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ピアノ三重奏曲 第1番 (メンデルスゾーン) [メンデルスゾーン]

やっぱり、第2番を書いたら、第1番を書かないといけないよなあ・・・
(そうか?)
まあ、メンデルスゾーンのピアノ三重奏というと、
普通は、第1番をさすみたいだし・・・

ということで、今日の音楽日記は、
今年、生誕200年のメンデルスゾーンの作品
前回に続いて、メンデルスゾーンの室内楽、
【ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調】です。

第2番がすごく気に入ったので、
ネットのナクソスでは、聴いたのだけど、
いろいろな演奏が聴きたくなって、CDも買ってしまった。
(なぜか、買ったのは、くせのある、ライブ録音の
 マフチン、ペレゾフスキー、クニャーゼフの演奏ですね
 この演奏、くっきりはっきり、テンポも速め、情熱的な演奏です
 好き嫌いは、ありそう・・・私は、好きだけど)

まあ、それに一番のピアノ三重奏曲も入っていたのだけど、

やはり、メンデルスゾーンの室内楽の中でも、
人気のある曲だけのことはある
いい曲です。(すいません、私、知りませんでした。)

シューマンは、この曲を聴いて、ベタぼめだったらしい。
そう、一回聴いて、これは魅力的な音楽だと思う。
そこが、すばらしい。

第1楽章のドラマティックな始まり、からロマンあふれる音楽の流れ
第2楽章の「無言歌」のようなメロディ
第3楽章の跳ね回るメンデルスゾーンらしいスケルツォ
第4楽章は、シューマンが好きそうな、リズムの第1主題と、流れるような第2主題。
この主題が、3つの楽器で、歌われ、時には高揚し、とても心地よい音楽を作っている。
そして、華やかに終わる。
うーん、この終楽章、リズムが、ちょっとしつこいけど、
なかなか好きな音楽だなあ

この曲、メンデルスゾーンの最良の面がでている曲かもしれない。

そう、この曲、一回聴いただけで、とりこになるなにかを持っている曲だ。
音楽的には、斬新な着想は、ないかもしれない。
でも、こんな音楽が書けるのは、いいなあ。

メンデルスゾーンの作品をちょっと見直している(す、すいません)
今日このごろの、みどりのこびとちゃんでした。

メンデルスゾーンには、若いころに書いた、
もう一曲、作品番号なしのピアノ三重奏曲があるらしい。
おっと、探して聴いてみようかなあ・・・

さて、次回は、今年記念の作曲家シリーズ第2弾です。
誰かな
(えっ、これってシリーズだったの?)

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なるたる

今、帰宅してブログを開いたら早速1番の記事が…。
室内楽も早速取上げると言う今年の抱負に偽りはありませんね、心服いたしましたw。

この曲はピアノ三重奏曲のベスト10なんかの投票をしたら、まずは間違いなく入ってきます。
それほど人口に膾炙しています。
この曲が嫌いだと言う人には、メンデルスゾーンがそもそも嫌いだと言う人を除けば余りお目にかかったことがありません。

だけどピアノの入った曲は、独奏曲にしても室内楽曲にしても、ピアノが始終活躍しっ放しで、休む暇がない、「間」がとれなく慌しくて落ち着かない。

私が彼のピアノ絡みの曲を聴いていて不満に思うことは、この「間」を取ることの下手さ加減にあります。
聴く者に余韻に浸る時間を与えない彼の音楽は、曲の間を楽しむ心の余裕を与えません。
音楽は次々と美しい音を紡ぎ出しますが、全ては流れ来る音に身を任せ、
心が留まること、感興に浸ることを許しません。
これは考えてみれば、彼の音楽全般に言えることで、「流麗な音楽だが表面的で深みに欠ける」と言われる彼の作風の欠点なのかもしれません。
響きが一様でどれを取っても、金太郎飴の如くだ、と言うのも良く聞かれる批判です。

また彼の音楽は時代による成長の後を余り感じません。
私はかつて、自分の投稿している掲示板で、「彼の音楽は、青年期に既に成長を止めた父っちゃん坊やの音楽である」と批評したことがあります。

音の余韻、「間」の効果、書かれた音符以外に意味を持たせ、曲の内容を深みのあるものにする、と言う意味ではシューマンやブラームスには及ばなかったと思います。
但しこの流麗さは、その欠点を補って余りある魅力を湛えていることもまた事実ではありますが…。

彼の弦楽四重奏曲、特に晩年の作品を是非お聴きください。
珍しくもベートーヴェンの後期のそれにも比すべき精神性を備えている、と私なぞは評価しています。

by なるたる (2009-01-05 00:15) 

なるたる

なんか酔った勢いで、支離滅裂な書き込みをしてしまったようですorz。

要するに、本能的に「流麗さ」を志向する彼の音楽は、沈潜して行く「深み」
の音楽とは別次元の世界に遊んでいる、と言うことを言いたかったんだけど…う~む、ますます訳分らなくなって来たぞ……。

慣れない批評はするものではありませんねw。

by なるたる (2009-01-05 21:34) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、酔っていたにしては、
すばらしい文章だと思いますよ(本当)

メンデルスゾーンの音楽の流麗さは、これだけで、
立派な世界です。
音楽に特色があるのは、芸術として、必要です

こういう風に音楽を書けるのは、やはり、お金に困らず、
生活に苦労しなかったからか?
いやいや、やはり、それなりの勉強と、才能ですね
by みどりのこびとちゃん (2009-01-05 23:42) 

なるたる

恥を忍んで私の投稿している掲示板のメンデルスゾーンスレをどうぞ。
もう終わったんで書き込み出来ないけど、あの頃は熱かった(…遠い目)。
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1144595613/e100

ブラームス、シューマンもあるでよ。
シューマン、ひとりよがりまくってますw。
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1154184779/e100
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1183985337/e100
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1135977744/e100

これは室内楽、マイナー曲ばっかりw。
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1160828191/e100

そしてこれはみどりのこびとさんも大好きな超絶テクニックピアノ曲のスレ。
タールベルクについて、かなりシツコイですw。
http://music-0.bbs.thebbs.jp/1115201333/e100

もう掲示板が閉鎖になるので、旅の恥は掻き捨ての大判振る舞い。
最初で最後の自己顕示ですw。

by なるたる (2009-01-06 21:26) 

みどりのこびとちゃん

ははは、この掲示板は、見ましたよ。
みなさん、すごいし、なりより、熱いですよね。
自分の意見をこれだけ言えるのは、いいです。

それに比べて、この音楽日記の、軟弱なこと(笑)
by みどりのこびとちゃん (2009-01-07 00:02) 

yoshimi

こんにちは。
メンデルスゾーンのピアノトリオは2曲ともいい曲ですね。
甲乙付けがたく、聴くときは両方聴いてます。第1番の旋律はとても印象的ですが、曲のつくり自体は第2番の方が凝っているというか、良いようには思います。
良い録音がいろいろあるので、私としては室内楽曲では珍しく5~6種類くらいは聴いています。(ベレゾフスキのは持ってませんが)

ピアノトリオはソロが3つ重なったようなものなので(ちょっとチェロパートが地味だとは思いますが)、ピアノ協奏曲とか独奏曲とかとは違った味わいがありますし、スケルツォは弦楽オケのミニチュアを聴いているような感じがしますので、いろいろ変化があって面白いと思います。
ピアノパートがピアニスティックで充実しているのはピアノ協奏曲と同じですので、ピアノの好きな人ならとても満足できる曲ですね。

by yoshimi (2009-12-07 23:27) 

みどりのこびとちゃん

yoshimi さん、コメントありがとうございます。
室内楽は、私、最近、聴くようになってきたのですが、
ピアノが入った室内楽は、おもしろいです。
おっしゃるように、ピアノ協奏曲とは違った味わいがあります。
今後も機会があれば、ピアノ入りの室内楽も書いていきますよ
by みどりのこびとちゃん (2009-12-12 14:44) 

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