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オペラ《ヘンゼルとグレーテル》 (フンパーディンク) [フンパーディンク]

やっと、体調が本調子に戻りました。

実は、火曜日の夜ごろから、お腹を壊してしまって、
水曜日には、会社を休んで、医者に行ったら、
ノロウィルスではないかとのこと
あんまり、変なもの食べてないんだけどなあ・・・
確かに月曜日に焼肉屋行ったけど、よく焼いて食べたし
かみさんは同じ物食べて、なんともないし・・・
医者で薬を出してもらって、
なにも食べないでいたら、1~2日で治るよ
と言われたので、確かに調子は良くなったのですが、
体重が2キロ痩せました。
ははは、病気で痩せてもうれしくないですねえ。
多分、普通に食べるようになったら、
すぐもとにもどるのかも

ということで、水曜日は、家にいたので、久々に
クラシック音楽を聞きながら、ベットの上でごろごろしていた。
最初は、体調もよくないし、眠りながら心地よく聴けるような曲で、
シューベルトの初期の交響曲やハイドンのチェロ協奏曲
等を聞いていたのだけど、
そのうち、寝るのも飽きて、
こんな時でもないと全曲聴けないなあと、
ゴドフスキーのショパンエチュードによる53の練習曲を楽譜を見ながら
久々に聞いて(ちょっと飛ばした曲もあったけど)、
すごく疲れたので(そりゃそうですよね)
バッハのシンフォニア集やヘンデルの序曲集を聴きながら寝て
そして、最後は、ベットから居間に行って、
前々から、全曲を観よう観ようと思って買っていた
オペラのDVD『ヘンゼルとグレーテル』
を見て・・・
そんな一日をすごしました(もっと、ちゃんと休むべきですよね)
まあ、たまには、こんな日があってもいいかも・・・

ということで、今日の音楽日記は
フンパーディンクが作曲したオペラ『ヘンゼルとグレーテル』です。
この曲、ちょっと前に序曲だけは、この音楽日記に書きました。
過去記事はこちら
今まで、序曲しか知らなかったので、
ゆっくり、DVDで全幕見ましたよ。
と言っても、見たのは

ヘンゼル→ファスベンダー
グレーテル→グルベローヴァ
父親→プライ
母親→デルネシュ
魔女→ユリナッチ
ウィーンフィル
指揮 ショルティ
演出 エヴァーディング

のDVDで、オペラの舞台の映像ではなく、映画仕立ての映像ですが、
すごく、楽しめましたね。
(途中、ちょっと、この映像はないよなあ・・・みたいな所もありましたが(笑))

さて、このオペラ有名で、ヨーロッパでは、
クリスマスシーズンに、数多く上演されているとのこと。

このオペラなんと言っても、
わかりやすい。楽しい。
で、子供向け作品か?と言うと、そうでもなく、
出てくる曲が、どれもこれも場面のイメージに合っていて、
とてもとても魅力的です。

この曲、結構、ドイツ民謡を使用していて、
それが、このオペラの精神と結びついて、どこか
懐かしい雰囲気もする。

さて、あらすじは、ネットで調べれは、
すぐわかるので、私の気に入った曲を

まず、第1幕の第1場、[お兄ちゃん、踊りましょう]
2人が踊る場面ですね。ここは、楽しい。

で、あんまり有名でないかもしれないけど、第2幕の前奏曲[魔女の騎行]
の曲も面白い主題と、展開がなかなか。

続いて第2幕第1場[こびとが森の中で、じっと黙って立っています]
の曲を聞いて、あれっ、この曲、どっかで聞いたことあるぞ・・・
そう、ヤマハ音楽教室の『ドレミファソ・ラファ・ミ・レ・ド』
でした。
元々は、古いドイツの民謡だそうで、
いやいや、そうだったのか(笑)

第3幕は、物語的にも、お菓子の家や魔女が出て来て、
いろいろなイメージの曲が出てくるので、
どれもということで

で、最後は、[神は御手を差しのべたもう]と感動的に歌われる。

病気で休んでいる時に見るには 気持ちいいオペラでよかったです。

よく本には、ワーグナー的と書いてあるけど、
全曲聞いても、やっぱり、そんな風ではなかったです。
確かに、主題(モチーフ)の変形は、いろいろあるけど、
そして、全体の構成も、しっかりしているけど、
イメージは違うなあ(あくまで、私の感想です)

それから、時間が2時間を切っているのは、観やすいです

今回は、映画仕立ての映像だったけど、
ちょっと舞台の映像も今度、時間ができたら、ゆっくり見てみたい
と思っています。

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なるたる

「ヘンゼルとグレーテル」のオペラDVD、楽しんでいただけて何よりです。

グレーテル役のグルベローヴァ、撮影当時には確か御年34歳くらいだったような記憶があります。
実際、頬なんか弛んで見た目は中年そのものなんですね。
ヘンゼル役のファスベンダーも然り。
決して若々しくも瑞々しくもない。
どちらも少年・少女を演ずるには、薹が立ち過ぎています。

だけど歌声や演技力は素晴らしい。
若い人には逆立ちしても真似出来ない存在感なんですね。

声楽家と言うのは、成熟するのに非常に時間がかかります。
10代の天才ピアニストや天才ヴァイオリニストは珍しくもないですが、
10代で一流のオペラ歌手(若しくは一流の声楽家)と言うのは寡聞にして知りません(私の知識不足のせいかも知れませんが…)。

最近つくづく思うようになって来たのですが、最高の音楽芸術は人間の「肉声」なのかも知れません。
そしてその真価は允に人生経験の長さに正確に比例している。
色々な経験を経て、声も深みと高みを増して来る。

私も色んなジャンルのクラシック音楽を渉猟して来たけれど、結局行き着く先、最後の心の最後の拠り所であり深く魂を揺さぶるものは、「肉声」を措いて外にはないように感じて来た今日この頃なのであります。
by なるたる (2012-04-04 23:40) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
本当は、昨年の12月には、見て、感想を書く予定だったのですが、
ゆっくり全幕見る機会がなかなかなかったので・・・

最近、マンドリンオケを指揮していて、
思うのは、やはり、音楽は、人間の呼吸、息遣い、そして歌・・・
それが、あっての音楽ではないかと・・・
そして、音楽以外の人生経験がやはり、音楽には重要だとも・・・

まあ、私も歳をとってきたので、がむしゃらにクラシック音楽を聴くより、
自然に、聴きたい時に、ききたいものを聴くスタイルになってきました。
でも、この音楽日記の目標は、1000記事です。


by みどりのこびとちゃん (2012-04-07 23:13) 

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