超絶技巧練習曲 第12番【フランツ・リスト追悼の哀歌】(リャプノフ) [リャプノフ]
さて、今日もちょっとマイナーな作曲家の技巧的なピアノ曲を紹介してみよう。
今日の音楽日記は、リャプノフだ。
リャプノフという作曲家を知っていますか?
では、ちょっとだけ、いつものように、紹介すると、
・1859年生まれのロシアの作曲家
・ピアノが上手かったらしい。
・交響曲も作曲しているけど、ピアノ曲が中心
・ピアノ曲には、華麗な作品も多い
・バラキレフの有名なピアノ曲「イスラメイ」を管弦楽編曲している(派手派手です)
うーん、なにか、ロシアの作曲家って、大抵ピアノが上手いかも(笑)
で、今日紹介する曲は、
超絶技巧練習曲より第12番【フランツ・リスト追悼の哀歌】です。
超絶技巧練習曲(この訳がいいかどうかは別として、私はうまく訳したなあと・・・)
と言えば、フランツ・リストが作曲した全12曲のピアノの曲集を
普通、思い浮かべると思うのですが、
このリストの曲集、実は、全24曲の計画で、すべての調を網羅する予定だったのですね。
(まあ、リストは、最初は、全48曲という計画だったらしいので、
どこまで、予定だったかわからないのですが、・・・)
で、リャプノフは、思ったのですね(多分)
リストが作曲していない、調で、残りの12曲も書いてみようかなと・・・
で、完成させたのが、リャプノフのピアノ曲集 超絶技巧練習曲 全12曲なのです。(多分)
ということなので、この曲集、なかなか、技巧的には、難しい。
でも、ピアニストだけあって、機能的に書いている。
そして、結構、どの曲も聴きやすいし、
派手な曲から、ゆっくりした曲まで、
リストの超絶技巧練習曲が好きな人は、聴いて損は、ないと思う。
(でも、リストの超絶が嫌いな人は、多分、この曲集も嫌いでしよう(笑))
その中では、第10番の【レスギンカ】がちょっとだけ有名かもしれないけど、
今日は、この曲集の最後を飾る、
第12番【フランツ・リスト追悼の哀歌】です。
リストのハンガリー狂詩曲のゆっくりした部分を思わせる曲で、
次第に、盛り上がっていくピアノ書法は、なかなかですし、
後半、高らかに、堂々と演奏される主題には、圧倒される。
リスト追悼だけあって、リスト特有のパッセージもいたるところで、顔を出す。
リャプノフは、リストの音楽が好きだったのかなあ・・・。
でも
リャプノフの音楽は、ロシアの国民音楽の中にとどまり、
革新的な音楽、新しい音楽は、書いていない。
そこが、リストと違うところだ。
でもね、それでもいいと思う。
無理して、その方向に行かない芸術もありだ。
ピアノ愛好家にとっては、この曲集は、なかなか聴きごたえあるし・・・
このリャプノフの「超絶技巧練習曲 全12曲」は、音源が少ない。
確かに、全然無いわけではないのだけど、
いろいろな人の演奏で聴いてみたいなあ。
なんか、この音楽日記、マイナーなピアノ曲が続いてしまった。
ということで、次回は、有名曲でも書こうっと
今日の音楽日記は、リャプノフだ。
リャプノフという作曲家を知っていますか?
では、ちょっとだけ、いつものように、紹介すると、
・1859年生まれのロシアの作曲家
・ピアノが上手かったらしい。
・交響曲も作曲しているけど、ピアノ曲が中心
・ピアノ曲には、華麗な作品も多い
・バラキレフの有名なピアノ曲「イスラメイ」を管弦楽編曲している(派手派手です)
うーん、なにか、ロシアの作曲家って、大抵ピアノが上手いかも(笑)
で、今日紹介する曲は、
超絶技巧練習曲より第12番【フランツ・リスト追悼の哀歌】です。
超絶技巧練習曲(この訳がいいかどうかは別として、私はうまく訳したなあと・・・)
と言えば、フランツ・リストが作曲した全12曲のピアノの曲集を
普通、思い浮かべると思うのですが、
このリストの曲集、実は、全24曲の計画で、すべての調を網羅する予定だったのですね。
(まあ、リストは、最初は、全48曲という計画だったらしいので、
どこまで、予定だったかわからないのですが、・・・)
で、リャプノフは、思ったのですね(多分)
リストが作曲していない、調で、残りの12曲も書いてみようかなと・・・
で、完成させたのが、リャプノフのピアノ曲集 超絶技巧練習曲 全12曲なのです。(多分)
ということなので、この曲集、なかなか、技巧的には、難しい。
でも、ピアニストだけあって、機能的に書いている。
そして、結構、どの曲も聴きやすいし、
派手な曲から、ゆっくりした曲まで、
リストの超絶技巧練習曲が好きな人は、聴いて損は、ないと思う。
(でも、リストの超絶が嫌いな人は、多分、この曲集も嫌いでしよう(笑))
その中では、第10番の【レスギンカ】がちょっとだけ有名かもしれないけど、
今日は、この曲集の最後を飾る、
第12番【フランツ・リスト追悼の哀歌】です。
リストのハンガリー狂詩曲のゆっくりした部分を思わせる曲で、
次第に、盛り上がっていくピアノ書法は、なかなかですし、
後半、高らかに、堂々と演奏される主題には、圧倒される。
リスト追悼だけあって、リスト特有のパッセージもいたるところで、顔を出す。
リャプノフは、リストの音楽が好きだったのかなあ・・・。
でも
リャプノフの音楽は、ロシアの国民音楽の中にとどまり、
革新的な音楽、新しい音楽は、書いていない。
そこが、リストと違うところだ。
でもね、それでもいいと思う。
無理して、その方向に行かない芸術もありだ。
ピアノ愛好家にとっては、この曲集は、なかなか聴きごたえあるし・・・
このリャプノフの「超絶技巧練習曲 全12曲」は、音源が少ない。
確かに、全然無いわけではないのだけど、
いろいろな人の演奏で聴いてみたいなあ。
なんか、この音楽日記、マイナーなピアノ曲が続いてしまった。
ということで、次回は、有名曲でも書こうっと
この曲、リストを意識して作ったのなら、もう少し改良の余地はあると思います。ハンガリー狂詩曲第1番のラッサン部分、途中からなぜかバラキレフのイスラメイを思わせる箇所が出てきて、フィナーレは「ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)」。
ピアノをリストの高弟に習ったリャプノフでした。同じモチーフなら、アムランならきっともっと素晴らしい作品に仕上げるかなと思いました。
ちなみにこの曲集でお気に入りは第8曲「Epic Song」です。
凄い冒頭からドラマティックな予感がする壮大な楽想です。リストの「夕べの調べ」を彷彿するようなアルペジョがたくさん出てきます。
by タカノカズヒロ (2013-10-02 20:37)
タカノカズヒロさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、確かにアムランなら、リストのモチーフをもっと重ねて、
もっとピアノ技巧を凝らした作品になるような気がします。
(でも、泥くさくない作品になる気も・・・)
まあ、泥くさくて、完璧でないところが、リャプノフのいいとこかもです。
久々に、マニア向けのピアノ曲にコメントがついて、
このリャプノフの曲、久々に
ちっょと聴いてみよっと。
by みどりのこびとちゃん (2013-10-04 00:13)