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ピアノソナタ 第28番 イ長調(ベートーベン) [ベートーベン]

さて、ゴールデンウイークですね。
まあ、関係なく、仕事をしている人もいると思うし、
16連休なんて、人もいるかもしれない。
まあ、私は、普通の会社員で、一般的なお休みの連休ですね。
で、家族旅行は、今回の連休は、無しです。
(まあ、この時期、料金は高いし、混みますからね)
なぜか、今年は、ゴールデンウイーク中に、
マンドリンの練習は、あるし、
次回演奏会の編曲は、しなくては、いけないし、
ははは、音楽漬けではあるのですが・・・忙しい、忙しい
えっ、明日は、プールで娘と運動だあ・・・

さて、ゴールデンウイークだし、天気は、いいし、
こんな日の音楽日記は、気分爽快・軽やかな音楽を書こうと思っていたけど、
全然、まったく、方向性の違う曲になってしまった。
ははは、まあ、いいじゃあないですか、
ちょっと、今日は、この曲につき合ってくださいな。

この歳になって、ゆっくり、夜中に一人で、ピアノ曲を聞こうとすると、
結構、手にするCDがある。
それは、ピアニストのポリーニが弾いた、
2枚組のベートーベンの後期のピアノソナタ集で、
第28番~第32番までの5曲が入っている。

この5曲は、いつ聞いても、すばらしい。
(長大で難解な第29番も最近、やっと、ゆっくり聴けるなあ・・・)

で、第29番第30番第31番第32番は、すでにこの音楽日記に書いたので、
今日の音楽日記は、ベートーベン作曲のピアノソナタ第28番です。

この曲は、美しく、そして、幻想的で、
私には、どことなく、シューマン的な感じすらする。
ということで、若い頃は、中途半端な曲と考え、あまり、聞かなかったけど、
最近では、結構、気に入っている曲の一つです。

第1楽章
 優雅で、夢の中のような美しい響きの旋律で、やさしく始まる。
 ベートーベン的?といわれる闘争は、ここにはない。
第2楽章
 行進曲風にと書かれた楽章。
 幻想行進曲とも呼べそうな、いろいろなイメージが浮かんでは消える行進曲。
 美しさと力強さのアンバランスがとてもいい。
 途中の対位法的な部分もすばらしいですよ。
第3楽章
 この楽章の序奏の部分は、なんとも言えない雰囲気です。
 重苦しいのですが、第1楽章の主題が入っているところは、すばらしい。
 そして、突然、明るい音楽となり、音楽は、輝く。そして、響く。
 突然の休止、そして、対位法的な音楽、
 ちょっと面くらうけど、ここまで音楽を聴くと、
 もう、最後まで一気に聞かせる凄みがあると思う。

うーん、こんな音楽は、毎日聞くと、健康によくないかな(笑)
でも、昔から、夜中にベートーベンの後期のピアノソナタを聞くのは
好きだったですね。

この曲以降のベートーベンのピアノソナタは、
ちょっと、音楽の美しさと構成に、凄みがでてきて、
本当にすばらしいと思う。

さてさて、この曲に関しては、ずつと疑問に思っていることがあるのですね。
(全然、大したことでないけど、)
なんで、ホロヴィッツが最初に来日した時、この曲を選曲したのかなあ?
あの演奏をテレビで見ながら、思ったものです。
えっ、古すぎて、なに言っているか、わからないですか?
ははは、おじさんの一人ごとと思って聞き流してくださいな

さて、せっかくのゴールデンウィークだ。
晴れて、天気もいいことだし、
次回は、もっと軽い気持ちで聴けるピアノ曲にしよっと。

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かなぱぱ

>なんで、ホロヴィッツが最初に来日した時、この曲を選曲したのかなあ?
懐かしいですね。「ひび割れた骨董品」ですよね。このあとに、モスクワ・ライブや2回目の来日でなんとかホロヴィッツも面目を保ちましたね。
この頃でしたっけ、ブーニンやキーシンが話題になったのは。
by かなぱぱ (2009-08-18 01:41) 

みどりのこびとちゃん

かなぱぱさん、コメントありがとうございます。
「ひび割れた骨董品」という名言は、懐かしいなあ・・・
ブーニンやキーシンは、ちょっとあとですよね

しかし、私、あのころは、ピアノ音楽しか聞いていなかったかも
by みどりのこびとちゃん (2009-08-19 00:23) 

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