、旋律をとるとこかな
ここで、スピードが落ちては絶対にいけないし、
でも、ここは、右手は、ちょっといいかげんでもいいかな。

最後の方の左手のBは、1オクターブ低く弾くととっても
きもちいいけど、スピードがおちないようにするのは大変だ。
(あと、途中の右手と左手の交差を1オクターブ上げるのもお約束)

まあ、この曲は、とっても楽しく、
とってもかっこよく弾きたい曲です。

この曲は、第2番についで、有名な曲で、
ちょっと動画サイトで見てみたら、
懐かしいなあ、
アルゲリッチ・シフラ・ランラン・ガブリリョフなど
いろいろなピアニストが弾いていて、
それは、それは、見事な演奏を聴かせている。

しかし、私の中では、録音の悪いホロヴィッツが最高です。
最後のテンポは、もっと速く弾く人はいるけど、
あの暴力的までのかっこよさと、改変は、真似ができません。

で、本当に何十年ぶりか、この曲、ピアノで弾こうとしたら、
右手がつった(笑)
やっぱり歳か・・・・
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まほろばのピアノ弾き

そうですか、何十年ぶりかで弾こうとされたら、右手がつった由、お疲れ様です。

私も若い頃、この曲に挑んだこともありましたが、如何せんテクニックの不足から、早々に諦めざるを得ませんでした。

これがショパンやシューベルトなら、難しい技巧が要求されても、何とか弾いてみようという気が起こる曲も多いのですが、リストの場合「超絶技巧」が必要という先入感もあってか、「愛の夢第3番」など一部を除き、そこまでチャレンジしてみようという気になる曲は少なかったように思います。

この記事を拝見して改めて譜を見たのですが、基本的なテクニックをひととおりマスターしていれば、譜読みはさほど難しくはないようです。しかし、その「基本的なテクニック」が習得できておらず四苦八苦するのが、凡人の悲しさなんですね。

by まほろばのピアノ弾き (2014-05-27 00:23) 

みどりのこびとちゃん

まほろばのピアノ弾き さん、コメントありがとうございます。
私は、ピアノに関しては、基本的なテクニックをまったく
マスターしておらず、自己流です(まったく自慢できません)
なので、この曲も、勝手に弾いているのですが、
結構、譜読みは、おっしゃる通り 簡単ですね。
対位法などを駆使した曲の方がよっぽと難しい・・・
でも演奏効果の高い曲であることは、確かですね。

もう、オクターブの連続が1ページ続くと、体力的に無理です
ハイ

by みどりのこびとちゃん (2014-05-27 23:32) 

タカノカズヒロ

出ました!(笑)この曲と出逢ったのはアルゲリッチ。最初はよく分かりませんでした。でも聴くにつれ楽しいピアノ曲になり・・・。ラッサン・フリスカともに、数ある狂詩曲の中であちこちにメロディが散りばった経緯があるが、最終形がこれです。

最後に登場するメロディが馴染ありますが、転調し、オクターブにし、左手にと。様々に変化させて盛り上げてくれるのが、さすがピアノの魔術師たらん所以ですね。
by タカノカズヒロ (2014-05-29 21:55) 

みどりのこびとちゃん

タカノカズヒロさんコメントありがとうございます。
アルゲリッチの演奏、私好きですよ、情熱的で。
そうです。最後のメロディは、単純ですけど、
よく、あそこまで変化させて、盛り上げられるなあ
さすが、リスト

by みどりのこびとちゃん (2014-05-30 23:21) 

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