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練習曲 作品10-1 ハ長調(ショパン) [ショパン]

うーん、このブログの更新が、一週間に一回のペースになっている。
もうちょっと、がんばらなくては(えっ、なんで?)

で、今回も、ショパンの曲なんだけど、
その前に、【ハ長調】の話です。

ハ長調、音楽をそんなに勉強していない人でも、わかると思うけど、
ピアノでいうとこの、白鍵だけのドレミファソラシドを基本とした音楽ですね
もともと♯も♭もつかないし、
簡単というイメージがあるのですが、
もう、これは、いろんなとこで言われたり、書かれているし、
ピアノをちょっと練習すればわかるのだけど、

実は、ピアノでは、ハ長調の指使いは、難しいのですよね。

そう、当然、5本の指の長さが違うので、
短い指が白鍵、長い指が黒鍵の方が弾きやすい。
ピアノでは、スケールは、♯4つ(ホ長調)や♯5つ(ロ長調)の方が圧倒的に弾きやすい。
(もちろん、楽器によって、弾きやすい調は、違いますね)

慣れてくると、♯や♭がいくつ、ついていても、全然関係ないのだけど、
やっぱり、なにも付いていない方が、譜読みは、しやすいのかなあ・・・

私は、最初から、いいかげんに独学で、ピアノを練習したし、
音楽の勉強なんて、まともにしなかったから、
ハ長調とか、調について、まったくむとんちゃくだったので、
あまり感じなかったなあ。
でも、世の中には、
「ハ長調で弾ける簡単クラシック」など、
そういうタイトルの楽譜がいっぱいある。
わざわざ、ハ長調に移調した譜面もありますね。

こういう楽譜って、弾きやすいのかなあ・・・
でもやっぱり、教えるのには、最初は、わかりやすく、ハ長調、白鍵の方がいいのかなあ・・・

うーん、ここまで書いてきたけど、これ以上、深く書けないので(笑)
曲の紹介に移ろう。

今日の音楽日記は、ショパンの練習曲の最初を飾る
作品10の第1番のハ長調の曲です。

曲は、右手の幅広い16分音符の波のようなアルペジォと、
左手のオクターブの低音の旋律からなる。
まあ、単純と言えば単純で
左手なんか、誰でも、きっと初見で、音は、取れるし、
右手も重音も一カ所もない
(もちろん、幅広い分散和音を早く均一に弾くのは、すごく難しいけど・・)
でも、バッハの平均率の第1曲もそうだけど、
この曲、和声の響きの動きの美しさが、すばらしい。

練習曲の第1曲としては、すごく、ふさわしい曲だ。

中学校の時に、ショパンの練習曲全曲のレコード
(初めて買ったクラシックのレコードですね)を買ってきて、
この第1曲から、心を奪われたなあ・・・・

うーん、そう思うと、なかなか感慨深い曲だ。



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コメント 10

Cecilia

フレディ・ケンプみたいに弾けるようになりたくておととし「黒鍵」と共に練習を始めましたが、同時進行なのでどっちつかずで全然うまくなりません。
冬場はピアノ部屋が寒くて練習したくなくなるし・・・。
夏の間にがんばろうっと・・・。


by Cecilia (2009-05-30 18:39) 

なるたる

うーむ、最近ピアノ曲に全然食指が動かない。
何でですかね、コメントもお題とは全然関係ないし…。
以前とは心境の変化に驚くばかりであります。
なんかピアノ曲なんかどうでも良くなって来ちゃいましたよ。
ショパンなんぞ、遠い世界の出来事であるのかなぁ…orz。
by なるたる (2009-05-31 00:17) 

スフィンクス

はじめまして、シューマンファンの者です。
シューマンの未知のピアノ曲が発見されましたね。
Ahnungというタイトルで子供の情景のために書かれていたそうです。
一月に発見報告され、四月二十三日に発表されました。
初演は発見された南ドイツのユーバリンゲンで九月に行われます。
他に同種の作品が一ダースほど行方不明だそうです。
日本では何故かほとんど報道されていませんが、海外のサイト(ドイツ等)では見ることが出来ます。自筆譜の一部写真も出ています
by スフィンクス (2009-05-31 04:20) 

Tommy

こんにちは、
と言うより 
はじめまして かなっ。(コメントするのは初めてなので)
ブログ読ましてもらってます、面白いですね。
また よらしてもらいます。
by Tommy (2009-05-31 08:57) 

みどりのこびとちゃん

Ceciliaさん、コメントありがとうございます。
この曲と、黒鍵のエチュード を同時に練習ですか・・・
いやいや、大変ですね。
仕上がったら、是非ブログにアップを(笑)
期待していたりして・・・

by みどりのこびとちゃん (2009-05-31 23:02) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、実は、私もちょっとだけ、そうなのです(本当)
最近、なにか、聴こうとすると、ピアノ曲を好んで、選ばなくなりました。
ショパンでは、最近、チェロソナタなんか、いいんじゃないか
なんて、思ったりして・・・
オペラは、まだまだですが、室内楽よく聴いてます。

でも、決して、ピアノが嫌いになった訳ではないのです
私の場合は、聴くジャンルが、広がってきているような感じですね

なるたるさんは、いろいろ聴かれているから、
また、いつの日か、マイナーロマン派ピアノに戻ったりして(笑)



by みどりのこびとちゃん (2009-05-31 23:08) 

みどりのこびとちゃん

スフィンクスさん、コメントありがとうございます。
おっと、シューマンの新しい曲ですか・・・
すいません、知りませんでした。
早速、調べてみましょう。
シューマンの作品は、結構、紛失多いみたいですね
by みどりのこびとちゃん (2009-05-31 23:10) 

みどりのこびとちゃん

Tommy さん、コメントありがとうございます。
結構、いいかげんなブログですがよろしくおねがいします
さてさて、オーボエの曲も書かなくては(笑)

by みどりのこびとちゃん (2009-05-31 23:21) 

なるたる

>なるたるさん、実は、私もちょっとだけ、そうなのです(本当)
最近、なにか、聴こうとすると、ピアノ曲を好んで、選ばなくなりました。

みどりのこびとさんもそうでしたか。
私が妙チクリンな曲ばかりを紹介するせいでしょうかw。
まぁ、ピアノ曲にはピアノだけにしか表現できない世界があることはその通りなのですが、やっぱり表現の幅が限定されてしまうんですね。
他のジャンルに馴染むと、どうしても興味の対象がそっちの方に行ってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。

ところでショパンの室内楽はチェロソナタが傑作として有名ですが(私は必ずしも同意はいたしませんが)、その他にもピアノ三重奏曲やチェロとピアノのための「序奏と華麗なるポロネーズ」や、ゲテモノではピアノ協奏曲第1番・第2番のピアノ六重奏曲仕立てなんて珍曲もありますよ。

特に私は「序奏と華麗なるポロネーズ」が昔から好きで、いつも人に薦めています。
若書きの作品ながら、溌剌とした曲想とピアノの饒舌が程よくマッチした佳曲でウキウキと楽しい曲です。
中間部は、何とワーグナーのマイスタージンガーの一部に似た旋律(あくまで私が思っているだけですが)が出てきて、おぉっとなります。
よろしければどうぞ。
by なるたる (2009-06-01 00:15) 

Tommy

オーボエの曲楽しみにしてますよ。
待ってます!
by Tommy (2009-06-03 22:06) 

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