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こどものための3つのソナタ 作品118(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、このシューマン特集を書くにあたって、
結構、シューマンの曲を聴いて、聴いて、聴いて・・・(笑)

シューマンの中ではピアノ曲は、好き嫌いは、関係なく、
結構知っていたと思っていたのですが、
思ったより、知らない曲があって、なかなか面白かったです。
作品番号がある曲は、ほとんど聴いていたと思っていたのですが、
この作品118の曲は、不思議と、今まで聴いたことがなかった。

今日の音楽日記は、シューマンが3人の娘の為に作曲した
【こどものための3つのピアノソナタ 作品118】です。

この作品、ちょっとだけ不遇だと思うのは、
子供のために書かれているけど、子供が発表会で、弾くのは、あまり、聴かないし
かといって、大人のプロのピアニストがコンサートで弾く曲でもない。
で、CD音源が多いかというと、当然、少ないですね。

で、シューマンのピアノソナタの3曲は、まだ聴く機会は、あるけど、
この【こどものための3つのピアノソナタ】は、聴こうというきっかけがないと、
聴かないかもしれない。
ということで、ちょっとでも、この記事を読んで、興味をもってくれればいいかも・・・

で、曲の紹介です。
第1番 ト長調(全4楽章)
 私、個人的には、3曲の中で、一番好きな曲です。
 第1楽章の始まりなんて、なんて幸せな音楽だろう・・・

第2番 ニ長調(全4楽章)
 この2番、ちょっとだけ凝っているかも・・・
 どの楽章も、主題が子供向けというより、立派な芸術作品です。
 第1楽章・・・表現力が子供には、難しいかも
 第2楽章・・・カノンです。
 第3楽章・・・いかにも、シューマンらしい、夕べの歌
 第4楽章・・・ヴァイオリンの音楽のような16分音符の主題。明るいです

第3番 ハ長調(全4楽章)
 シューマンって、行進曲風の曲って、結構おもしろいですよ。
 この第1楽章も面白いです。
 第3楽章のジプシーの踊りも好きです。
 そして、第4楽章には、第1番の主題も顔を出します。

作曲は、1853年。シューマン死の3年前の作品だ。
3人の娘のために作曲されただけあって、
どの曲にも、子供に対する愛情がいっぱいつまっている。
娘に対する父親の愛情は、それは、強いですね
(私は、娘のいいなりです・・・ハイ(笑))

この3つのソナタには、シューマン晩年特有の幻想とは、ちょっと無縁だ。
そんな事を考えると、ちょっと不満がある人もいるかもしれないけど、
音楽を聴いて、そして弾いて、素直に楽しむピアノ曲としては、
ちょっと聴いてみても損は、ないですよ。

で、ちょっとだけピアノで音をとってみたけど、
聴くよりも、そんなに素直でもなかったです(笑)

でも、父親の娘に対する愛情こもった3つのソナタとして、
聴くと、ちょっと、うるうるっと、くる曲です

ははは、今日は、ちょっと変化球の曲だったかなあ・・・
次回は、もうちょっと有名なシューマンのピアノ曲です。

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なるたる

この曲は、…コメント出来ないなぁ。
思い入れが全くありません。
大体私、どんな作曲家の作品でも「子供のための…」と名の付く曲には徹底的に冷淡・無関心です。
傑作と一般的には謂われるシューマンの「子供の情景」にさえ、表向きはともかく、本音では全く関心外にあります。
「大人の音楽」、私が求めるのはこれに尽きます。
by なるたる (2009-07-09 21:39) 

みどりのこびとちゃん

この曲に、なるたるさんから、
コメントがあるとは、思いませんでしたよ(笑)

そうですか、「子供のために・・・」とつくと、ダメですか

でも、なかなか、心温まる曲も多いですよ。
それに、自分でも、弾けるし・・・・
by みどりのこびとちゃん (2009-07-12 01:14) 

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