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レントより遅く(ドビュッシー) [ドビュッシー]

昔は、ゆっくりと、オーディオセットの前に座って
自作のJBLのスピーカーで、何時間もクラシックを聞いていたのだけど、
今は、ipodに入れた音楽を
通勤途中の電車の中で聞くことがほとんどだなあ。
ゆったりとした時間が欲しいのだけど、
それは、自分で作るものなのだろうなあ・・・

ははは、最初から、愚痴はいかんな。

ということで、今日は、短めの素敵な雰囲気のピアノ曲です。

今年2012年は、ドビュッシー生誕150年です。
生誕150年というのが記念の年なのかどうか微妙だけど、
まあ、今年は、記念の大物作曲家はいないですから
(あいかわらず、タールベルク生誕200年はまったく話題にならないし・・・)

今日のピアノ曲【レントより遅く】は、独立したピアノ曲で、
とっても雰囲気のいい曲です。

基本的には3/4のワルツです。
ちょっと聞くと、雰囲気の良い夜景の見えるバー(笑)
のBGMみたいでもあるのですが、
実は、とても緻密に作曲されていて、
和声進行は、なかなかいい感じで、作られている。

どうしても、こういう感じの曲は、高く評価されにくいですが、
自分で、ピアノの響きを感じながら、ゆっくりと、
テンポを崩して弾くと、なかなか気持ちいい
(とはいえ、私、思った通りには弾けません。適当に
 かなりゆっくりしか弾けないので、その分、響きが気持いい)

さて、この曲をドビュッシーは、自分自身で、管弦楽に編曲しているのを
知っていますか?

ピアノ曲を知っている人で、この作曲者自身の管弦楽バージョンを
聴いたことのない人は、是非聞いてみてほしい。
いきなり、ハンガリーの民族楽器のツィンバロンが出て来て、
雰囲気が想像する管弦楽の編曲とかけ離れているのです。
面白いのだけど、ドビュッシーは、こんな感じをイメージしていたのかと思うと、
ちょっと驚きです。
フランスとハンガリーがミックスした、なんともいえないアレンジです。

さてさて、オペラや交響曲を家でのんびり見て、聴くのはいつの日か・・・
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