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メロディ(グルック) [グルック]

さて、昨日は、演奏会のはしごでした。
昼間は、プレクトラム・ソサェティというマンドリン合奏の演奏会。
(この演奏会は、細部にこだわって、美しい音の響きが堪能できましたね)
で、夜は、サントリーホールでユジャ・ワンのピアノリサイタルでした。
そのユジャ・ワンのプログラムがこちら
2013-04-21 18.33.56.jpg

・ピアノソナタ第2番(スクリャービン)
・ピアノソナタ第6番(プロコフィエフ)
・リーバーマン (ガーゴイル)
・ピアノソナタ第2番(ラフマニノフ)

ははは、ユジャ・ワンらしいプログラムです。
(それに、演奏は高いヒールで、一部はピタッとした黒のドレス、二部は赤のドレス
 別の演奏会の論評に書いてあったけど、まるで、ボンドガール(笑))

でも演奏はというと、これが見事。
確かに、超絶技巧の部分や和音連打の部分では、
荒いかなと思う所があるけど、
それでこそ、引き立つ音楽もあります。
(ラフマニノフは、迫力ありましたよ)

そして、アンコールは、なんと、6曲!
ホロヴィッツ編のカルメン変奏曲
プロコフィエフのトッカータ
シューベルト=リストの歌曲
ロッシーニのフィガロのアリア(ギンズブルグ編)
等々
いやいや、ピアノ音楽に叩きのめされましたね。

ただ、こういう曲をバリバリ弾かれると、
逆に、曲の静かな部分や静かな曲が、ものすごく
緊張感のある音(空間)となるのも事実です。

で、実は、一番印象に残ったのが、
アンコールで弾かれた、
グルック(スガンバーティ編)のメロディ という曲です。
(もう一曲のショパンのワルツ第7番も独特で印象的でしたが・・)
いやあ、あの雰囲気の中で、ホールで静かに、
この曲が響くといいんだなあ。
(ホロヴィッツのトロイメライもそうだったのかも)

今日の音楽日記は、
グルック作曲「オルフェオとエウリディーチェ」より
メロディです。

この旋律、以前書いた「精霊の踊り」の中間部なのですが、
ピアノ編曲でよく弾かれます。
(なぜか、メロディという題名ですが・・・)

落ち着いた敬虔な旋律で、甘いロマン派の旋律ではないのですが、
心に響く名旋律です。
心の動き、ささやくような声、
どこか、違った場所に連れていってくれるような気分にさせます。

昔から、この曲のピアノ版は
ケンプ編曲のレコードで親しんできた私ですが、
今回のスガンバーティ編曲もいいです。
動画サイトとをみたら、シロティの編曲もいいなあ
(おっと、ラフマニノフが弾いた音源もあるぞ・・・)

確か、譜面があったはずだ。
ちょっと、ひっぱりだして弾いてみよう。
(ユジャ・ワンのようには弾けないけど・・・)

追記
サントリーホールさん、
ホロヴィッツは、ロッシーニのセビリアの理髪師からは
編曲してないと思うけど(笑)
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