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アヴェ・マリア(シューベルト) [シューベルト]

さて、今年最後の音楽日記です。
今日は、本文に入る前に、
今年の【みどりのこびとちゃんの音楽日記】をちょっとだけ回想してみよう。

今年の音楽日記は、カサド作曲の【親愛なる言葉】で始まった
(この曲、短いけど、とても情熱的で好きな曲です。)

その後、作曲家では、
シューマン(ピアノ曲ばかり、続けて4曲紹介したなあ、ついでにクララの作品も)
ブラームス(管弦楽曲から、ドイツレクイエムまで、続けて5曲紹介したな)
メンデルスゾーン(ピアノ曲を中心に4曲続けて紹介)
リスト(ファウスト交響曲~聖エリザベトの伝説まで、5曲続けて紹介)
等々

そして、ジャンル別だと、
ギター協奏曲シリーズ(3曲も書いてしまいました)
チェロ協奏曲シリーズ(5曲も書いてしまいました)
等々

変わったところでは、
道化に関する曲シリーズ(なんで、こんなシリーズ4曲も書いたのだろう(笑))

私が知らなかった新しい曲との出会いもいろいろあったなあ・・・
フィンジ作曲の【ピアノと弦楽の為のエクローグ】(イメージが、すばらしい)
ピアソラ作曲の【フーガ・イ・ミステリオ】(この曲は、かっこいい)
シューマン作曲の【オラトリオ 楽園とペリ】(今年、最大の収穫です。感謝)
クレンゲル作曲の【チェロ協奏曲第4番】(いい曲です。聴いて損はしません)
グリエール作曲の【コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲】(声がすばらしい)
等々

変わった記事では、
ショパンの【ピアノソナタ第2番】の記事(私のピアノ曲のベスト10を書いてます)
ベートーベンの【ピアノ協奏曲第4番】の記事(私の字のきたなさがわかります(笑))
ルヴィンシュタインの【へ調のメロディ】の記事(エイプリルフールの記事ですよ)
等々

ははは、今年もいろいろ書いてきたけど、
最後の方は、ジャンルが広がって、ちょっと混乱ぎみ(笑)
まあ、いろいろ聴いて、ジャンルが、広がった年だったような気がする。

今年の回想は、このくらいにして、
今年最後の音楽日記を書こう。

シューベルト作曲の有名な声楽曲【アヴェ・マリア】です。
えっ、なんで、この曲かって?
いやいや、クリスマスの時期に、
「アヴェ・マリア」ばかり、いろいろな作曲家の入ったCDを車で聴いていたのですが、
これが、なかなかよかったのですね。
それに、今年最後の曲は、なんか、落ち着いた曲にしたかったし・・・

本来、この曲、歌詞は「湖上の美人」からとられており、
純粋な宗教曲ではないらしい。
でも、とてもおだやかで、敬虔で、
美しい歌声で聴くと、とても、心が落ち着く。
難を言えば、あまりに有名すぎることかなあ(笑)

さて、この曲には、フランツ・リストが、
ピアノ独奏用に編曲したものがある。

これが、また、すごいんです。
リストの他のオペラパラフレーズと違って、
シューベルトの歌曲編曲は、原曲のよさを生かしながら
ピアノでしか表現できない、すばらしい編曲となっている。
この【アヴェ・マリア】は、3段譜からなっており、
原曲の簡単な伴奏が、両手での和音アルペジォになっており、
右手と左手で、旋律は、中間の音域で歌われる。
豊かな響きの中で、歌われる旋律、すばらしいピアノ独奏曲となっている。
ただ、この編曲、聴く分にはいいのですが、
絶対に、普通の人には、弾けないなあ・・・
これ、旋律をピアノで歌うには、無茶苦茶難しいと思う。
超絶技巧練習曲より難しいと思うなあ・・・
プロ中のプロしか弾けない編曲だけど、すばらしい編曲だと思う。

さてさて、今年一年間、このブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。

来年は、もっと、更新回数増やして、
いろいろなジャンルを書いていきたいと思います。


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コメント 6

なるたる

やった~、私のご紹介した曲が4曲も入っているw。
うーむ、やはり「楽園とペリ」が一番の収穫でしたか…。
気に入っていただけて、こんなに嬉しいことはありません。
今年も出来るだけお気に入りの曲をご紹介して行きたいですw。

ジャンルが拡がるのは、結構なことだと思いますよ。
みどりのこびとさんの類無き感性で、これからもジャンルを意識せず、沢山の曲をご紹介いただきたいと思います。

スコット原作の「湖上の美女」はロッシーニがオペラにしているし、かのタールベルクもパラフレーズを作曲していますね。
私はどちらも好きですw。

リストのシューベルト歌曲のピアノ編曲は、レスリー・ハワードの演奏を全巻持っているはずなのですが、真剣に聴いたことありませんでした。
今度聴いてみます。

ところで、ナタリー・デセーのCDにもあった、アリャビエフの「ナイチンゲール」のリストによるピアノ編曲が、やはりレスリー・ハワードの全集にあるみたいですよ。
是非聴いてみたいです。

追記。
そう言えばショパンのソナタで思い出したけど、「サンサーンス編曲のショパンの第2ソナタ」、CDの山に隠れてしまって行方がわからないorz。
未だに聴けず仕舞です。
もうお聴きになりましたか?

by なるたる (2009-01-03 18:42) 

みどりのこびとちゃん

シューベルト=リストの編曲は、派手さはないですが、
実は、ピアノで歌うことに関しては、すごく難しいです。
譜面を見ると、わかります
ハワードの演奏は、無難です。
ただ、歌心は?かな

『ナイチンゲール』のリスト編曲は、
私、ピアノで、いいかげんですが、音をとって、練習しました。
3-4の指で、トリルしながら、親指で、旋律をとるのですが、
指が、つります(笑)

サンサーンスのショパンの編曲、
忘れていました。


by みどりのこびとちゃん (2009-01-03 23:03) 

なるたる

色々調べたら、ブラームスのピアノ連弾用の「ロシアの思い出」と言う曲の第4曲もアリャビエフの「ナイチンゲール」の編曲でした。
う~む、これは迂闊だった。
ブラームスフリークの私としては大きな汚点、灯台元暗しでありましたorz。

ナクソスのブラームスピアノ4手作品集にこの曲が収録されていて、確か私も所有しています、さっそく聴かねば…。
しかし、ブラームスがアリャビエフをねぇ、意外でした。

by なるたる (2009-01-24 21:21) 

みどりのこびとちゃん

アリャビエフの曲を音楽日記に書きましたよ。
ブラームスが、ナイチンゲールを編曲しているのは、知りませんでした。
早速、聴きましたよ。
by みどりのこびとちゃん (2009-01-25 16:48) 

タカノカズヒロ

クリスマス前後、このリスト編のアヴェマリアを聞きたくなりますね。
本当素敵な曲ですが、楽譜や演奏を聞いたり見ても、「一体主のメロディーはどの指で弾いているんだろ?」と思います。

見事に10本の指をすべて駆使して作った作品で、原曲よりもずっと深く濃いドラマチックな仕上がりになっている作品ですね。
by タカノカズヒロ (2013-12-30 18:07) 

みどりのこびとちゃん

タカノカズヒロさん、コメントありがとうございます。
そう、このリスト編曲は、譜面を見ているだけで楽しい。
もちろん、原曲がいいこともあるのだけど、
おっしゃる通り、リスト編曲には、ドラマがあります。

by みどりのこびとちゃん (2014-01-02 22:41) 

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