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春の祭典(ストラヴィンスキー) [ストラヴィンスキー]

さて、春シリーズの最後になにを書こうかなあ、
と思っていて、
モーツァルトやシューベルトの有名な歌曲から、
シベリウスやカバレフスキーの無名な曲まで、
(シベリウスの「春の歌」という管弦楽曲は、いいですよ)
いろいろ、考えたのですが、
やはり、好き嫌いは、別として、
この曲は、書いておきたい。なんて、思ってしまった。

今日の音楽日記は、近代の管弦楽曲としては、異例の人気のある、
そして、好き嫌いもおそらく、はっきりしている曲、
ストラヴィンスキー作曲の【春の祭典】です。

曲は、一部と二部に分かれていて、
演奏時間 約35分
大規模な管弦楽を駆使して、原始的な踊りを
圧倒的な力で聴かせる曲です。

この曲に関しては、必ず、初演時の騒動のことが、言われる。
まあ、実際に、その場にいないし、初演時の録音も残っていないので、わからないけど、
あまりに、革新的?(変な楽器の使い方・変拍子・野蛮な音等々・・・)な音楽だったため、
場内が騒然とした雰囲気になったそうですね。
まあ、今聴くと、旋律・リズム・和声どれも、ちゃんとあるし、
構成もまとまって聞こえるけど、
それでも、なかなか、こんな音楽には、めぐりあえない。

さて、私のこの曲との出会いは、いつだったかなあ・・・
もう、かなり、昔のことだ。

最初に聴いた時(たぶん中学生か高校生の時)の感想は、
有名曲・傑作などと言われていたので、期待していたけど、
正直、なにがなんだか、よくわからなかったし、
美しくもなかったけど、本やFM放送ても、傑作と言っていたので、
うーん、そんなもんかなあ、という印象だった。

でも、その後、まだ覚えているのだけど、
大学生の時に、東京文化会館で、実演を聴いて、
すごいショックを受けたのですね。
確か、小澤征爾の指揮で、日本のオケだったのだけど、
なんか、それまで聴いていた、クラシック音楽と、
全然違って、音楽全体から、強い強い意志を感じられて、
興奮したものです。

そして、どうしても、スコアが見たくて、
ブーシーアンドホークスのスコアを買って(高かったなあ・・・)
いろいろな演奏を夢中になって聴きました。
そして、変拍子の部分を暗記して、
ステレオの前で、指揮者のまねごとをしてみたり・・・
ははは、若かったですね。
(今でも、少しは、楽譜を暗譜している・・・)

でもね、いったい、いつからだろう、
ストラヴィンスキーの【春の祭典】を聴かなくなったのは・・・
それが、よくわからない。

もちろん、人気曲なので、テレビ等で、演奏が流れることは、
あるし、その時は、聞くし、別に嫌いではない。
しかし、昔のように夢中にならない・・・
ちょっと冷静に聞いてしまうのですね。

かといって、単純に、この曲が、若者の曲という訳ではないと思う。

なんて、書いていて、久々に、「春の祭典」をゆっくり音楽だけ聞いた。
(アバド指揮の演奏です)

ははは、夢中にならないと言いながら、
音楽を聴きながら、指揮のまねごとをしている自分がこわい(笑)
おっ、結構、振れるじゃあないか(自慢か?)
結構、音楽に引き込まれている自分がいた。
イメージが前面に出る曲は、直接的に響いてくる。

名曲・傑作と言われている曲には、やはり、
なにかがある。
【春の祭典】は、また、すぐ聞いてみようとは、今の自分には、思わないけど、
音楽が美しいとは、思わないけれども
この曲の魅力には、聞いたら、引き込まれると思う。

話変わって、ディズニーの映画にファンタジアというのがある。
いろいろな音楽に、イメージの映像をつけるのだけど、
その中に【春の祭典】が入っている。
いやいや、このイメージは、なかなかですよ。

今日は、曲の紹介というより、個人的な思い出の音楽日記になってしまった。
まあ、こんな日記があってもいいか

「春」シリーズは、これでひとまず終了です。
次回からは、ちょっと、いろいろと書きたい曲が・・・





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