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歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲(ワーグナー) [ワーグナー]

さて、今、マイブームは、ちょっとだけ
指揮者ムラヴィンスキーなのです。
なぜかというと、
・最近、ムラヴィンスキーのライモンダ組曲の音源を聞いて、おっと思った。
・実家のレコードを処分するにあたって、ムラヴィンスキーのレコードはどうしようかまよっていた
・衝動買いで、7枚組のムラヴィンスキーのCDを買ってしまった。
・よく自分のCD棚をみたら、結構ムラヴィンスキーのCDをもっていた等・・・

ムラヴィンスキーが指揮する音楽は、
どれも、とても意思のはっきりした音楽だ。
どんな曲も、すべて名演とは思わないのだけど、
ツボにはまれば、とてつもない、エネルギーに圧倒される。
私の考えと違う音楽でも、なにをしたいかわかる
こんな指揮者は、やはり、すごいと思うのです。

もちろん、「ルスランとリュドミラ序曲」の有名な名演や
数々のショスタコーヴィチの交響曲
チャイコフスキーの交響曲等のロシア物
は、本当にぐいぐい吸い込まれる演奏です。

でもロシア物以外でも、
モーツァルトもなかなかだし、
シベリウスも、いい意味でおやっと、思う演奏です。

ただワーグナーもなかなかなのです。

今日の音楽日記は、ワーグナー作曲の
歌劇「ローエングリン」から
有名な第3幕への前奏曲です。
(過去、ローエングリンでは、
 エルザの大聖堂への入場は書きました⇒こちら

この曲、三連符の伴奏の中を金管の旋律が、かっこよく
突き進む、あの壮麗で華麗な前奏曲ですね。

もちろん、この曲、歌劇は有名だけど、全曲の中で聴くより、
はるかに、単独で聴く機会の方が多いだろう・
アンコールとしてもいいし、オーケストラの演奏技術を見せるという
意味の音楽としてもいいかもしれません。

でも、音楽もよく出来ていて、中間部のちょっとほっとした所
があるので、前後が引き立ちます。

で、多分、オペラ指揮者だと、
この曲、単独で演奏しても、
そんなに、ぶっ飛ばしたスピードで演奏しないでしょうね。
それより、堂々と、金管を鳴らした方がこの歌劇に合っています。

ただ、単独で演奏する時は、結構速く演奏されがちです。
でも、この三連符の伴奏が、はっきり、乱れない演奏は
なかなかないです。

で、ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルの演奏は、
本当に一糸乱れずに、最後まで演奏しきっています。
全然、ワーグナー的でないけど、これはこれで、
素晴らしいですね。

ちなみに、間違える人いないとおもうけど、
頭の三連符は、金管の旋律と違って、アフタクトの三連符ではなく、
表拍で入ります。ははは、そんなこと、聴けばわかりますよね

この曲も、リストを始め、いろいろな人が、ピアノ用に編曲しているけど、
どれも難しいですね。
まあ、曲が曲だけに、華麗に編曲したいところですから・・・
(でも思ったより、リストは、原曲に忠実です)

で、きっと、次回もムラヴィンスキーが演奏した曲の中からかな・・・

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なるたる

これはね、この後の有名な結婚行進曲と対になっていると考えるべきでは…。
厳粛な行進曲の前の、賑々しく派手派手で、喜びに爆発せんばかりの、
祝祭の音楽というイメージなんだな、私的には。

ムラヴィンスキーは、昔参加していた某掲示板で熱烈なファンがいました。
私はさほどでもないけど、確かにエネルギッシュで胸のすく演奏をする指揮者かも…。

でも見た目は、酷薄そうなただの頑固ジジイw。
あまり親しみを感じる容貌ではありませんorz。
by なるたる (2012-05-14 21:15) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
そうですね。確かに、結婚行進曲に続くし、
喜びの爆発かあ・・

ムラヴィンスキー、ファン多いですねえ。
ただ、エネルギッシュ過ぎて、曲に合わない場合も
少々ある場合もあるかなあ。
でも、私は好きですよ。
顔は、ははは、頑固じじい そのものですね。

レニングラードのオケはセクション練習で鍛えられたので、
あんな演奏ができた という話も聴いたことがあります



by みどりのこびとちゃん (2012-05-14 23:02) 

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