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17のポーランド歌曲より【春】(ショパン) [ショパン]

東京では、風の強い日が多いし、気温も上がって、桜の開花宣言もでるし、
いよいよ、春になってきたなあ・・・
でも、私も花粉症は、ますます、ひどくなってきている
これが、だいたい、5月ぐらいまで続く。
私にとって、実を言うと、春は苦しいのです(笑)

で、今日、我が家(マンションの一階なので小さい庭があるのです)
の庭の片隅を見たら、なんと、綺麗な花が咲いている。
20100322213457.jpg

ところで、これなんの花なんだろう?
一見して、シクラメンのような気もするけど、
庭にシクラメンが勝手に育って咲くとは、思えないし、
イモの花のような気もするし(笑)

で、春の話題が出たところで、
今日は、今年、生誕200年で盛り上がっているショパンの曲です。
といっても、ピアノ曲ではありません。
ショパンは、全部で19曲の歌曲を作曲しています。
今日は、その中から【春】という曲です。

この曲は、6/8で、2分程度の短い曲です。
また、ピアノも歌もそんなに凝ったことはしていない

皆さんは、春のイメージは、どんな風に感じていますか?
多くの人が、「喜ばしい」とか「暖かい」とか「うららか」とか・・・
それとも「桜」とか「卒業式」とか・・・
それとも「春はあけぼの・・・」(笑)

そんなイメージでこの曲を聴くと、ちょっとイメージが違う。

このショパンの歌曲【春】は、どちらかというと、
静かに、物思う感じがする。

ちょっと歌詞を見てみよう。
この歌詞は、要約すると

牧場の春の景色を見ながら、
孤独と静寂を感じ、
大地と点を思う。

みたいな歌詞らしい。

なるほど、それなら、納得です。

短く、単純な曲ですが、この詩の雰囲気は、よくでている曲でだと思います。
6/8のゆっくりしたリズムが気持ちいい曲です。

で、この曲には、ピアノ独奏用の編曲として、
ショパン自身の作品と、リストが編曲した作品があります。
(もっとあるかも知れないけど・・・)

ショパン自身のピアノ独奏用編曲は、
原曲をそのままという感じで、とても弾きやすい編曲です。

リストの方も、派手なパラフレーズにはせず、
原曲のイメージから離れない感じの編曲で、
低音の使い方や、途中の旋律をオクターブにするなど、
ピアノ曲としても、聴ける編曲です。
面白いのは、最後のところですね。
和声や旋律をちょっと変更しています。
リストが感じとった この曲のイメージがわかります。
(特に最後が、原曲がGmに対して、リストはGで終わります)

さて、次回は、たまには、ショパンのピアノ曲でも、書こうかな


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Cecilia

花粉症ではありませんが、また気管支炎になりかけっぽいです。
ブルーな気分になってしまいます。
この曲の話題でなくて申し訳ありません(聴いてないので)が、この花は”ミニシクラメン”では?
最近は室内用ではなく寄せ植えなどに適した品種(寒さに強い)もあるようなので。
奥様がガーデニングをなさっていて、だいぶ前に捨てたものから芽吹いたとか・・・?
by Cecilia (2010-03-23 11:09) 

みどりのこびとちゃん

Ceciliaさん、コメントありがとうございます。
気管支炎やっかいですねえ。気を付けてくださいね。

さて、多分、シクラメンなのですが、
庭で、シクラメンを育てた覚えはないのです。
(かみさんも記憶にないとのこと)
どっかから、飛んで来たのかなあ・・・・

by みどりのこびとちゃん (2010-03-24 22:53) 

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