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交響曲 第5番 作品55 (グラズノフ) [グラズノフ]

前回、777回目の記事にちなんで、
作品77で第7番の曲を探して、グラズノフの交響曲第7番を書いたのだけど、
いい気になって、同じような、ゾロ目の曲を探していたら、
なぜか、グラズノフにもう一曲あった(笑)

今日の音楽日記は、
グラズノフ作曲の交響曲 第5番 作品55 です。
いやいや、どうせなら、すべての交響曲がゾロ目だったらよかったのに・・・
それなら、グラズノフも少しは有名になったかも(そんなことはないか)
えっーとですね。実はグラズノフは、第3番の交響曲も作品33なのですよ。

グラズノフは、第9番の交響曲が未完なのですが、
一応、9曲交響曲を書いている。
ということで、見事、交響曲作家として認められそうなのですが、
いまいち、有名でないんだなあ。
その9曲(8曲でもいいけど)の中でも、
今日、紹介する第5番は、一番聴きやすく、まとまった曲かもしれません。
(まあ、グラズノフの曲は、どれも聴きやすいのですが)

で、第5番の交響曲です。
曲は、4楽章からなっています。

第1楽章
ゆったりとした、そしてたっぷりした弦の響きで始まります。
この始まりは、ロシアです
その後、3/4の主部に入るのですが、
ベートーベンの英雄の第1楽章ぽいのですが、
雰囲気は、全然違います。
とっても、明るい、のびのびした楽章です。
やはり、
第2楽章
チャイコフスキーを思わせるスケルツォ楽章
民謡風の踊りの部分もあって、とっても楽しいです。

第3楽章
グラズノフは、ゆっくりした抒情的な音楽が本当に上手い。
音楽に、聴きほれる楽章です。
チャイコフスキーのバレエ音楽より、すばらしいかもです。

第4楽章
やっぱり、交響曲のフィナーレは、こうでなくては、
と言う、定番の行進曲風、祝典風のフィナーレです。
個々の旋律は、単純なのですが、前の楽章との対比が素晴らしい。
最後は、派手に終わります
(最後の3つの和音は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1楽章の終わりと
 似ていますよ(笑))

この曲、ロシアの交響曲の定石を踏んだ正統な曲なのですが、
グラズノフらしく、毒がないです。
やっぱり、ちょっと毒がないと、名曲にならないのかも知れません

でも、ロシアの交響曲好きで、この曲を聴いてない人がいたら、
是非聴いてください。
損はないです。

さてさて、なぜか、またロシアの交響曲を書いてしまった。
次は、なにかな・・・

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