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交響曲 第3番(ブラームス) [ブラームス]

私、結構、几帳面な性格です。
(血液型の性格診断は、全く信じていない私だが、A型です)
でも、部屋は、片付いていないし、会社の机は、乱雑だし・・・

ということで、気になっていたことがある。
ちょっと前にブラームスの交響曲4番を書いたのですが、
いままで、この音楽日記で、
ブラームスの交響曲としては、1番2番4番を書いたのですね。
皆さん、ご存知でしょうが、ブラームスには、交響曲が全部で4曲ですね。
あーあ、そうすると、どうしても、3番の交響曲を早く書きたい衝動にかられるのです。
(そんなこと気にするなら、ベートーベンのピアノソナタ全部とか、
ギロックの叙情小品集を全曲、早く書けと言われそうだが・・・)

今日の音楽日記は、
ブラームス作曲の交響曲第3番です。

ブラームスの4曲の交響曲は、それぞれ、すごく特徴が違うと思う
1番は、質実剛健で、強固な構成だし
2番は、旋律が暖かく、全体的に優雅だし
4番は、古典的な中に、しみじみした情感がなんともいえない。

今日の第3番の交響曲は、
ひょっとすると、一番ブラームスらしい曲かもしれない。
私は、この3番を聴くたびに、
ブラームスが、とても素直に自分らしさを出した曲だなあと思う。
管弦楽の音色しかり、各楽章の旋律しかり、
へんに、力みがない分、いいなあと思う。

あとは、スケルツォ楽章の代わりの第3楽章ですね
この楽章が、嫌いな人は、あまりいないと思う。
ポコ・アレグレットなので、変に甘く演奏しない方が好きだな。
再現部のホルンは、緊張ですね

まあ、この曲の作曲の背景や、構成分析は、ネットで調べれば、
山のようにでてくるので、参照してください。
ここでは、個人的に気になる、しようもないことを書いてみよう。
(みどりのこびとちゃんの音楽日記ですから・・・)

その1
この曲の解説によく、
「この曲をブラームスの「英雄」と呼ぶことがある」
と書かれている場合がありませんか?
(もちろん、ブラームスの命名ではないですよ)
えっ、全然、こんな風に呼ばれたの聞いたことは、ないし、
それに、個人的には、この呼び名で、呼ばれなくて良かったと思う。
私の考える「英雄」というイメージとは、ちょっと違うんだなあ。
まあ、このよび方が浸透しなくて、よかったよかった。

その2
クラシックファンの中には、自分ひとりの時の楽しみとして、
スピーカーの前で、指揮の真似をする人が、いると思う。
(誰でも、ベルリンフィルやウィーンフィルの指揮者になれる瞬間ですね(笑))
そういう楽しみを持っている人の中で、
古典派やロマン派までは、まかしとけ、というあなた
このブラームスの3番の1楽章の指揮は、オススメですよ。
ブラームスと思ってなめると、これが、なかなか難しいですよ。
まあ、やってみるのも、おもしろいです。
(6/4です。一小節2拍で振ってみましょうね)

えっ、私ですか、残念ながら、私は、スピーカーの前では、指揮しないです。
うーん、私は、あんまり楽しくないなあ・・・
私の指揮の解釈に合わせて音がなるシステムがあったら、
してみるかもしれません。ははは

その3
この曲の特徴は、終楽章が、フォルテで堂々と終わらないこと
があげられるかもしれません。
最後が、いままでの思い出のように、音楽が流れていき、
静かに終わるこの終わり方、どう思いますか?

話が、変わりますが、リストのピアノソナタは、静かに深淵に終わる。
このリストのピアノソナタのリストの最初の考えは、
フォルテで終わる予定だったらしい。
最近、その音源を聴いたのだが、いやいや、この終わり方でなくてよかった。
すごく、ダサイし、イメージがまったく変わってしまう。

話もどって、ブラームスの第3番が、フォルテで終わっていたらどうだろう。
うーん、私は、これは、これで、いいかもしれないとも思う。
もちろん、現在の夢見るような思い出の中で、
この交響曲が終わるのも悪くはないけど、
フォルテで終っても、もちろん、イメージは、大きく変わるけど、
うーん、そのイメージを聴いてみたいなあ。
でも、ブラームスは、そんな版書いてないしなあ・・・
聴かない方がいいというのも、あるから、想像の世界だけにしておこう

ははは、なにを書いているやら。

ということで、ブラームスの全4曲の交響曲の制覇です。
(全然、大したことでないのです。ハイ)


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なるたる

おぉっと、何としたことかいきなりブラームスの交響曲3番だぁw。
これは思いっきり予想外、番狂わせ。
ふいを衝かれました。

この曲はブラームスの交響曲の中では一番の人気曲かも知れません。
好きな人が本当に多い。

確かにひねくれたところがなく、ブラームスらしい憂愁な旋律に満ちていて、優しく優雅でコンパクトに纏まっている。
4曲の中では最も通俗的で歌謡的な旋律が多く、いわゆる「分り易い曲」だからなのでしょうね。

私は2番が一番好きですが、勿論3番も嫌いではありません。
特に第1楽章の展開部の情熱的で切羽詰まったような響きと、第4楽章のホルンによる悦ばしげな三連音符の骨太の旋律は大好きです。
第3楽章は、ロマンチック過ぎるかなぁ…ロマンス映画のような音楽ですね。

意表を衝いて、静かに、これまでを回想するように曲を終らせる手法と言うのは、ブラームスは暫し行っていますね。
第4楽章の終わり方…悪くないなと思います。
第2番第1楽章の、穏やかな雰囲気を保ったまま長々と引っ張るような終わり方も好きですけどね。

by なるたる (2008-11-23 22:00) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、コメントありがとうございます。
ははは、予想外でしたか。
というより、私自身、いったい、次になにを書くのか、
見当もつきませんから。

ブラームスの三番、分かりやすくて、ブラームスらしくていいです。

さてさて、次は、2曲のピアノ協奏曲と、ヴァイオリン協奏曲と・・・・


by みどりのこびとちゃん (2008-11-24 22:10) 

なるたる

それらが済んだら、その次は残った室内楽曲を全曲ご紹介くださいw。
後は、毎度のお願いながら声楽曲を取上げていただけると嬉しいです。
この2つはブラームスの二大柱だと思います。

by なるたる (2008-11-24 23:46) 

みどりのこびとちゃん

いつになるか、わからないけど、
がんばって、聴くか・・・
そして、がんばって、書くか・・・

ブラームスも、グリエールも、ライネッケも、ついでに ラフも・・・(笑)

あっ、シューマンの「ファウストよりの情景」もサンサーンスの「大洪水」も
・・・・

でも、12月の中旬に、ブラームスの室内楽、書きますよ。
by みどりのこびとちゃん (2008-11-26 01:03) 

なるたる

ご気分を害されたなら、幾重にも深くお詫びいたします…。
by なるたる (2008-11-26 21:06) 

みどりのこびとちゃん

なるたるさん、大丈夫ですよ。
新しい曲を聴くのは、無性の喜びです。
紹介してくれなかったら、
「楽園とペリ」やクレンゲルのチェロ協奏曲も
出会わなかったかもしれません。
感謝ですよ。

ただ、最近、忙しくて、音楽をゆっくり聴けないのです。
ちょっとそれだけが、難ですね。

まあ、ゆっくり、いろいろな曲を書いていきますので、
乞うご期待ということで・・・
by みどりのこびとちゃん (2008-11-26 23:50) 

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