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幻想曲 作品28(スクリャービン) [スクリャービン]

さて、久々にスクリャービンの練習曲作品8-12にコメントがあったので、
なぜか、別のスクリャービンのピアノ曲もちょっと聞いて、
ああ、この曲、昔好きだったなあ・・・
と思う曲があって、久々に楽譜を見ながら聴いたのですが、
あまり弾かれないけど、
スクリャービンの初期の傑作じやあないかなあ、
と勝手に思っている曲があります。

それが今日の音楽日記の曲
スクリャービン作曲のピアノ曲《幻想曲 作品28》です。

この曲、10分弱のピアノ曲ですが、
なかなか、濃い曲です。

この曲の特徴を書いてみよう。

・第一主題は、雄大です。
・第二主題は、甘いです。
(一回目の単音の所がいいなあ。再現部はオクターブで難しいです)
・で、この曲、ほとんど、両手ともオクターブが多いです
・初めて聞くと、よくわからん曲です
・映像で見るとわかるのですが、無茶苦茶難しいです。
・でも曲が見えてくると、おっと、思う曲です

この曲の作品番号は、28で、
この後、スクリャービンの作風は、どんどん変化していくのですが、
このたりの曲が、スクリャービンのロマン派の作風の中では
頂点かもしれません。

この曲、ちゃんと旋律を歌って、なおかつ、表情豊かに弾くのは至難です
でも、そういうことのできるプロのピアニストの演奏を聞くと、なかなかの曲です
かっこいい曲でもあり、重厚でもあり、歌心もあります。

是非、ピアノリサイタルには、組み込んでもらいたい曲の一つですね。

スクリャービン、最近聞かなかったので、本当に久々に聞いた。
さてさて、交響曲でも聞いてみるか・・・

追記
本当は、ベートーベンのピアノ協奏曲第3番書く予定だったのだけどなあ。
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NO NAME

この曲が取り上げられているとは、渋い選曲ですね。
学生時代に某大学のピアノサークルでスクリャービンが流行っており、
その頃はまったうちの1曲です(あとはピアノソナタの3番、4番、
ピアノ協奏曲、エチュードOp.8-12,42-5…)。
久しぶりに聴きたくなりましたが、音源が見つからない……。
by NO NAME (2012-10-17 05:56) 

みどりのこびとちゃん

コメントありがとうございます。
渋い選曲といっても、曲は、全然渋くないですよね。
私は、ロマン派の好きなピアニストが、
もっと演奏してもいいかな、と思っている曲なのですが、
表現するにも技巧的にも、結構難しい曲だとも思います。
音源、確か、ユーチューブの動画サイトにいくつかのっていたと思いますよ。
by みどりのこびとちゃん (2012-10-19 23:18) 

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