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交響曲 第2番【復活】(マーラー) [マーラー]

さて、この音楽日記も今年は、今回を含めて、あと、二回かな?
いそがしいのだけど、
この音楽日記に書いていないクラシック音楽も、
最近、いろいろ聴いているんだよなあ・・・

交響曲だと、モーツァルトの第33番や、シューベルトの第4番、などなど
管弦楽だと、ベートーベンの序曲集や、ファリャの三角帽子、などなど
協奏曲だと、サンサーンスのピアノ協奏曲全集や、プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、などなど
室内楽だと、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番や、フランクのピアノ五重奏曲などなど
ピアノ曲だと、ラフマニノフの音の絵、ブゾーニのソナチネ、ブラームスのピアノソナタなどなど
声楽曲だと、バッハのクリスマスオラトリオや、ヘンデルのオペラとか・・・

ははは、全然統一感がないし、ばらばらだなあ・・・
そう、最近、私、なんか、範囲が広がって、支離滅裂に音楽を聴いています。
うーん、もっと、落ち着けねば・・・(笑)

それに、感想を書こうとすると、ちょっと最近、
キーボードを叩く手が、止まるときがある。
なんでだろうなあ・・・
まあ、そのうち、書くと思う曲達です。

この音楽日記をずっと、読んでいる人には、
みどりのこびとちゃんが、マーラーのことを書くなんて、
きっと予想出来なかっただろうなあ。

今日の音楽日記は、マーラー作曲の交響曲第2番【復活】です。

えっ、なんで、この曲を選んだのかって?
いやいや、あまり、深い意味は、なくて、
こないだ、サンサーンスの【クリスマス・オラトリオ】を聴いていて、
最初の方の旋律が、ちょっとだけ、マーラーの復活の合唱の主題と似ていたので、
久々に、マーラーの【復活】のCDをデジタルオーディオにおとして、
聴いたのですよ。
(レコードの時代から聴いている、ショルティ指揮シカゴ交響楽団のものです)
(あーあ、古い録音だよなあ、この曲の新しい録音、聴いていないなあ・・・)

さて、マーラー作曲の交響曲第2番【復活】は、
全5楽章、大編成の管弦楽、オルガンや舞台袖の管楽器、合唱に独唱・・・
演奏時間は、80分・・・
まあ、ベートーベンの交響曲とは、人数や編成の面では、とても比べ物にならない。
だけど、音楽は、どうだろう?

さて、この曲、結構、クラシック音楽を聴き始めて、すぐ知った曲で、
昔、最初に聴いた時、大曲だったにもかかわらず、
最初の劇的な出だし
(弦がジャーンとフォルテシモからピアノになって、低音がかっこよくダダダダダと鳴るりです)
から、曲にのめりこんで、
弦の美しい旋律、劇的な展開、第2楽章、第3楽章の奇妙な味
そして、なんといっても、第5楽章の管弦楽の最初のかっこいい行進曲風の部分と、
最後の合唱の雄大さに、とても惹かれた。
そして、大音量で、よく聴いたなあ。

でも、いつの日か、ちょっと、この濃い味付けが、なんか、嫌いになって、
聴かなくなった曲です。
多分、感動してね というような曲と思ったのかもしれない。
作曲者が、あざとく書いたのではないか、とも思ったのかもしれない。

で、何年か前から、マーラーもまた聴くようになったのだけど、
若い時のように、夢中になって、聴くということはないのです。
もちろん、この曲、駄作ではないと思う。
どちらかというと、マーラーの第2番って、
作曲技法は、結構すばらしいと思う。
音の響きや、重なりなど、結構、すばらしい。
そんな、聴き方もありかもしれない。
そう、マーラーの音楽は、感情のおもむくままの音楽ではなく、
理系の音楽かもしれない。(決して悪い意味ではないですよ)

マーラーの交響曲は、人気がある。
でも、ちょっと、裏から聴く方が、おもしろいかもしれない。

ははは、マーラーの交響曲を書くのも、ちょっと苦労するなあ(笑)
慣れないことをするものではないかも・・・
でも、こうやって、苦手な曲を書くのも、なかなか、面白いものだ。
これから、いろいろ、書いていこうっと。

次回は、今年最後の音楽日記になる予定。
最後は、なににしようかなあ・・・(実は、決まっていたりして)

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なるたる

最近は取上げる曲があちこちに飛び、予想がつきませぬw。
まさか突然マーラーとは…。

実は私、マーラーは苦手なのです。
脈絡のない曲想の変化、だらだらと続く締りのない旋律、田舎臭い主題、聖と俗との乱雑な混淆、がなり立てる金管、大げさなひとりよがりの自己陶酔、無駄な長さ等々…、ことごとく私が美しいと思っているものとは正反対の位置にあるのが彼の音楽です。
後期ロマン派の音楽の、最も醜い自意識の拡大を一身に具現するような彼の交響曲にはいつまで経っても馴染めません。
確かにあざとく、わざとらしく、濃すぎる音楽なのですね。

でも、数えてみたらマーラーの交響曲、全集で4セットとバラで10枚くらいもありましたorz。
何でだろう、嫌いなのに…不思議ですねw。

私のお気に入り(嫌いなのに不思議ですね)はクラウス・テンシュテットの全集。
これの第3番がお目当てで購入しました。
そう第3番の最終楽章は例外的に好きなのです(長すぎるし、金管がうるさいけど)。
これは透明感に溢れた、敬虔な素晴らしい音楽だと思います。

ご紹介の「復活」も「巨人」も第5番を除く他の交響曲も、私にとってはネコに小判、豚に真珠なのであります、申し訳ありません。

でもおかしなことにブルックナーは大好きなんですね、全然苦になりません。
多分ブルックナーの音楽は宇宙に向かっているから、なんて勝手な解釈をしています。
素朴で敬虔で一途な力強さがあるからでしょうかね、自然に対する敬意・人智を超えた何者かに対する畏敬の念(キリスト教の神ではなく)が謙虚に覗えて大変好ましい。
不思議ですねぇw。

by なるたる (2008-12-29 00:39) 

みどりのこびとちゃん

正直、私は、マーラーが苦手です。
特に6番、7番、8番、9番あたりは、苦手かなあ・・・
7番のマンドリンが入る所もダメです。
まあ、でも、指揮者で、作曲者で、自分の思いをあれだけ
書けるのは、正直、立派です。


ブルックナーですが、第5番は、めちゃ好きですね。
あとは、第9番と第7番かな
一番~三番は、よくわかりません(笑)

最近、おっしゃる通り、書く曲が、あちこちに飛びすぎなのです。
ちょっと、まとまりがつかなくなりそうですね
来年からは、もっと、筋道たてて書きます(本当か???)

by みどりのこびとちゃん (2008-12-30 01:03) 

なるたる

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

今日東京の親元から帰ってきました。
老母にお年玉もたっぷり上げて、久々の親孝行が出来ました。
逢うたびに小さくなって行く親を見るのは、この歳にもなりますと辛いものがあります。
長生きを祈るのみであります。

>正直、私は、マーラーが苦手です。

おぉ、みどりのこびとさんもマーラーが苦手でしたか。
百万の知己を得たような心境ですw。

>特に6番、7番、8番、9番あたりは、苦手かなあ・・・

この辺は納得。
私も何度聴いても全然良さがわからない。
8番は辛うじて声楽付きなので、声楽好きの私には何とか聴けます。
でも歌の出典がバラバラで、統一性も何もない。
ラテン語の歌詞とドイツ語の歌詞を平然と一緒に並べて作曲する無神経さには腹も立ちます。
彼の最高傑作と言われる9番なんか、「何、これ」の世界ですね。
さっぱり理解出来ません。
まぁ、所詮私なぞはマーラーに縁無き衆生なのでしょうねw。

その内ブルックナーについて触れていただけると嬉しいです。

by なるたる (2009-01-03 17:56) 

なるたる

追記。
ブルックナーの第1番は結構好きです。
by なるたる (2009-01-03 19:49) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
親孝行は、私も、出来るだけ、しようかなと・・・。

話かわって、マーラーの第9番は、
昔、この曲が好きな友人がいて、
いろいろ聴かせてもらいましたが、
なぜか、苦手でした。
どうしてでしょうね
現代音楽だって、違和感なく聴けるのに・・・

まあ、また、時間がたてばわかりませんが・・・

by みどりのこびとちゃん (2009-01-03 22:58) 

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