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ハンガリー狂詩曲第15番【ラコッツィ行進曲】(リスト) [リスト]

最近、なぜかピアノ曲をあまり聴かなくなって、
それも、技巧的と言われる曲もあまり聴かなくなってきています。
いやいや、全く興味がなくなったわけでもないのだけど・・・

今日も、車をちょっと長く運転するので、
車の中で、CDをずっと聴いていたのだけど、
その音楽は、ブラームスの3曲の弦楽四重奏曲と
ヴォルフのイタリアンセレナーデ という渋い?選曲だったし、

で、先日、かみさんが、台湾に行ってきたのだけど、
(とある団体で、演奏旅行だったのです)
おみやげを買ってきた。

なんかよくわからん、ノートや棒も、もらったのだけど、
CDを一枚買ってきた。
まあ、日本でも買えるCDだったのだけど、
それは、ランラン[郎朗]の弾く、リストのピアノ曲でした。
(台湾なら、台湾の作曲家のマイナーな曲の方がよかったなあ・・・
 って、かみさんには、買うのは無理ですね)

ということで、久々にリストのピアノ曲を聴いてみた。

ランランのピアノということで、
バリバリで、明るく、リズムが跳ねて、
すかっとするリストだと思ったのだけど、
なぜかテンポは、そんなに速くなく、
どちらかというと、しっかりしたリストという感じの演奏のCDだった。
もちろん、ピアノの音はしっかりしていて、技巧的にも問題ないし、
これはこれで、ランランも、技巧派から脱却か?
なんて、考えながら聴いていました。

で、ランランの話は、そのくらいにして、
このCDに入っているリストの曲は、ほとんどもうこの音楽日記に書いたなあ
ということで、書いていない曲。
今日の音楽日記は、リスト作曲のハンガリー狂詩曲第15番【ラコッツィ行進曲】です。

リストは、ハンガリー狂詩曲を全部で21曲(19曲という人も)書いている。
で、もちろん有名なのは、第2番、その次が第6番かな。
多分、次がこの第15番かもしれない。

リストのハンガリー狂詩曲というと、
ゆっくりした哀愁をおびた部分と
速い派手な部分が交互に演奏されて、
にぎやかな曲。というのが、お約束だけど、
この第15番は、冒頭の低音の前奏からして、
ちょっと違うし、
どちらかというと、ベルリオーズも用いた
有名な主題を用いた変奏かもしれない。
で、それもそんなに凝っていなくて、
オクターブの連打が多いとも思う。
ただ、でもこれはこれで、リストの独特な世界を作っていて、
リストにしか書けないピアノ曲です。
とはいえ、変化も深みもなく、駄作だ。と言う人も多いかもしれない。

リストは、多分、この曲、この譜面通り弾いていなかっただろうなあ

さて、この曲を弾く最近のピアニストは、
ホロヴィッツ編曲を使うことが多い気がする。
この編曲、徹底的に原曲を改変していて、
なんといっても、最後方の爆音の所は、
いったいどうやって、こんな音を弾いているんだ?
と誰もが、圧倒される編曲です。
ここまで、やると、もうあきれるしかない。

でもね、ピアニストのランランもヴォロドスも、
最近の技巧派ピアニストは、結構
この編曲で弾いているのだけど、どうしても
ホロヴィッツのあの圧倒される音に、ならない。
なんでだろう?
ちょっと正確に弾き過ぎるのかなあ・・・
この部分は、無茶苦茶にペダル踏みっぱなしで
叩かないといけないのだけど・・・

ということで、曲の音楽日記 久々にリストの曲なんだけど、
リストのハンガリー狂詩曲の中では、
私、最近、この第15番、ちょっと苦手なのです。
ちょっと、譜面もストレートすぎるからかもしれません。
ハンガリー狂詩曲の中では、第9番なんか、いいと思います。

最近、ピアノに向かうことも少なくなってきた。
時間がなく、忙しいからかもしれないけど、
ちょっと無理してでも、ピアノの時間を再開しようかな


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