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6つのピアノ小品 作品118より第2番 間奏曲(ブラームス) [ブラームス]

ブラームスの後期のピアノ曲は、渋いと一般的には言われる。
で、これらの曲は、秋の夜長に聞くのが、一番いいと思っていたけど、
夏の夜に一人聴くのも、なかなか いいもんだ と気がついた。

ブラームスの後期のピアノ曲集の中でも、
作品118の6曲は、変化があって、聴きやすいと思う。
この作品118は、6曲通して聴く方が好きなのですが、
今日は、有名な第2曲【間奏曲】を書いてみよう。

最初の語りかけるような、そして ため息のような主題は、
甘いイメージもあるけど、人生も感じさせる。
そして、物語は、このモチーフを基に、静かに
そして、語りかけるように
進んでいく。

そう、この曲が名曲であるところは、
このモチーフの展開が、すばらしい
これは、作曲技法の話。
ただそんなことを気にしなくとも、
淡々とした音楽の中に、物語が見つかる。
これは、イメージの話。

そう、小品だけど、技法も音楽も、どちらもすばらしい。
というより、こんな解説するより、静かに音楽に浸りたい。

そんな音楽です。

この音楽日記を書くにあたって、ちょっといろいろな人の演奏を聞いてみた。
この曲の演奏いろいろですね。
テンポも 速い人もいれば、遅い人もいるし、
最初の主題提示は、ピアノで次は、ピアニシモなのに、
その指示を守る人、守らない人・・・
いろいろです。

私が好きな部分は、17小節目からの3つの音の旋律ですね。
この動きが、実になにかを語っている気がします。
(中間部の動きも好きなのですが・・・)

この作品118-2 やっぱり、夜一人で、聴くのが一番いいです。

追記
 ちょっと、弾けるかなと思って、久々に電子ピアノの前に座って、
 この曲の音をとってみた。
 すごーく、ゆっくりにしか弾けないけど、
 音の動きが、すごくいいです。

 ついでに、6曲全部、ちょっとだけ弾いてみたけど
 (もちろん歯はたたないけど)
 6番は、結構すごい音楽かも・・・
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コメント 6

なるたる

早速記事にしていただいてありがとうごさいます。

枯れた印象の強いブラームスの後期のピアノ曲にあって、
限りない優しさを秘めたこの曲がとても好きです。
秋の夜長に聴くに相応しいしみじみとした曲で、数あるブラームスの
ピアノ小品の中ではその情緒においてひときわ抜きん出ています。
優美さとともに色気を感じます、とても色っぽいですw。

個人的にはこの曲と、蕭条と秋風が吹き抜けるようなop117-2が
一番のお気に入りです。
それにしてもブラームスと言う人物、つくづくと秋の似合う作曲だと
思います。
by なるたる (2011-09-04 01:03) 

なるたる

訂正
作曲→作曲家の間違いです。
お詫びして訂正です。
by なるたる (2011-09-04 01:07) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん コメントありがとうございます。
最近、来月の演奏会に向けて、忙しく、
あまり、ゆっくりクラシックの曲を聴く 余裕がありませんでした。
で、ちょっと時間を作って、ブラームスの後期のピアノ曲を聴いたのですが、
いいです。
心が落ち着きます。
いろいろなことに、追われている時は、最適です。

by みどりのこびとちゃん (2011-09-05 23:51) 

なるたる

秋です。
ブラームスの季節がやって参りました。
取り敢えずは「哀悼歌」と「ドイツレクイエム」から聴いています。
やっぱり良いねブラームス。
もううっとりメロメロでおますw。

by なるたる (2012-10-05 21:57) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、秋は、ブラームス。
そうですねえ。演奏会終わったら、ブラームス聴こうっと。
私は、ピアノ四重奏曲なんかいいかなあ・・・
by みどりのこびとちゃん (2012-10-06 00:24) 

なるたる

ピアノ四重奏曲もそのうち是非記事にお取り上げください。
by なるたる (2012-10-06 08:24) 

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