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交響曲 第5番 ハ短調 【運命】 (ベートーベン) [ベートーベン]

さて、今日(12/14)は、赤穂浪士 討ち入りの日。
ということは、今日は、何の記念日か分かりますか?
まあ、この日になると、毎回書く質問ですが、わからない人多いだろうなあ・・・
では、答えは、このブログの最後で・・・

ということで、せっかく記念日なので、有名な曲を書いてみよう。
(最近、マイナーな曲が多いですからね)
今日の音楽日記は、ベートーベン作曲の交響曲第5番【運命】です。

ははは、ちょっと有名な曲どころではなく、
クラシックの曲の中で有名な曲のベスト3に絶対入る曲ですね
少なくとも、冒頭の「ジャジャジャジャーン」を知らない人って、いないかも知れない。

この交響曲については、
 ・運命という表題は、ベートーベンのつけたものでなく、日本でしか?通用しない
 ・暗⇒明 で、大変、構成や形式がしっかりして、なおかつ力のある音楽
など、いろいろ、作曲の経緯や構造解析など、書けるのだけど、
それは、いろいろな本やネットで調べてくださいな。

有名な曲なので、
ここでは、この曲の私の思い出や、ちょっと思うことを羅列してみよう。

■運命の名称

ベートーベンがつけたものではないし、日本でしか、通用しないというけど、
結構、曲にあった題名だと思う。
まあ、この題名にとらわれる場合もあるし、
この曲、純粋に音楽の構成美で、聴かせるのもいいとおもうので、
無い方がいいかもしれないけど、
海とか山 みたいな、物質より、運命という精神的な題名でよかったなと思う。
(まあ、そんな題名つける人もいないか)

■冒頭の「ジャジャジャジャーン」の演奏家の比較と振り方

昔から、この曲の
始めの「8分休符ダダダダーン」「8分休符ダダダダーーン」の演奏の比較
という話題は、本でも番組でもネット上でも常にありますよね。
まあ、だいたい、最初の八分休符のとり方、全体の速度、
フェルマータの延ばし方、2回目の入るタイミング等かな
これほど、この部分は、常に話題になるけど、
そして、実際に聞くと、いろいろあって、おもしろいのだけど、
もし、あなたが指揮者だったら、どうしますか?

これって、結構、難しいです。
どんな風にしても、「ああ、あの人と同じね」と言われそうで(笑)

でも結局、私が振るとなったら、
まあ、あまり速くなく、ちょっと重めで、力強く演奏するという、
普通の演奏にするんだろうなあ。それが一番かな

しかし、この冒頭、どんな解釈でも、
それなりの緊張感と深みがでてくるのは、
ベートーベンさんの作曲、さすがです。


■第3楽章の繰り返し

昔、ピエールブーレーズという人がいて、第3楽章のトリオを繰り返した
といって、すごく話題になった。(レコードでしたね)
まあ、繰り返したからといって、ちょっと曲が長くなったなあ
という感じだったのだけど、
そのことよりも、それで、結構話題になったのが、不思議だった。
今の、ピリオド奏法とかの演奏の方が、結構刺激的ですね


■グレングールドのピアノ独奏(リスト編曲版)レコード

いやあ、このレコードも聴いたなあ。
リストは、ベートーベンの交響曲をすべて、ピアノ独奏用に編曲しているのだけど、
昔は、難しすぎて、そして、あまり、音楽的に評価されてなくて?
誰も録音していなかったです。
グレングールドのピアノでのリスト版運命程度しかなかったと思う。
で、その演奏が、また、グルードっぽくて
そんなに思い演奏ではないし、
第4楽章は、遅いし、
(技術的に速く弾けないみたいなライナーノートだったと思うけど、
 私は、グールドがわざとこのテンポで弾いていると思ったりしたものです)
そして、時代がかわって、カツリァスの演奏が出て、すごい技巧とスピードで
圧倒されて・・・
今では、いろんな人が弾いている

■実演での運命

もちろん、有名な曲なので、実演で何回も聴いたし、
アマチュアオーケストラでも、聴いたことが何回かある。
そのたびに思うのだけど、
マーラーなどと違って、そんなに数多くの楽器を使っていないのに
力強い音楽だなあ・・・ということですね

■最近の運命
30年前は、クラシックの名曲といったら「運命」「未完成」は鉄板でしたね
20年前は、「春の祭典」「惑星」かな
でも、最近は、特定の人気の曲は、あるのかしら?


さてさて、最近、ちょっと歳を感じてきて、
(疲れやすいのですよ)
自分の人生を考えるときもあるのだけど、
(もちろん、適当にだけど)
自分には、【音楽】が人生の一部になってきているかなって、思う時がある
まあ、これも運命ですかね。

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さて、今日は、何の日? の答えです。

12月14日は、
この【みとりのこびとちゃんの音楽日記】を書き始めた記念すべき日なのです(パチパチ)
丁度5年たちました。

最初のブログに、「・・・いつまで続くかわからないけど・・・」
と書いてあるけど、我ながらよく続いている。
小学校のころ書かされた?日記は、ほとんど続かなかったし、
中学生の頃の交換日記(ははは、もう死語ですね)は、ちょっとで自然消滅したし
現在の会社の仕事の日報は、いつのまにか、なくなったし、

でも、この音楽日記だけは、まだ続いている。

更新間隔が、長くなったとしても、続けられるだけ続けて、
その先になにがあるのか知りたいですね(多分、なにもないです(笑))

[継続は力なり]

私、結構、この言葉、好きです。

これからも、続けますので、皆様よろしくお願いします。
ただ、今後、新しいことも、取り入れていきたいとも考えています。
(それが、なにかというのは、全然わからないけど、・・・)

ちなみに、過去のこの日(12/14)に書いた記事は、
以下のようになっています。

最初の記事は ギロック作曲の【秋のスケッチ
一年目の記事は ギロック作曲の【森のざわめき
二年目の記事は リスト作曲の【クリスマス・ツリー
三年目の記事は バッハ作曲の【主よ人の望みの喜びよ
四年目の記事は、アンダーソン作曲の【そりすべり

しかし、五年間もよく書いているなあ・・・
よっぽど、クラシック音楽が好きなのかも(笑)

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みどりの巨人ハルクくん

パチパチパチパチ・・・・・
今、ユーチューブの山口百恵アーカイヴから帰ってきました。
とりあえず、5周年おめでとうございます。

「ジャジャジャジャーン」と言う人と「ダダダダーン」と言う人がいますが、
出だしの弦楽合奏からイメージすれば当然前者になると思うのですが、
後者で表現する人は「運命が扉を叩く音」という注釈からイメージしているのでしょうかね。
その4つの音だけで全曲を構成していると、よく感心されていますが、
かなり誇張された表現だと思います。
by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-15 01:52) 

Cecilia

5周年おめでとうございます!
ゆっくりCDを聴く余裕もなかったのですが、これから聴きまくりたいと思っています。
いろいろ集中したいとき、私はまったくの無音状態(生活音はありますが)が良いようで、ここのところ自分では何も聴いていませんでした。
この「運命」が流れていたらいやでも曲に集中してしまいそうです。
これからも楽しみにしていますね。
新しいこととは・・・?
by Cecilia (2010-12-15 09:46) 

みどりのこびとちゃん

ハルクさん、コメントありがとうございます。
そう、この曲は、かなり誇張した表現です。
だけど、それに負けない、構成力があるとも思います。

関係ないけど、本の中だけど、斉藤秀雄さんは、
「タタタターン タタタターン」と 
「タタタタリティティ ラティティティティ」
という 言い方がある と言ってますね
(前者が重くて、後者が軽い・・・うーん 本だとよくわからん)
by みどりのこびとちゃん (2010-12-15 22:45) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さん、コメントありがとうございます。
パソコンも直ったし、ゆっくりできますね

さて、新しいことですが、私も密かに、別館を作ろうかと・・・
by みどりのこびとちゃん (2010-12-15 22:47) 

みどりの巨人ハルクくん

えー、「かなり誇張された表現」だと言ったのは、
曲のことではなくて「4つの音だけで曲を構成している」という
言い方のほうです。
(やはりお疲れでしょうか、おトシでしょうか。これからもしっかり
がんばってください)
by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-16 18:26) 

みどりのこびとちゃん

す、すいません・・・疲れています。ハイ
そうですよね
by みどりのこびとちゃん (2010-12-17 00:12) 

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