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超絶技巧練習曲より第9番【回想】(リスト) [リスト]

さて、今年は、リスト生誕200年 もっともっとリストの曲を書こうと思っていたのだけど、
なかなか、書いていない。
ということで、リスト嫌いには申し訳ないけど、
リストの曲を何曲か、続けて書いてみようと思う。

さて、作曲家リストである。
リストの音楽は、難しい。
と言っても、技巧的に難しいというのではなく、
本当にいろいろな要素が含んでいると思うので、
技巧・人生・文学・宗教・世界・芸術・・・等々
すべてをある程度、わかっていないと、なかなか、リストの音楽は表現できないと思う。
ただ、そんな音楽ばかりでなくて、
どうしょうもない駄作(結構こういうの私好きなのですが・・・)も多いのも確かだ。
そんな曲は、頭をからっぽにして、聴くのがいいかな
あと、後期の作品は、響きが独特だけど、よくわからん曲も多いし・・・

リストと言うと、やはりピアノ曲かな
もちろん、管弦楽や声楽曲、オルガン曲も面白い曲があるけど、
やはり、ピアノ曲は多彩かな

リストのピアノ曲の最高傑作は、もちろん、ピアノソナタだと思うけど、
今日は、練習曲の中から一曲書こう。

今日は、超絶技巧練習曲(全12曲)から第9番【回想】です。

超絶技巧練習曲 これは、日本語の訳で随分 得をしていますよね
この題名を見ただけで、興味がわく人が多いかもしれません。
(前にも書いたけど、もし上級練習曲なんて訳だったら、がっかりですね)

いままで、この日記では超絶技巧練習曲からは、下記の4曲を書いた
   第 4曲マゼッパ・・・・・派手な響き。かっこいい
   第 5曲鬼火・・・・・・・微妙な響きがいいです。でも難しい
   第11曲夕べの調べ・・・・この曲、12曲の中で私は一番好きです
   第12曲雪かき・・・・・・いやあ、譜面が細かい音符でいっぱい

ということで、全12曲をこの音楽日記に書くのは、いったいいつになることか・・・

さて、今日の音楽日記 第9番【回想】です。

超絶技巧練習曲の中では、一番ロマンティックな曲で、
甘く切ない気分が、全体を包んでいます。
後半の盛り上がりもなかなかです。

冒頭の旋律からして、もうぐっときます。
この曲、どうしても、装飾の細かい音符の速い動きに耳がいくけど、
ゆったりした落ち着いた演奏で聞くと、なかなかです。
この曲に限っては、超絶技巧という名称は、逆にじやまかもしれません。
ちょっと前に買った、フランス・クリダの演奏なんか、この曲にすごく合ってますよ。

で、自分で弾いて楽しむ時には、
この曲の原曲の「12の練習曲」の中の一曲はいいですよ。
雰囲気は、この曲だし、演奏は容易だし、短いし(笑)

さてさて、リストのピアノの為の練習曲は、練習というより、
どれもコンサートでの作品ですね

超絶技巧練習曲を弾くには技巧はもちろん必要だけど、
バリバリだけで弾くと、いいんだけど、ちょっと疲れる。
+αには何が必要なんだろう
 若さゆえの無鉄砲?
 大人の落ち着き?
うーん、きっと両方だな、だから難しいんだな きっと

とりあえず、この第9番【回想】は、超絶というイメージを捨てて聞くといい曲です。ハイ

つぎもリストの曲です。多分・・・

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