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ピアノ協奏曲(ラヴェル) [ラヴェル]

ところで、この【みどりのこびとちゃんのクラシック音楽日記】に書く曲は、
どんな風に、選ばれているか、知ってますか?
以下のどれでしょう。

・その日、聴いたクラシック音楽を中心に選曲している
・自分が、これは名曲、と思う音楽を中心に選曲している
・テーマを決めて選曲している
・コメントに書かれるリクエストを中心に選曲している
・いいかげんに、選曲している

昔からの読者(はたして、何人いるのだろうか?)
は、おわかりですよね。
そう、正解は、
いいかげんに選曲している
です。

ということで、まだまだ、書きたい曲もいっぱいあるし、
新しく聞いた曲もいっぱいあるけど、
ただ、結構聞き込まないと、文章に書けなくなってきた。
(歳かもしれない・・・)
ということで、なかなか、リクエストに応じられなくて、すいません。
まあ、気長に待っていてください。いつの日かきっと書きますから

ということで、今日も、なんの脈絡もなく、今日の音楽日記は、
フランスの作曲家ラヴェルの【ピアノ協奏曲】です。
とは、いうものの、うちのかみさんが、
数ヶ月前から、車の中で、この曲ばかり、聞くのですよ
なんか、頭に残っているのです
なので、書こう書こうとは、思っていたのです。

この曲、人気の高いピアノ協奏曲の一つですね。
有名な曲の成立過程などは、ネットで調べてもらうとして、
ラヴェルは、
「モーツァルトとサンサーンスの協奏曲の精神で作曲した」
「協奏曲は、深刻・劇的ではなく、快活明朗だ」
と言っているそうです。
そう、まさに、そういう曲だし、そういう風に演奏して、
初めて味がでる曲かな

第1楽章。
出だしは、鞭の1打で始まります。
(うーん、結構刺激的な始まり方ですよね。ゾクッとします。)
そして、すぐにピッコロででてくるのが、
楽しいのか、愉快なのか、
はたまた、どこかネジがゆるんでいるような第1主題。
(ところで、ここのピアノ、右手は白鍵、左手は黒鍵ですよ)
ジャズの味が、ミックスされ、
ハープの音色の使い方が、またいいんだなあ・・・
楽しい音楽の中に浸っていると、
おもしろい複調的な響きで
最後、下降音階で、粋に終わります。

第2楽章
この楽章。ピアノのソロと言っても過言ではありません。
6/8の伴奏で、旋律が3/4なのですが、そんな感じは、なく、
淡々と、音楽が流れていく。
ここは、ピアニストの見せ場です。(決して、技巧的ではないのですが)
約10分間をいかに、短く感じさせられるかは、
ピアノの音色とタッチ、そして、微妙なテンポの揺れにかかっていますね。
そして、最後のイングリッシュ・ホルンがのイメージが、
ピアノと合っていなければ、合格ではないです。ハイ

第3楽章
プレストのトッカータ風の音楽。
もう、これは、いろいろな音楽が、ミックスしたような
楽しい音楽です。
ピアノも管弦楽も、キラキラした音色で、駆け巡り
それでいて、クラシック音楽の枠内で、飛び跳ねる
うーん、なかなか、こういう音楽は、書けないですよ。

さて、実は、私のイメージするラヴェルのピアノ協奏曲の演奏は、
いままで聴いたことが、ないのです。
こういう曲の演奏は、難しいと思う。
モーツァルトのピアノソナタが難しいなあ。
というのは、昔、この音楽日記に書いたが、
この曲にも、同じことがいえるかな
(モーツァルトのピアノソナタがいかに難しいかは、⇒こちらを参照

そう、楽しいだけでは、ダメだし、
かといって、堅苦しいのもダメだ。
あやういバランスの中で、いろいろな感情が、湧き出てくるのは、難しい。
ピアニストだけでなく、バックの管弦楽も、そうなんだから、
これは、もう、大変ですね。

「のだめ」にもこの曲は、でてきたけど、
そのバランスが、ピタッと決まったら、すばらしいかも

ははは、自分は、弾けないのに、またまた、いいかげんなこと書いてます。

追記
 実はですね、先週、BSの放送で、ずっと、室内楽の演奏をやっていて、
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番が、すごく気に入ったのですが、
この曲のことを書こうと思っていたら、ラヴェルのピアノ協奏曲になってしまった。
なんでだろうなあ・・・
 そう、それに、ブゾーニのピアノ協奏曲を書こうとも、思っていたのに・・・
それに、バロックの声楽曲に、ピアノ小品に・・・・・・・・・
でも、今日、両手書いたから、次回は、左手かな
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なるたる

確かマンがの「のだめカンタービレ」の最新刊が、この曲のコンサートを偶々聴いたのだめがいっぺんで惚れ込んで、指導教官のオクレール先生に叛旗を翻して、シュトレーゼマンの元に走る決意をするところで終わっていた気がする。

…私はラヴェルが苦手なので、その心境は理解出来ませんが、惚れ込んだ曲がブラームスの2番あたりだったら、大いに共感しますw。

by なるたる (2008-12-03 01:23) 

なるたる

おぉ、やっとメンデルスゾーンのピアノトリオの話題が…。
しかも有名な1番ではなくて、2番たぁ渋いw。
弦楽八重奏曲・弦楽四重奏曲第2番・チェロソナタ第2番あたりも大変な名曲なので併せてどうぞ。
ブリリアントから出ている室内楽全集(全10巻)は、値段も手頃でオススメですよ。

by なるたる (2008-12-03 01:56) 

なるたる

追記。
痛々しい弦楽四重奏曲第6番も素晴らしいです。
あぁ、筆が止まらないw。

by なるたる (2008-12-03 02:05) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさんが、ラヴェルが苦手というのは、
想像がつきます。
まあ、このラヴェルのピアノ協奏曲は、ブラームスのピアノ協奏曲と
丁度、対極の位置にある曲ですもんね。

ところで、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番
すごく、気に入ったので、そのうち、この音楽日記に登場しますよ
by みどりのこびとちゃん (2008-12-05 00:20) 

なるたる

第三楽章の「ゴジラのメインテーマ」の一部に酷似の旋律は、やはり伊福部昭によるパクリ…なんでしょうかね、それともラヴェルへのオマージュかな?
by なるたる (2011-12-24 18:03) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
伊福部さんは、ラヴェルのファンだったとか、
いろいろあるけど、
私の個人的な考えとしては、
まったく別物だとおもうのです。
あのゴジラの強拍に、どしっとしたアクセントが
ある農耕民族?の音楽とラヴェルの音楽は、
たとえ、音形が同じにせよ、まったくの別物として
考えられたのではないかと・・・・

しかし、ラヴェルの曲に、再コメントが
なるたるさんからあるとは・・・
by みどりのこびとちゃん (2011-12-24 23:45) 

なるたる

へへっ、意外でした?
偶々yotubeでバーンスタイ御大の指揮振りよるこの曲を聴いていたところです。
しかし御大、ピアノの腕前が大層達者でありますね。

第一楽章
http://www.youtube.com/watch?v=LbI4c2os6YU

第二楽章
http://www.youtube.com/watch?v=ud6nbX5XKVk&feature=fvwrel

第三楽章
http://www.youtube.com/watch?v=uwSQQ2qIc-0&feature=related
by なるたる (2011-12-25 01:35) 

みどりのこびとちゃん

全部聴いてないけど、バーンスタインの弾き振り、うまいなあ。
最近の指揮者で、このラヴェルのピアノ協奏曲を
弾き振りする人、もういないと思います。
(モーツァルトとかは、いるけど)
正月休み、ゆっくり、この演奏、聴いてみます。

この曲の最初、どうやって、弾き振りするのか、
見たかったけど、ちょっと画面が切り替わって残念
by みどりのこびとちゃん (2011-12-27 23:11) 

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