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歌劇『眠れる森の美女』より(フンパーディンク) [フンパーディンク]

さて、前回、フンパーディンクの『ヘンゼルとグレーテル』序曲
を書いたのですが、
皆さんのコメントを読んで、全曲のオペラが見たくなった
DVDを買って、全曲見たら、またその時、全曲のことを書こうと思ったのだけど、
みなさんは、ドイツの作曲家フンパーディンクの他の作品を知っていますか?

私、残念ながら知りません。

音楽辞典を読むと、ワーグナーの影響を受けたドイツオペラを作曲
童話の世界をオペラに持ち込むことに成功した作曲家・・・
などと書いてあるけど、
『ヘンゼルとグレーテル』以外 知らないなあ
そう思うと、他の作品を聴きたくなる みどりのこびとちゃんでして・・・

そんな時は、ナクソスミュージックライブラリだあ

早速、ちょっと聴いてみました。

今日は、フンパーディンクが作曲した
歌劇『眠れる森の美女』から、数曲を紹介しよう。

『眠れる森の美女』というと、もうこれは、
あのチャイコフスキーのバレエ音楽が頭に浮かぶし、
無意味とわかっていても、どうしても、あの音楽と比較してしまう。

フンパーディンクは、これを3幕物のナレーター付歌劇の形で作曲して
いるらしい。
全曲もナクソスにあったのだけど、
その中から、5曲だけの音楽を抜粋した演奏もあったので、
今日は、それを紹介しよう。

前奏曲
 静かにロマンティックに始まります。
 延々と歌われる旋律は、適度な甘さで、溺れ過ぎず、
 すごく気持ちいいです。
 
バラード(第2幕より)
 最初の部分、とぎれとぎれの主題は、
 なにかを物語っているように聞こえる
 劇的でなく、どこまでも、やさしく、語り聴かせるような音楽です

放浪
 ドイツ的なスケルツォぽいのですが、
 でも、ちょっと、違っていて、
 なんというか、ちょっとメルヘンの世界のスケルツォかな
 時々、ブルックナーぽいのですが・・・ 

お城(第3幕より)
 雄大に始まり、なんか勇者が怪物をやっつけに行く場面の音楽(笑)
 みたいです。
  
祭りの音楽(第1幕より)
 そんなに騒がしい音楽ではありません。
 少しずつ、音楽は盛り上がっていくのだけど、騒乱にならず、
 節度のいい祭り(うーん)です。
 でも音楽はそれなりに盛り上がりますよ

まあ、5曲だけなのだけど、
メルヘンの童話の世界感がどこにもあふれていて、
気持ちよく聴くには、もってこいの音楽です。

本には、ワーグナーの影響があると書いてあるけど、
あまり、ワーグナーぽくないです。
音楽は、ドロドロでないし、もっとわかりやすいです。

チャイコフスキーに比べると(全曲は聴いてないけど)
劇的要素は薄れ、淡々としたおばあさんが、おとぎ話を読み聞かせている
そんな感じです

疲れている時は、こんな音楽がいいなあ
素直な音楽という気がします

しかし、フンパーディンクの曲を2曲続けて書くとは思わなかった

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