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ブラジル風バッハ 第2番(ヴィラ=ロボス) [ヴィラ=ロボス]

さて、関東それも、東横線を使っていない人には、なんの関係もない
話なのですが、渋谷駅の地上2階にあった東横線のホームが、地下に移動して、
埼玉の方まで、相互乗り入れされるのです。
まあ、これには、「便利になる」「いや、乗換が大変」など、
いろいろ意見があるのですが、いままでずっと使っていたホームがなくなる
というのは、ちょっとだけさびしい思いがします。
ということで、そのホームと東急東横線の写真をアップします。
いままで、御苦労様でした。

2013-03-15 07.23.01.jpg

ということで、今日は鉄道にちなんだ曲です。
「鉄道」というと、アルカンのピアノ曲(⇒過去記事はこちら
があるし、
「パシフィック231」というオネゲルの管弦楽曲も有名ですね。

で、今日の音楽日記は、歌劇・交響曲・協奏曲・独奏曲等、
作品の数が、1000曲とも、2000曲とも言われている、
ブラジルの作曲家、ヴィラ=ロボスの作曲した『ブラジル風バッハ 第2番』です。
(この曲の第4楽章が鉄道と関係ある曲です。)

ブラジル風バッハは、全部で9曲あり、
バッハの作品の技法と精神を、ブラジルの現代の音楽と融合した
独特の雰囲気を持つ音楽だ。
そして、それぞれ、いろいろな楽器の為に書かれている。

ブラジル風バッハ第2番は、管弦楽の為に書かれており、
4つの楽章からなっています。

第1楽章 前奏曲《カパドシオの歌》
この序奏の響きは、暗いけど、とってもかっこいい
 サックスの音色が特徴的な、けだるい音楽。
 中間部は、ちょっと明るくなります
 うーん、ドラマのBGMにいいかも

第2楽章 アリア《我らが大地の歌》
 この壮大な序奏もかっこいいです。
 で、チェロで歌われる旋律は、メロディが素敵で
 なかなかいい感じです。
 中間部は、ジャングルの中での踊りみたいになります

第3楽章 踊り《奥地の思い出》
 おっ、ブラジルの作曲家という感じです。
 いろいろなイメージがぎっしりつまっています。

第4楽章 トッカータ《カイピラの小さな汽車》
 最も有名な楽章で、機関車を模倣した音楽です。
 色彩といい、打楽器の使い方といい、朗々と歌われる旋律といい
 とっても、描写的な音楽です。
 でも、この和声の使い方は、独特で、一気にひきつけられます。
 機関車のリズムと、悠然と堂々と進む機関車の旋律が見事。
 あと、管楽器の合いの手?がおもしろいです。

この曲、全然バッハ風ではないと思います(笑)
どちらかというと、ドラマか映画を観ているような感じがします。
で、ヴィラ=ロボスの強い意志が感じられる音楽です。

ちなみに、日本では、ヴィラ=ロボスというと、
ブラジル風バッハでは、第1番と第5番が有名なのですが、
海外では、この第2番の第4楽章は、かなり有名という話を聞いたことがあります。

この曲も、もっと実演で取り上げてほしい曲です。

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