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主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ) [バッハ(J.S.)]

今日の音楽日記の日付を見てもらいたい。
12月14日である。
この日は、なんの記念日か、わかりますか?
(討ち入りの日という答えでは、ないですよ。)
答えは、このブログの最後で・・・

ということで、(えっ、どういうこと?)
今日は、もう誰もが知っている名曲
そして、クリスマスシーズンにもぴったりの曲です。
(まあ、この教会カンタータは、本当は、7/2の祝日のものだけど・・・)

J.S.バッハ作曲の【主よ人の望みの喜びよ】です。

この曲は、バッハの教会カンタータ第147番の中の曲ですね。
もちろん、原曲は、弦楽器と管楽器と合唱の響きが、すばらしいのですが、
ピアノ独奏や弦楽合奏などに編曲されて、よく演奏されているので、
そちらで、知っている人も多いと思う。

さて、誰もが最初に疑問に思うこの曲の題名ですが、
【主(イエス)は、人(私)の望みであり、喜びである】
と、すると、わかりやすい。
まあ、歌詞を見ると、そんな感じかなあと、思っています。

この曲、私がはじめて聴いたのは、
多くの人が、多分そうであるように、
ピアノの編曲版(私は、ケンプの編曲ですね)で聞いた。
通常、結構、ピアノ版は、ゆっくりしたテンポで、
結構ロマンテックに演奏される。
(まあ、これは、多分、原曲の4声部をピアノに編曲した場合、
4声部をはっきり区別するには、そんなに早く弾けないという理由もあると思う。
実は、真面目にピアノで演奏しようとすると、ピアノ編曲版、結構難しいのですよ。
ピアノ版では、なかなか、声部の区分が難しい・・・)

これは、これで、もちろん、いいと思うけど、
原曲の教会カンタータを聞いていない人がいたら、
是非、原曲も聴いてもらいたい。

最近の教会カンタータの演奏は、結構、早いテンポです。
私、それが、結構、この曲には、合っていると思うのです。
そして、合唱も、直接、神への賛歌を歌うので、
なんとなくですが、ピアノ版になれてると、
この曲、別の曲に聞こえてくるのです。
結構、すっきりしているけど、それが、なんとなくイメージがわく音楽です。
ピアノ版は、ちょっと癒し系だけど、
原曲は、敬虔なイメージかな

私は、よくばりだから、原曲もピアノ編曲も
両方とも、いい面があっていいと思うけど、
皆さんは、どちらが好きですか?

まあ、バッハの精神や、カンタータの意味なんて、
関係なく、純粋に音楽で考えると、
カイエ編曲の管弦楽バージョンなんて、
静かに始まりますが、
最後は、パーカス全開で、派手で豪快で、
まあ、これはこれで、一つの世界です。

この曲、ゴドフスキーさんが、もしも、編曲したら、
きっと、3連符は、倍の6連符にして、
その上で、左手だけで4声を弾く、とんでも編曲にしたりして・・・
ははは、想像ですが、おもしろいんだか、つまんないんだか・・・

まあ、でも、【主よ人の望みの喜びよ】は名曲です。
たまに聴くと、心が落ち着きます。
(追記 私、この曲のセカンドパートの動きがですね、好きなんですよ。)

*****************************************************************************

さて、この日記の最初の質問の答えです。

実は、12月14日は、このブログの誕生日です(パチパチ)
そう、もう、なんやかんや、適当にクラシック音楽の日記を書いて、
3年になりました。(なんか、早かったなあ)
いつも読んでいる皆様、適当に読んでいる皆様、たまたま読んでいる皆様
ありがとうございます。

さて、
最初の記事は、こちら→2005年12月14日1周年の記事は、こちら→2006年12月14日
2周年の記事は、こちら→2007年12月14日

書いている曲は、最近、いろいろなジャンルが増えてきたけども、
基本的な姿勢を、変えることなく、
好きなクラシック音楽を自分の言葉で、書いていこうと思う。

曲についての毒舌は、ないし、
ものすごく、オタッキーな内容でもないし、
ちっょと、平凡かもしれないけど、(これ実は、難しい)
この音楽日記では、
クラシック音楽の一聴衆として、音楽を聴く喜びを書いていけたらなあ、
とも思っています。

【音楽よ人の望みの喜びよ】→【音楽は、私の望みであり、喜びである】

ははは、なーんてね。

皆様、これからも、よろしくお願いします。


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takataka

え~~、とブログが生まれたのは、討ち入りの日でしたか!

小生も@@年まえの12/14にこの世の中にできていました。
by takataka (2008-12-15 00:50) 

Cecilia

おめでとうございます!!
最初からの愛読者です~!
ところで過去記事を二つほどリンクさせていただきました。(「メープル・リーフ・ラグ」と「愛の挨拶」です。)
昨日はピアニスターHIROSHIさんの演奏でこれらの曲を聴きましたので。
いや~、みどりのこびとちゃんにお聞かせしたかったです!!

「主よ人の望みの喜びよ」に関して又コメントさせていただきます。
(・・・と言ってももしかしたらすでにご覧いただいているかもしれない記事の話題ですが・・・。)
HIROSHIさんと米良さんのコンサートの記事をアップするのに一苦労なので、又ゆっくり伺います。
by Cecilia (2008-12-15 16:07) 

みどりのこびとちゃん

takatakaさん、コメントありがとうございます。
おやおや、12/14ですか
実は、私も射手座です。結構近いです(笑)
by みどりのこびとちゃん (2008-12-16 00:03) 

みどりのこびとちゃん

Cecilia さんコメントありがとうございます。
ピアニスターHIROSHIさんのアイディアは、すごくおもしろい。
そして、それを、自分で、音にするというのが、またすごい。
私、結構好きです。
アレンジは、あやかりたいものです。
by みどりのこびとちゃん (2008-12-16 00:05) 

Cecilia

関連記事です。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-04-14
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-04-20
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-10-10-2
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-10-11
やっぱり爽快な古楽演奏が好きですね。
ATMA盤は特に気に入りました。
しかしピアノ演奏のしっとりした演奏も捨てがたい・・・と感じました。
他の方との交流で。
でもそれでもカンタータ147番の中で聴くのが好きで、このコラール以外のアリアやシンフォニアなど魅力的です!!
by Cecilia (2008-12-16 04:18) 

なるたる

この場を借りて失礼つかまつります。

今年一年の「印象に残る曲」、あるいは「今年紹介した曲ベスト5(10でも良い)」、「聴いて良かった曲」等の企画はいかがでしょうか?
交響曲から声楽曲まで、レパートリーの極めて広いみどりのこびとさんをして、この一年で最も印象に残る曲を、総括として年の瀬に挙げてみるというお題もなかなか楽しいような気もいたします。

勿論、不肖私のご紹介した曲も何曲かはその栄に浴することが出来るであろうと言う不純な動機もありますw。
多分、あの曲と、あの曲と、あの曲等は…w。

今回の曲は…特に言うべきことはございません。
まぁ、何と言うか美しい曲ではありますw。
原曲の声楽曲で聴くのが私は好きです。

by なるたる (2008-12-16 22:15) 

みどりのこびとちゃん

では今年の最後は、「今年の思い出の曲ベスト5」で企画考えましょう。
うーん、あの曲は、入るな・・・きっと
by みどりのこびとちゃん (2008-12-17 23:37) 

なるたる

あの曲がどの曲なのか、色々思い当る節はありますが、愉しみにしておりますよw。

はっ!…、と言うことはご紹介する曲が更にあれば、新たな候補に挙がる可能性もありますねw。
今年も残り少ないので、何とか考えましょう…。

by なるたる (2008-12-18 20:57) 

Maggie

始めてこちらにコメントさせて頂きます。
Maggieです。どうぞよろしくお願いいたします。

この曲、とてもよいですよね。聴いていてとても
気持ちが癒されます。

様々な方による編曲を想像していらっしゃるみたいですが、
みどりのこびとさんの編曲でマンドリンで弾きたいなぁ~。
そう思って、今年、来年の曲用にリクエストさせて頂いた
のですが、却下されちゃいました。。。

ふふふ、もう誰だか分かりましたか?
by Maggie (2008-12-30 18:38) 

みどりのこびとちゃん

Maggieさん、コメントありがとうございます。
マンドリン演奏、三連符をピッキングで演奏するか、トレモロで演奏するか
なかなか、難しい選択です(笑)
まあ、また、この曲は、別の機会に・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-12-30 23:06) 

Maggie

お返事ありがとうございます~。

私は最初の三連符はピッキングのみで
中間部からトレモロにするのがマンドリンには
合うかな~なんて思っています。

まぁ、また、別の機会を楽しみにしています。

今年はお世話になりました。また来年も
是非よろしくお願いいたします。

それでは良いお年をお迎えください。
by Maggie (2008-12-31 14:14) 

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