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ピアノソナタ第24番『テレーゼ』(ベートーベン) [ベートーベン]

ちょっと前なのだけど、
テレビで、ポリーニの演奏するベートーベンのピアノソナタ第31番を聴いた。
で、翌日には、シフの演奏で、また31番のソナタをテレビで聴いた。
うーん、やっぱりこの曲すばらしい。
ベートーベンの最後の3曲のピアノソナタには、なぜか引き込まれます。

そんなこんなで、ベートーベンのピアノソナタをちょっと聴きたくなったので、
中期~後期のピアノソナタをまとめて、通勤途中に聴いていた。

この音楽日記では、いままで、ベートーベンのピアノソナタは、
・第7番・第8番・第13番・第14番・第15番・第17番・第20番・第21番
・第23番・第25番・第28番・第29番・第30番・第31番・第32番
と数多く書いてきた。

今日は、第24番。
『テレーゼ』とも言われることのあるピアノソナタです。

この曲、ピアノソナタとしては、
あの情熱的で、迫力のある第23番『熱情』の次に書かれた曲なのですが、
その間に、約4年程度の間隔が空いています。
ということで、ピアノソナタのイメージが熱情とは、全く違っています。

この曲、2楽章しかなく、遅い演奏でも、演奏時間10分かからない、
小さなソナタです。

第1楽章
 最初の美しい印象的な4小節の序奏に続いて
 主題が優雅に出るのですが、
 この主題とてもとても、心が落ち着く優しい旋律です。
 このイメージがこの楽章全体を支配しています。
 私、この楽章は、ちょっと遅めがいいなあ。
 (私の好きなグルダは、ちょっと速いのです)

第2楽章
 フォルテとピアノの対比が楽しい速い楽章です。
 聴くのも面白いけど、16分音符を右手と左手交互に弾くのは、
 ピアノで音を取ると、結構面白いです。
 第1楽章との対比で、この楽章は、重々しくなく、軽く速く弾く
 のが好きです。

ベートーベンのピアノソナタは、時々、むしょうに聴きたくなる。
初期、中期、後期と順番に聴くと、
本当に、ベートーベンの人生が、聞こえてくるような気がする。
この第24番は、中期と後期の間の曲だけど、
ちょっと、ふっきれて、自由に書いているように思います。

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