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星条旗よ永遠なれ(スーザ=ホロヴィッツ) [スーザ=ホロヴッッツ]

さて、この曲、この音楽日記を書き始めた頃から、
いつ書こうかとずっと思っていてのだけど、
なかなか、書く機会が無かった。
で、最近、他の曲のコメントで、この曲ことがでたので、
いい機会なので、書こうと思う。

さて、原曲のスーザ作曲 行進曲【星条旗よ永遠なれ】のことから書こう。
原曲は、吹奏楽の為の作品であり、
誰もが知っている有名な行進曲です。
(ちょっと調べたら、中間部には歌詞がついているそうだ・・・知りませんでした)
吹奏楽の演奏会で聞いたこともあるし、
管弦楽の実演で聞いたこともある
(確か、アンコールだったのですが、派手派手な演奏でしたね。)
まあ、家の中で、一人で聞くというより、
実演でなにかの機会に聞く場合が多いと思う。
で、なんといっても、最後の方のピッコロのかっこいいオブリガートですね。
実演では、大抵、この部分は、立って演奏しますしね。
有名な行進曲という意味では、上位です。
そして、それだけのことはあります。

さてさて、今日の音楽日記は、その【星条旗よ永遠なれ】を
ロシアの大ピアニスト、ホロヴッッツがピアノ独奏曲に編曲したものです。

そうなんですよ、このピアノ編曲を聞いたのは、いつだったかなあ・・・
高校生の頃かなあ・・・
多分、FM放送だったと思います。

ガーンという衝撃でした。

それまで、ピアノ曲を普通にいろいろ聞いていたけど、
引き込まれました。
多分、当時は、その超絶技巧や、低音の音量、そして、ピアノ演奏のあざやかさに
惹かれたのだと思います。

しかし、この編曲というより、ホロヴィッツの演奏とセットで、いつまでも色あせない
とおもうのです。

当時、譜面を見てみたかったけど、どこにも、売っていないし、
当時は、ネットなんかないし、・・・
インターネットの時代になって、やっと見ることができました。
(今では、動画サイトでも見られるし、ちょっと検索すると、ダウンロードできるサイトもあるようだし・・・)
ただ、正式出版は、されてないので(というより、きっとされないでしょう)
古い録音から、音を採譜するしかないので、
人によって、ちょっと違いますけど・・・(これを採譜する人、すごいです。)

この編曲技法のすばらしいところは、
 ・原曲とほぼ同じ構成、音でありながら、ピアノ曲として一流品
  (華麗な装飾で、アレンジという技法はとっていません)
 ・圧倒的な音量が出る編曲
 ・中間部の3本の手の奏法
 ・そして、あのピッコロオブリガートがかっこよく響きます
 ・なんといっても、どうやって弾いているか、想像がかきたてられる

ただ、最近、この編曲を弾いているピアニストがいるけれど、
やっぱり、私は、この曲は、ホロヴィッツの演奏です。
私の中では、この編曲と演奏は、セットなのです。

この曲を聞いて、ピアノ音楽にのめりこんでいったと言っても過言ではありません。
(余談ですが、有名な「体育会系 超絶技巧的ピアノ編曲の世界」のサイトは、すばらしかったですね
 この文章をよんで、いろいろな曲を想像するのは楽しかったです)

そんな訳で、私の聴くクラシックのピアノ音楽は、最初は、技巧的な曲が多かったのです。
ただ、その後、いろんなジャンルを聴くようになって、
いまでは、八方美人の人間になってしまいましたが・・・ハハハ

追記
私、ちょっと、この曲練習しました(玉砕です。ハイ)
最初の方と最後の方は、なんとかなるけど、途中が難しすぎる・・・・
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みどりの巨人ハルクくん

うわあ、M・グールドのほうにコメント書こうと思って開いたら、
スーザ=ホロヴィッツの「星条旗」の記事が出来てた。ヒデキで
なくても感激!!
実は今日半日、youtubeでずっとその「星条旗」を漁っていたんです。
あんなに多くの人が弾いていて、また好まれていたとは・・・
私は一回だけ、これを弾くのが一時期ブームになっていたという
某大学のピアノサークルの演奏会で実演に接したことがありましたが、
やはりアマチュアの実現力は素晴らしい。特に世界に誇れる
日本のアマチュアたち!! UPされた演奏を聴いて感嘆しました。
また、私にとって大きな収穫は、いくつかあるホロヴィッツ自身の
録音の中で、自分にとって最高のものがようやく再び
聴けるようになったこと。
これまで私のもとには古いカセットテープに収録されたものしか
なく(しかも今あるラジカセでは半音高く聞こえてしまう)、
入手したCDにあるのはそれとは別の録音。それでは私は
のめりこめないのです。この最高の演奏は、譜おこしのために
十数回分をテープの表裏にダビングして、さらにそれをリピートして
聴いていても全く飽きずに楽しめました。そんな曲はショパンにも
ベートーヴェンにもドビュッシーにもありません。
そしてさらに、これまで一度も聴いたことのなかったライブの演奏も
聴くことができました。これも火を吐くような素晴らしさ。

私もやはり、ピアノバカ一代ですね。それとネット中毒www

スーザ=ホロヴィッツの「星条旗」よ、永遠なれ!!

by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-07 22:37) 

みどりの巨人ハルクくん

ところで、nice! ってどこをクリックすれば一票入れられるんでしょうか・・・
by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-07 23:29) 

みどりのこびとちゃん

ハルクさん、星条旗へのコメント、ありがとうございます。
そう、この編曲、結構、アマチュアの人には、人気で、
なおかつ、弾いているというのが、すごいです。
天国のホロヴィッツさんは、どんな気持ちで聴いているのだろう・・・
ピアノ馬鹿と呼ばれる人種には、この編曲ツボです

で、nice!は、so-net会員だけしかクリックできません。
なので、あまり気にしないでいいです。
by みどりのこびとちゃん (2010-12-08 22:39) 

みどりの巨人ハルクくん

ユーチューブから帰ってきました(「悪魔的暗示」をナマ足で弾く
セクシーなお姉さんに大喜び!)。
私も一応曽根っ徒会員ですよ(まだ手続きが終わってないということかも)。
by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-09 00:41) 

みどりのこびとちゃん

そういえば、私もniceの押し方しらないです(笑)
動画サイトにのめりこむと、
どうしても、動画に目がいって
音楽そのものを聴かなくなってしまいます。
あぶない あぶない・・・
by みどりのこびとちゃん (2010-12-09 23:11) 

みどりの巨人ハルクくん

晩年のホロヴィッツが《星条旗~》などをデモ演している
テレビインタビューの動画があります。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm947970
すでにご存知かと思います。私もずっと以前にどこかで一度だけ見た記憶が
あるのですが、この動画を見つけてから何度も見て楽しんでいます。
どちらかと言えばアンチ・ホロヴィッツの私でも、このインタビューでの
ホロヴィッツの音楽バカぶりには頬がゆるみっぱなしです。
実に貴重な記録であるとともに、音楽を愛するすべての人に見てほしいものです。

さて、不本意ながらパソコンが手元に還って来た私ですが、
世間とは反対に今日の夜から10日まで忙しくなりますので、
やはりしばらくご無沙汰することになるかと思います。

あらためまして、どうぞよいお年をお迎えください。

by みどりの巨人ハルクくん (2010-12-31 12:09) 

みどりのこびとちゃん

ハルクさん、ホロヴィッツのインタビュー、昔見たことあります。
懐かしかったです。
うーん、気楽に弾くと、いい感じですねえ。
でも、そばで見ている ワンダ夫人が怖い(笑)
by みどりのこびとちゃん (2011-01-01 17:43) 

みどりの巨人ハルクくん

 超恐妻のおでまし  野村沙知代  ツルの一声  すぐ弾 いちゃったw

動画にあるこれらの落書きコメは私が書きました。

新年明けましておめでとうございます。

(他のところに珍しくエロコメが来ているようですが、私ではありませんよ。念のため)

by みどりの巨人ハルクくん (2011-01-05 12:09) 

みどりのこびとちゃん

ハルクさん、明けましておめでとうございます。
まあ、ワンダ夫人は、本当に怖かったという話もありますね。


by みどりのこびとちゃん (2011-01-05 22:27) 

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