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リストのモチーフによる【狂乱のギャロップ】(ヨハン・シュトラウス 1世) [シュトラウス(ヨハン)一世]

さて、恒例のウィーンフィルのニューイヤーコンサートが放送されましたね。
もちろん、基本的に、シュトラウス一家のワルツを中心に、
華やかな演奏が繰り広げられ、
どちらかというと、優雅な気分になれるコンサートだと思う。

で、今年のニューイヤーコンサートだけど、リストの生誕200年ということで、
『メフィスト・ワルツ第1番(管弦楽版)』を演奏していたけど、
うーん、この曲 私 大好きなのだけど、
ニューイヤーコンサートの曲としては、違和感があったなあ。
まあ、1曲ぐらい、そういう曲があってもいいか・・・

で、実は、私の知らない曲があった。
それが今日の音楽日記の曲
ヨハン・シュトラウス1世 作曲の【リストの主題による 狂乱のギャロップ】です。

もちろん、最初のファンファーレと主題を聴いて、すぐ
原曲は、リストのピアノ独奏曲【半音階的大ギャロップ】で、
その管弦楽編曲と分かったのだけど、
ヨハン・シュトラウス1世が、この曲を編曲しているとは、知らなかった。
(これ、有名な曲ですか?)
それに途中に、原曲にはない、なんとなく、シュトラウスらしい旋律も入るし、
3分程度の曲にまとめているけど、なかなか楽しい。
最後のコーダもリストと違ってなんとなく、雰囲気がいいかな。

この原曲のピアノ曲については、過去記事で書いた⇒こちら
リストのピアノ曲の半音階的大ギャロップは、
ピアノの技巧をこれでもか、と見せる曲で、
シュトラウス一家のギャロップは、
全然違うと思っていたけど、
そして、なんで、ヨハンシュトラウス1世がこの曲を編曲したのかわからないけど、
なんか、この曲は、ニューイヤーコンサートにはあっていた気もする。
(でも、メストさんの指揮は、ちょっとだけ真面目すぎた気もする)

リストは、他の作曲家の曲を数多く、編曲しているけど、
リストのピアノ曲をリスト自身以外で管弦楽に編曲しているのは、
あまりないなあ。
まあ、リスト自身で管弦楽に結構 編曲していますから。
(そういえば、ピアノソナタの管弦楽編曲という、ゲテモノは、聴いたことあるけど・・・)

とにかく、今年のニューイヤーコンサート、このリストの曲を演奏しただけで、
ちょっと ひきしまった感じがしたのは、私だけ?
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みどりの巨人ハルクくん

今回この曲をやったんですか。私は辛うじて知ってましたが、
やはり何年か前のニューイヤーコンサートで演奏されて知ったのだと思います
(今回ニューイヤーコンサートを聴けなかったことは他の記事のコメントで書きました)。

ところで私、十数年前にロ短調ソナタをオケに編曲したことがあります。
管弦楽化するのにふさわしい曲なのにまだ誰もやっていないと思って
取り組んだのですが、こちらの編曲がすでに存在するとは知らなかった。
一体誰の編曲で、音源はあるのですか? (「ゲテモノ」か・・・)

by みどりの巨人ハルクくん (2011-01-05 23:04) 

みどりのこびとちゃん

ハルクさん、コメントありがとうございます。

リストのピアノソナタの管弦楽編曲、CDが2種類出ています。
両方とも、Weinerという人が編曲したもので、
入手しやすいですよ。

私が持っているのは、リスト音楽大学オケのCDです。
結構、派手さをちょっと抑えた、よくできた編曲だと思います。

ちなみに、私が、ゲテモノ とか B級品 と書くときは、
結構、良い意味で書いてます。


by みどりのこびとちゃん (2011-01-06 22:18) 

みどりの巨人ハルクくん

ナクソスライブラリーでちょっとだけ試聴してきました。
さいわい今お金があるので、中古を探して買ってこようと思います
(私のライフスタイルです)。ありがとうございました。
by みどりの巨人ハルクくん (2011-01-06 23:55) 

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