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ピアノソナタ 第20番 ト長調(ベートーベン) [ベートーベン]

さて、昨日は、子供の日。
ちょっと、
実家に帰って、実家を掃除したりしていたのです。
(ドアの取り付けで、腰を痛めた・・・)
で、実家には、アップライトピアノがあるので、
久しぶりに、鍵盤にさわってきた。
(本当に最近、ピアノにさわっていないのです。いかんいかん・・・)

で、当然、弾けるレパートリーが増えるわけでもなく、
バッハやら、ショパンなどの簡単なクラシックから、
虹の彼方や、テレビドラマの宿命まで、
いいかげんに、音をならしていたのですね。

で、ふと、横をみると、古い楽譜で、
「ソナチネアルバム」なんて、ある。
もちろん、私ではなく、姉が、弾いていた
楽譜です。
(姉は、私と違って、ちゃんとピアノを習っていました。)
で、中をみると、いろいろ書き込みがしてある。
で、ちょっと、音に出して弾いてみると、
「あっ、この曲、昔、姉がよく弾いていたなあ」
という曲があった。

前置きが長くなったけど、
今日の音楽日記は、その曲
ベートーベン作曲ピアノソナタ第20番です。

ベートーベン中期のピアノソナタというと、
第17番「テンペスト」
第21番「ワルトシュタイン」
第23番「熱情」
など、そうそうたる顔ぶれがある。

それに比べて、この曲、第20番なのに、
すごく簡潔な音楽だし、技巧的にも、やさしい。

実は、作曲年代は、1796年で、ピアノソナタ第1番とほぼ同じ時期だし、
この曲、弟子の練習用に作曲したらしく、
ベートーベンのピアノソナタの系列から、はずれたこともあったらしい。

で、曲ですが、2つの楽章からなっています。
第1楽章は、フォルテの和音で、ベートーベンらしく始まるけど、
その後の展開は、とても素直な音楽だ。
 
第2楽章は、メヌェット。優雅な音楽だ。

うーん、この曲、どんな風に弾いたらいいのかなあ。
子供が弾くと、メトロノームのように正確に弾きすぎるし、
かといって、ロマン風な味付けは、この曲には似合わない。
第1楽章は、スラーとスッタカートの弾き方に注意がするし、
三連符は、流れるように弾かなくては、いけない。
でも、そればっかり、考えていたり、音楽の躍動感が死んでしまう。
でね、あまり、早く弾かない方が味がでる気がする。

つまるとこ、リズムの感覚が、生きているように、すばらしくないと、
この曲は、生きてこないような気がする。


まあ、音楽史に残る傑作では、決してないけど、
私にとっては、子供のころ、姉がよく練習していた一曲という、
なつかしくて、そして、メトロノームのような正確な演奏(笑)
のイメージのある曲です。

まあ、ちょっと、そんなこんなで、子供時代を思い出した、子供の日でした。
(本当は、熱狂の日 に行きたかった私・・・)



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コメント 4

なるたる

大昔、この曲に挑戦し、第1楽章だけですがつっかえつっかえともかくも弾けたことがあります、今思えば奇跡でありますw。
三連音符が難しかった。
二度とあんな真似は出来ません、若気の至りです、恥ずかしい思い出です。

ところで私は「葬送」の第1楽章の変奏曲がむちゃくちゃ好きです。
これもいずれはご紹介下さいw。

by なるたる (2009-05-07 21:21) 

みどりのこびとちゃん

おっと、この曲を練習していたとは、
なるたるさん、実は、ちゃんとピアノ習っていたのですか?
葬送は、リヒテルのピアノで随分聞き込んだ記憶があります。
そのうちに・・・感想を書きます
by みどりのこびとちゃん (2009-05-09 00:42) 

rysh

初めまして。
いつもちょこちょこ来ては読み逃げしていました。

今の課題曲がこれです。
そうなんですよね、早く弾きすぎると、味気なくなってしまいますよね。・・・と言っても、まだ早く弾けるほどのテクニックがないのですが。

音楽の美しさを感じながら、ちょうどいいテンポを探すのがいいのかなーなんて思いながら練習しています。
左手の三連符が、まだまだぎこちなくて練習中です。

憧れの曲もたくさん記事にされているので、いつも楽しみに読みに来ています♪
by rysh (2010-10-06 19:00) 

みどりのこびとちゃん

rysh さん、コメントありがとうございます。
おっと、20番を練習中ですか・・・
この曲、簡単そうですが、味わいのある演奏は、難しいですよね。
がんばってください。

by みどりのこびとちゃん (2010-10-08 21:49) 

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